ミュージックセキュリティーズは、同社が運営する事業投資型クラウドファンディング「セキュリテ」にて、KF-Worksが手掛ける蜂蜜酒 ミードの醸造事業を支援するファンドの募集を開始しました。
このファンドは、埼玉県秩父郡小鹿野町の廃校を改装した「ディアレットフィールド醸造所」でのミード造りを後押しするもので、集まった資金は主に原料の仕入代として活用されます。
廃校を再生した醸造所で造る、親しみやすい本格ミード
ミードは、蜂蜜・水・酵母のみで造る世界最古の醸造酒で、海外では「ハニーワイン」とも呼ばれています。海外では祝いの席で親しまれてきました。

KF-Worksは、「誰にでも親しみやすい本格ミード」をテーマに、国内外から厳選した蜂蜜を贅沢に使用した酒造りを行っています。1回の仕込み(550~600L)に対し、全体の約40%にあたる約220kgもの蜂蜜を使用。日本酒の杜氏から学んだ技術を活かし、日本酒酵母で丁寧に発酵管理することで、爽やかな甘みと華やかな香り、アルコール度数10%のキレのある後味を実現しています。
醸造の拠点となる「ディアレットフィールド醸造所」は、合角ダムの建設に伴い閉校となった旧倉尾中学校の体育館を改装した施設です。


地域との共創と文化の創造を目指して
KF-Worksがミード醸造を始めたきっかけは、約15年前に同社の工藤社長の妻・エレナさんが福島県の旅館で偶然ミードに出会ったことでした。その芳醇で奥深い味わいに強く惹かれ、「本当においしいミードを自らの手でつくりたい」という想いから、醸造所設立を決意。東京から秩父郡小鹿野町へ移住し、2021年に醸造所を設立しました。
醸造所のある小鹿野町は、「平成の名水百選」に選ばれた毘沙門水(びしゃもんすい)が湧出するなど、良質な水に恵まれた土地です。同社は豊かな自然を活かしながら、地域の養蜂家との連携や、ふるさと納税の返礼品としての展開などを通じて、地域産業との共創にも力を入れています。将来的には、一人でも多くの人にミードを知ってもらい、日本にミード文化を根付かせることを大きな目標としています。
事業を応援するクラウドファンディングの詳細
今回募集が開始されたファンドの概要は以下の通りです。
ファンド名:あなたの一口から広がる ミード酒文化ファンド
募集金額:600万円
一口金額:31,200円(内訳:出資金30,000円、取扱手数料1,200円)
出資者への特典として、1口につき「本ファンド限定のオリジナルブレンドミード 750ml」(送料税込6,000円相当)が1本提供されます。このミードは、創業初期から大切に熟成させてきた複数のミードを贅沢にブレンドした、複雑で厚みのある味わいが特徴の特別な一本です。