寒くなると、ふと「今日は鍋にしようかな」と思い立つこと、ありますよね。具材を切って煮込むだけで完成する手軽さはもちろん、体がじんわり温まる“冬のごちそう”。そんな鍋をもっと美味しくしてくれるのが、お酒との組み合わせです。
ただ、鍋は味の種類が多く、「何を合わせればいいのか意外と迷う…」という声もよく聞きます。そこで今回は、味覚センサーAIに10種類の鍋×10種類のお酒=100通りの組み合わせを分析してもらい、相性の良いペアリングをデータで検証。その結果、鍋に合うお酒選びには“ある共通点”があることが分かりました。
味覚AIが導いた結論:鍋に合うのは“炭酸系のお酒”

味覚センサーAIの結果から見えてきたのは、冬の鍋料理に最も合わせやすいのは炭酸系のお酒だということ。
“うまみ” が強い冬の鍋には、後味を軽やかにリセットしてくれる、
・適度な酸味
・すっきりした苦味
・余韻の軽さ
があるようなお酒を選ぶのが◎!この3つが鍋料理との相性を大きく高めるポイントのようです。特に、ビール・ハイボール・レモン系チューハイの3つは、どんな鍋とも合わせやすい “万能選手”。
さらに、スーパーやコンビニで缶チューハイ(RTD)を選ぶときに迷ったら——
とりあえず「無糖系」を選ぶのが間違いなし!

無糖チューハイは余計な甘さがない分、鍋の旨味やコクを邪魔せず、口の中をすっきり保ってくれます。特に味噌・しょうゆ・キムチ系など、冬に人気の“旨味しっかり系の鍋”との相性は抜群。AI分析でも編集部の体感でも「無糖は本当に万能」という結果になったそうです。
他にも、こんな組み合わせも相性が良いという結果が!この冬に色々と試してみたいですね…
● トマト鍋 × 赤ワイン
トマトの酸味とワインの酸味がきれいに重なり、香りの相性も抜群。
● 豆乳鍋 × グレープフルーツチューハイ
豆乳のまろやかさをグレフルのほろ苦い爽快感が引き締めて、最後までさっぱり。
いつもの鍋にちょい足しアレンジでさらに美味しく!

鍋は“ひと手間”で味の広がりを楽しめる料理。AIの分析とは別に、鍋奉行の安井レイコさんがオススメの食べ方を教えてくださいました。
・味噌鍋 × 納豆・キムチなどの発酵食品
同じ発酵同士でコクが深まる組み合わせ、実は相性抜群なんです。
・味噌鍋 × なめこ
味噌汁の延長線上にある安心のマリアージュですね。
・火鍋 × キノコ・根菜(特にれんこん)
辛味の中に、根菜の食感がアクセント!食べ応えもアップしそう。
・豆乳鍋 × お餅
とろける豆乳×もちもちのお餅。冬の幸福感が詰まった組み合わせ。
個人的には、鍋に入ってるレタスが大好きです…!
編集部の“推し鍋”はコレ!

編集部メンバーのオススメ鍋としてはコスパも最高な「鶏すき鍋」、鶏もも肉とニラをたっぷり入れて、味を気持ち濃いめにして、生卵につけて食べると最高なんです。
そこに合わせるお酒は芋焼酎の炭酸割。芋の華やかな香りがふわっと広がりながら、炭酸が鍋の濃厚さをすっきりまとめてくれる、頼れる1杯です。
この冬は“自分だけの最強ペア”を見つけよう
味覚AIの分析でも、編集部の実体験でも、鍋とお酒の相性には共通の法則(サッパリとした炭酸が合う)があることが分かりました。
とはいえ、最終的に“どれが一番好きか”は人それぞれ。この冬はぜひ、「お気に入りの鍋」と「相性ぴったりのお酒」を探してみてください。
100通りの組み合わせの先に、きっととっておきのペアリングが見つかるはず…!












