いちばん身近な呑み仲間

ワイン好きなら1度は行きたい!おすすめワイン旅行~フランス編~

「ワイン王国」の名で知られているフランス。ワイン好きなら一度は訪れたい「聖地」のひとつですよね。今回はそんなフランスで造られているワインの特徴やフランスで楽しめるワインツアー、ワインイベントについてご紹介します!

お酒を選ぶ ワイン
PR
ワイン好きなら1度は行きたい!おすすめワイン旅行~フランス編~
  • ワイン好きなら1度は行きたい!おすすめワイン旅行~フランス編~
  • ワイン好きなら1度は行きたい!おすすめワイン旅行~フランス編~
  • ワイン好きなら1度は行きたい!おすすめワイン旅行~フランス編~
  • Photo by Bordeauxvineyard@civb
  • ワイン好きなら1度は行きたい!おすすめワイン旅行~フランス編~
  • ワイン好きなら1度は行きたい!おすすめワイン旅行~フランス編~
  • ワイン好きなら1度は行きたい!おすすめワイン旅行~フランス編~
  • ワイン好きなら1度は行きたい!おすすめワイン旅行~フランス編~

「シャンパン」や「ボルドーワイン」の生産地として知られているフランス。ワイン造りに適した気候や土壌に恵まれており、古くから各地方の特色を生かしたワイン造りが盛んに行われています。

この記事では、ワイン好きからも絶大な支持を集めるフランスワインの特徴や代表的なぶどう品種をご紹介。さらには、フランス旅行に訪れた際に参加できるおすすめのワインツアー&ワインイベントをピックアップしてご紹介します。

ワイン好きなら要チェックですよ!!


世界三大生産国!フランスワインの特徴&ぶどう品種

イタリア、スペインと並ぶ「世界三大ワイン生産国」であるフランス。この項目ではそんなフランスワインの特徴について解説します。

フランスワインの産地別特徴

フランスワインは、シャンパーニュ地方をはじめとする12の地方で生産されています。地方別の特徴は以下の通りです。

地方

特徴

シャンパーニュ地方

パリの東側に位置する。冷涼な気候が特徴。保水性が高く、ぶどうの糖分や酸味、香りをバランスよく引き出す「白亜質土壌」を持つ。発泡性ワイン「シャンパン」が有名

アルザス・ロレーヌ地方

ドイツの国境沿いに位置する。ドイツ領だった時期もあるため、ドイツワインによく似ている。酸味とミネラルをしっかりと感じられる爽快な味わいの白ワインが多い。

ブルゴーニュ地方

フランス北東部に位置する。「ワインの王様」ブルゴーニュワインの産地。優美な味わいのワインが多い。丘陵地帯「コート・ドール(黄金の丘)」では、高品質なワインが盛んに造られている。

ボージョレ地方

ブルゴーニュ地方の南に位置する。毎年11月の第3木曜日に解禁される「ボージョレ・ヌーヴォー」の産地として有名。赤ワインには、フレッシュで親しみやすい味わいに仕上がるぶどう品種「ガメイ」が使用されている

ジュラ・サヴォワ地方

スイス国境付近に位置する。淡麗な味わいの白ワインが多い。ぶどうをわらの上で乾燥させてから造る甘口ワイン「ヴァン・ド・パイユ」や、シェリーのような味わいの「ヴァン・ジョーヌ」が有名

ローヌ渓谷地方

ローヌ川流域に位置する。陽光をたっぷり浴びた黒ぶどうで造られたスパイシーかつアルコール度数高めのワインが多い。数年~数十年長期熟成可能なワインも造られている。

プロヴァンス地方・コルシカ島

フランス南部に位置する。日射量が多く、夏場特に気温が高く乾燥しやすい「地中海性気候」。プロヴァンス地方は辛口でフルーティなロゼワインが、コルシカ島ではスパイシーで飲みやすい赤ワインが多く造られている

ラングドック・ルーション地方

プロヴァンスの西側に位置する。元々大量生産ワインが造られていたが、1980年以降高品質なワイン造りが主流に。太陽の光を存分に浴びたぶどうで造られた、フルーティな味わいのワインが多い。

南西地方

フランス南西部一帯を指す。広大で気候や土壌が様々なため、個性豊かな味わいのワインが多い。高品質でリーズナブルなワインの宝庫としても有名。最近は造り手の世代交代に伴い、洗練されたワインが続々と誕生している。

ボルドー地方

南西地方の北に位置する。「ワインの女王」ボルドーワインの産地。複数品種のぶどうをブレンドして造った重厚な味わいの赤ワインが多い。

ロワール渓谷地方

フランス最大の川「ロワール川」に沿って広がる地域。上流が四季の寒暖差が大きい「大陸性気候」、下流が1年を通して温暖で湿度が高い「海洋性気候」のため、ワインの味は多種多様。食事に合わせやすいワインが多い


独自の認証制度を持つ

フランスには「A.O.C(Appellation d’Origine Contrôlée) 」という独自の認証制度があります。日本語訳すると「原産地統制呼称」。産地やぶどうの栽培方法、製法などを厳しく規定した制度で、劣悪なワインが出回ったり、産地の詐称が行われたりしたことが理由に、1935年に制定されました。

2009年以降は、ヨーロッパ全体の作物栽培方法や家畜の飼育方法などを規定する「A.O.P.(Appellation d’Origine Protégée)」の一部となったため、「A.O.P.」と総称されることになりましたが、「A.O.C」の呼称は現在でも使われているのだそう。

生産者の呼び名が地方によって違う

また、生産者の呼び名が地方によって違うのもフランスワインの特徴のひとつ。ワイン好きであれば、ぜひ覚えておきたい呼び名なのでチェックしておきましょう!

■シャトー
主にボルドー地方で使われているワイン生産者の呼び方。フランス語で「お城」や「大邸宅」という意味。ワインの生産や醸造に広大な敷地が必要であることからその名が付けられたのだそう。

■ドメーヌ
主にブルゴーニュ地方で使われている生産者の呼び方。フランス語で「所有地」や「区画」という意味。ブルゴーニュ地方では小規模なワイン造りが盛んなのが由来なのだそう。

■メゾン
シャンパーニュ地方で使われている製造業者・酒販売者の呼び方。フランス語で「家」という意味。シャンパーニュ地方では農業と加工業を分業制にしている場所が多いのが由来なのだそう。

フランス産赤ワインに使用されている代表的なぶどう品種

黒ぶどうを丸ごと使用して造る「赤ワイン」。皮や種に多く含まれている「タンニン」による渋みと、濃い赤色が特徴となっています。

フランス産の赤ワインに使われている、主なぶどう品種は以下の通りです。

品種

特徴

ピノ・ノワール

ブルゴーニュ地方を代表する黒ぶどう。粒が大きく皮が薄い。繊細で病気にかかりやすいため、冷涼な気候での栽培に適している。単一で使われることが多い。ラズベリーやチェリーを思わせる華やかな香り、軽やかな味わい、滑らかな口当たりのワインに仕上がる

カベルネ・ソーヴィニヨン

ボルドー地方が原産地の黒ぶどう。厚めの皮で粒が小さく、種が大きい。世界で最もポピュラーな品種で、地域ごとの個性が出やすい。他の品種とブレンドされることも多い。タンニンが豊富なため、重厚な味わいのワインに仕上がる。香りはブルーベリーやカシスに近い。

メルロー

ボルドー地方が原産地の黒ぶどう。平均的なサイズの粒と、大きな房が特徴。温暖・冷涼、どちらの環境でも栽培可能。カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされることが多い。レッドチェリーやプルーンに似た香りと、程よい渋みが楽しめる。舌ざわりの優しいワインに仕上がる

シラー

コート・デュ・ローヌ地方の北部が原産地の黒ぶどう。紫色に近い色合いと厚い皮、小さな粒が特徴。病害に強く個性的な味わいのため、栽培面積が増えつつある。コショウやチョコレートを彷彿とさせるスパイシーな香りと豊かな果実味、しっかりとした渋みを兼ね備えた力強いワインに仕上がる

フランス産白ワインに使用されている代表的な白ぶどうの品種

種と皮を取り除いた白ぶどうの果汁を使用して造る「白ワイン」。滑らかな飲み心地とフルーティな味わいが特徴となっています。

フランス産の白ワインに使われている、主なぶどう品種は以下の通りです。

品種

特徴

シャルドネ

ブルゴーニュ地方が原産国の白ぶどう。円筒型の房と小さな粒、薄い皮が特徴。環境や醸造方法による個性が出やすい。「白ワインの女王」と呼ばれており、主に辛口の白ワインやシャンパンなどに使用される。冷涼な地域ではレモンやミントを彷彿とさせる香りとキレのある酸味の白ワインに、温暖な地域では酸味控えめで南国風な香りの白ワインに仕上がる

ソーヴィニヨン・ブラン

ボルドー地方が原産国の白ぶどう。小さめの房と粒が特徴。温暖・冷涼どちらの地域でも栽培可能。香りが引き立つ「低温発酵」が採用されることが多い。ボルドー地方ではブレンドしたもの、ロワール渓谷地方では単一品種の白ワインが主流。冷涼な地域では、青々しいフレッシュな酸味と柑橘類を思わせるほろ苦さが楽しめる白ワインに、温暖な地域では、パッションフルーツのような風味の白ワインに仕上がる

リースリング

ドイツのライン川流域が原産地の白ぶどう。小さめの粒と房を持つ。日当たりの強い場所が苦手で冷涼な場所を好むため、栽培が難しい。ハチミツやリンゴを思わせる、繊細な甘い香りが特徴。幅広い白ワインに使用される。癖の無いフルーティな白ワインに仕上がる

フランスでおもいきりワインを楽しむ旅!旅行プランのモデルケースを紹介

ワイン好きなら、この記事でますますフランスワインに興味が湧いたはず!世界的に旅行のムーブメントが戻ってきた今、フランスワインの名産地を巡る旅に出てみませんか?

交通の便も限られるため、個人でワイナリーを訪れるのは難しいですが、ツアーを利用すればパリやランスなどからの訪問が可能ですよ!

ボルドー メドック地区&サン・テミリオン地区 2つのシャトーを巡るツアー

高級ワインの名産地「メドック地区」と、ふくらみがあるまろやかな味わいのワインが有名な「サン・テミリオン地区」で、シャトー見学&ワインの試飲が体験できるツアーです。

町全体が世界遺産に登録されている「サン・テミリオン地区」では自由時間あり!博識なガイドさんによる丁寧な説明が受けられるため、ワインにあまり詳しくない方でも楽しめますよ。

ツアー詳細

所要時間

8.5時間

実施日

日・月・水・金

ガイド言語

日本語

予算

EUR 190.00~

詳細URL

ボルドー メドック地区&サン・テミリオン地区を巡るツアー

シャンパーニュ地方 日本人ソムリエガイドと行く2軒のRMシャンパーニュメゾン(自家栽培醸造家)訪問 プライベートツアー

専用車でソムリエガイドと共に、シャンパーニュ地方のメゾン2軒を巡るツアーです。希望者にはシャンパーニュの基礎知識が身につく約15分の無料ミニレッスンも追加可能!

8名まで参加可能で、人数が多いほど料金がお得になるのが特徴。ワイン好きを集めてグループ旅行も楽しそうですよね!

ツアー詳細

所要時間

8時間

実施日

土・日

ガイド言語

日本語

予算

EUR 250.00~

詳細URL

シャンパーニュ地方 日本人ソムリエガイドと行くプライベートツアー

【貸切】ブルゴーニュ地方 ワイナリー&ワインの名所を巡るセミオーダーツアー

ブルゴーニュ地方のワインスポットを巡るセミオーダーツアーです。ワイナリー見学やクロ・ド・ヴージョ城見学などの6種類のアクティビティの中から、好きなものを2つ選択可能。

食事はナポレオンが愛飲した「シャンベルタン」の生産地ジュヴレ・シャンベルタン村の老舗ワイナリー「ドメーヌ・トラペ」をはじめとする、3ワイナリーの中から選んだお好みの場所で、テイスティングランチが楽しめるのだそう。

ツアー詳細

所要時間

8時間

実施日

月・火・水・木・金・土

ガイド言語

日本語

予算

EUR 140.00

詳細URL

【貸切】ブルゴーニュ地方 ワイナリー&ワインの名所を巡るセミオーダーツアー

アルザス地方 3軒のワイナリーを巡る1日観光ツアー

アルザス地方の3ワイナリーを訪れ、香り豊かなアルザスワイン20種類前後を試飲できるツアーです。訪問するのはフランスで最も美しい村に認定されている「ミッテルベルグハイム」やアルザス屈指の規模を誇るぶどう畑を持つ「フランクシュタイン」などにあるワイナリー(訪問箇所は日時によって変更あり)。

道中、車窓から見える美しいぶどう畑「アルザス・ワイン街道」にも注目です!

ツアー詳細

所要時間

8.5時間

実施日

月・水・木・土

ガイド言語

英語

予算

EUR 160.00~

詳細URL

アルザス地方 3軒のワイナリーを巡る1日観光ツアー

世界遺産ポン・デュ・ガールとローヌ地方ワインツアー シャトーヌフ・デュ・パプ&タヴェル

ロゼワインの名産地「タヴェル」と、南フランス最大のワイン産地「シャトーヌフ・デュ・パプ」を訪れるツアーです。世界遺産に認定されている水道橋「ポン・デュ・ガール」観光付き!

ワイナリーでは、テロワールの違いをしっかりと感じられるワインの試飲が楽しめます。

ツアー詳細

所要時間

5時間

実施日

毎日

ガイド言語

日本語(英語ガイドになる場合もあります)

予算

EUR 75.00

詳細URL

世界遺産ポン・デュ・ガールとローヌ地方ワインツアー

フランスのワインツアーの予約はこちら

いくならこの時期がいいかも!?フランスのおすすめワインイベント

Photo by Bordeauxvineyard@civb

ワイン王国のフランスでは、各地で魅力的なワインイベントが開催されています。ワインの試飲や飲み比べはもちろん、パレードやマラソンが同時開催されるものまで盛りだくさん!フランスワイン好きの方は、ぜひチェックしてみてください!

サン・ヴァンサン祭り(1月)

毎年1月の最終週、ブルゴーニュ地方で開催されている「サン・ヴァンサン祭り」。ぶどうの守護聖人「サン・ヴァンサン」へ感謝の気持ちを伝えるために、1930年代から行われているお祭りとなっています。

開催場所は地方内の村で持ち回りになっているため、同じ村が当番になるのは20年以上に1度ほど。毎年違った魅力が感じられるのが醍醐味となっています。

当日はワインのテイスティングやブルゴーニュ地方名産のエスカルゴをはじめとする郷土料理の屋台などのグルメを満喫できるだけではなく、中世の衣装をまとった人々によりパレードなどが楽しめますよ。

ボルドーワインフェスティバル(6月)

2年に一度、6月にボルドー市街で4日間開催される「ボルドーワインフェスティバル」。ヨーロッパ最大のワインフェスティバルとなっています。

開催場所はユネスコ世界遺産にも認定されている「ボルドー歴史地区」と「ガロンヌ河岸」。テイスティング・パスを購入すれば、ワイン街道でボルドーワインのテイスティングが楽しめます。約2Kmにも及ぶワイン街道に並ぶパビリオンは圧巻です!

またコンサートや花火、展覧会なども同時開催!美しい街並みとボルドーワインを優雅に堪能できるイベントとなっています。

ボルドーワインフェスティバルの公式サイトはこちら。

シャンパン街道祭り(7・8月)

毎年7~8月、シャンパーニュ地方で開催されている「シャンパン街道祭り」。きめ細かい泡が特徴のシャンパーニュをゴクリと飲んで喉を潤せる、暑い時期にぴったりのお祭りとなっています。

開催場所はシャンパーニュ地方南部オーブ県の村で持ち回りに。会場では各年の年号や開始場所が入った特製グラスで、本場シャンパンをテイスティングできるのだそう。ちなみにグラスは持ち帰り可能なんですって!

2023年度のツアー予約はこちら

メドックマラソン(9月)

毎年9月上旬にボルドー地方で開催される「メドックマラソン」年ごとのテーマに沿った仮装をし、ワインを飲みながら42.195㎞の距離を走るというユニークなイベントです。

開催場所はボルドー地方のメドック地区。参加者は走りながら、20カ所以上に陳列されたワインやチーズを楽しめるのだそう。

タイムを競い合うランナーはほんの一握りで、制限時間内でいかにワインを楽しむかという人が大半。途中から歩くのもOKなので、走るのが苦手な人でも気軽に参加できますよ。

2023年度のツアー予約はこちら

ボーヌ栄光の3日間

毎年11月の第3週末、ブルゴーニュ地方で開催される「ボーヌ栄光の3日間」。開催場所は「ワインの首都ボーヌ」。ロマネ・コンティやムルソーなど、名だたる名ワインを生み出しているワイン好きであれば1度は訪れたい街です。

このイベントは、屋台やハーフマラソンなど、多種多様な催しが同時開催されるのが特徴。ワイン以外のコンテンツも充実しているので、旅の目的地としてもぴったりですよね!

メインイベントはチャリティーワインオークション「オスピス・ド・ボーヌ」。世界各国のワイン好きが集まるオークションで、その年に造られたワインの試飲も楽しめます。

フランスのワインツアーの予約はこちら

ワイン好きなら1度は訪れたい!ワインの聖地フランスに行ってみない?

「世界三大ワイン生産国」や「ワイン王国」の名で知られているフランス。気候や土壌に恵まれた国内では、それぞれの地方が持つ個性を生かした魅力的なワインが製造されています。

また各地方では、その土地ならではのツアーやイベントを定期開催。参加すればワインのテイスティングや美しい街並みの見学など、そこでしか味わえない体験ができますよ!

交通の便があまり良くない場所でも、ツアーを申し込めば、パリやランスなどから気軽に各イベントやワイナリーを訪問可能!日本語ガイドやソムリエが同行するものも多いので、海外旅行が初めての方やワインにあまり詳しくない方でも楽しめますよ。

気になるワインやイベントやツアーを見つけた方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

フランスのワインツアーが充実している、「VELTRA」もチェックしてみてくださいね!

フランスのワインツアーの予約はこちら
《nomooo》

編集部おすすめの記事

特集

page top