Asobicaは、本格焼酎メーカーの濵田酒造が、同社のホンネデータプラットフォーム「coorum(コーラム)※」を導入し、新たなオンラインコミュニティ「だいやめ横丁」を開設したことを発表しました。
※顧客の「本音」であるゼロパーティーデータを幅広く収集・活用し、顧客体験(CX)の向上を目指すプラットフォームです。

ブランド横断のファン育成を目指す背景
本格焼酎メーカーである濵田酒造は、近年の少子高齢化や物価高といった市場環境の変化を受け、事業成長のための新たな施策を模索していました。これまでも、本格芋焼酎「海童」のファンコミュニティ「海童ファン蔵部」を通じて顧客理解を深める取り組みを行ってきましたが、特定のブランドにとどまらず、企業全体のファンを育成することや、ブランドを横断した体験設計に課題を抱えていました。
そこで、単なる情報発信の場に留まらず、中長期的な視点でファンを育成できる、信頼性と心理的安全性が確保された交流型のコミュニケーションメディアが必要という判断に。こうした背景から、オンラインコミュニティ「だいやめ横丁」を開設し、その基盤として「coorum」の導入が決定されました。
顧客の"本音"を捉える「coorum」導入の理由
濵田酒造が「coorum」を選定した理由は、主に3点あります。
顧客との双方向コミュニケーションの強化
掲示板機能などを中心に、ファン同士や企業との活発な交流を促進することで、同社が目指す「ファンとの共創」を実現するプラットフォームとして評価されました。
顧客の声の可視化と活用
「coorum」では、コミュニティ内での投稿やアンケートを通じて得られる定性データを可視化・分析できます。これによりファンの本音を正確に把握し、その声を起点とした社内の意思決定や施策立案に繋げます。
LINEとのSSO(シングルサインオン)対応
既存会員とコミュニティをスムーズに連携させることで、ユーザーの利便性を向上させるとともに、企業としての顧客接点を強化し、顧客インサイトの理解を深めることが可能になります。
焼酎ファンが集う新たな交流の場「だいやめ横丁」
新たに開設された「だいやめ横丁」は、「新たな一杯、焼酎の『わくわく』で、みんなと繋がる。」をコンセプトにしたオンラインコミュニティです。コミュニティ名は、「晩酌して疲れを癒す」という意味を持つ鹿児島の食文化「だいやめ」に由来しており、人々が集い明日への英気を養う場にしたいという想いが込められています。

コミュニティ内には、鹿児島弁で「飲み会」を意味するフリートークの場「のんかたの場」が設けられ、「#今日の一杯」や「#おつまみ研究部」といったテーマで自由に投稿し、交流することができます。
また、濵田酒造の焼酎が飲める店や買える店を共有する機能もあり、焼酎を通じた多様なコミュニケーションが生まれる場となることが期待されます。




