東京工科大学デザイン学部は、羽田麦酒と連携した実践的教育プログラムの一環として、学生発案による蒲田発のオリジナルクラフトビール「包(ほう)」を共同開発しました。2025年9月24日(水)より、同社運営のオンラインショップおよび都内レストランにて数量限定で販売されます。
地域密着型の実践的デザイン教育プログラム
この取り組みは、地域の魅力の抽出からコンセプト立案、製造、商品化、宣伝、販売までのプロセスを体験的かつ実践的に学ぶデザイン教育プログラムです。
4月から6月にかけて同学部3年生の有志45名が参加し、大田区内のクラフトブルワリー3社との連携のもと、12チームによる「新商品開発コンペ」を開催。学生チームは、蒲田の街中をリサーチする中で、多国籍料理店などが並ぶ繁華街から昔ながらの銭湯まで一見混沌としたイメージの中にも、国籍や世代、暮らしを問わず多様な人々や文化を温かく受け入れる土地柄の「包容力」というテーマに着目しました。

こだわりの製法と味わいの特徴
商品は、上面発酵製法を用いた琥珀色のアンバーエールで、麦芽の甘みと鰹節・昆布・椎茸で取った出汁の旨味がじんわりと広がる、苦みを包み込むようなまろやかな仕上がりとなっています。また飲む温度によっても香りの変化を感じることができるほか、炭酸は中程度の細かな泡に調整することで優しい飲み心地も追求しました。
パッケージなどのデザインは、丸みを帯びた「包」のロゴと、出汁の効いた豊かな味と多様な個性が混じる街のイメージをグラデーションで表現しています。
学生たちの想いを込めた商品開発
開発に参加した学生チーム(デザイン学部3年 木原あかり氏、大竹紀愛氏、狩野遥氏)は「約3ヶ月の制作期間を経て、企画・デザイン・味作りまでを行い、クラフトビール『包』が誕生しました。蒲田の街に息づく『包容力』をテーマに、何度も議論や試作を重ね、想いをデザインや味わいに込めました」とコメントしています。

「包」の商品概要
商品名: 包(ほう)
名 称:ビール
原材料:麦芽(イギリス製造・ドイツ製造・その他)、出汁(鰹・昆布・椎茸)、ホップ、はちみつ
内容量:330ml
アルコール度数:5%
製造者:株式会社羽田麦酒 羽田ブルワリー(東京都大田区多摩川1-23-12)
価 格:770円(税込)
※ビール単体価格
※オンライン販売限定のオリジナル風呂敷は、ビールとセットまたは単品にて購入可能です。
羽田麦酒のオンラインショップ「HANEDA BREWERY ONLINE SHOP」および「brew lounge 市ケ谷」で販売されます。