長浜浪漫ビール株式会社が運営する長濱蒸溜所は、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2025において、洋酒部門の特別賞である「ツーリズム賞」を受賞したと発表しました。
日本最小規模の蒸溜所として独自の価値を提供
長濱蒸溜所は2016年より滋賀県長浜市の琵琶湖畔でウイスキーの生産を開始した、日本で最小規模の蒸溜所です。シングルモルトの他に海外原酒の熟成・ブレンドも行っており、厳しい寒暖差のある長浜で創意工夫を重ねながらウイスキー造りを行っています。
観光振興への貢献が評価されツーリズム賞を受賞
ツーリズム賞は、ウイスキー蒸溜所を通じた観光振興や文化交流、地域活性への貢献が顕著な施設に贈られる栄誉ある賞です。長濱蒸溜所では「ウイスキーを体験する」をテーマに、観光資源としての蒸溜所の魅力を発信するため、独自性の高い取り組みを展開。単なる見学施設にとどまらず「五感で学ぶ蒸溜所」として、訪れる人々に価値提供を行っています。
体験型プログラムを多数展開
同蒸溜所では、これまでに以下のような体験型プログラムを実施しています。
・蒸溜体験ツアー
ポットスチルを用いた蒸溜工程を実際に体験できるプログラムを全91回開催し、延べ500名が参加しました。
・オリジナルボトル製作体験
ブレンドからラベルデザインまでを手がけ、参加者だけのオリジナルボトルを作成するプログラムに延べ144名が参加しています。
・カスクブレンド体験
異なる樽で熟成されたウイスキー原酒をブレンドして理想の味わいを追求する体験型プログラムを実施。第1回は46名が参加し、第2回は60名の参加を見込んでいます。

地域一体型イベントで参加者が年々増加
地域一体型イベント「長濱フェス」では、見学やセミナーをはじめとする体験型企画を多数開催。第1回は約300名、第2回は約500名、第3回は約800名と、回を重ねるごとに参加者が増加しており、地域の観光振興に大きく貢献しています。