極端な天候の元で育ったブドウを使用した「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」が2023年3月より発売

MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社が取り扱うシャンパンブランド「ドン ペリニヨン」より、「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」が、3月より全国の百貨店で順次発売となります。

「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」とは？

「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」は、大雨や日照りが交互に続いた2013年に仕込まれたシャンパンとなります。約10年間熟成させることによって、ミントやユーカリを思わせる植物系の香りと甘酸っぱい柑橘系の香り、コショウやカルダモンのようなスパイシーな香りが合わさった複雑なアロマと優美な味わい、クリアな後味に仕上げられているのだそう。

天候がワインのテロワールに及ぼした影響

悪天と好天が交互に続いた2013年にブドウ畑が受けた影響は、地域によって様々。

水はけが良く保水性が高い「石灰質土壌」であったシャンパーニュ地方のブドウ畑は、土が緩衝材（かんしょうざい）として作用。ドン ペリニヨンが保有する「ラン・クリュ」「プルミエ・クリュ」のブドウ畑もその恩恵を受け、奇跡的に天候の影響を受けなかったといわれています。

好影響を受けたのがコート・デ・ブラン地区のシャルドネ。2013年の天候によって、果実の瑞々しさや優美さが最大限に引き立てられ、高品質なブドウが完成しました。

繊細な影響を受けたのがモンターニュ・ド・ランス地区のピノ・ノワール。力強さと穏やかな酸味が共生する味わい仕上がったブドウは、アッサンブラージュ（ワインの原酒を混ぜ合わせること）の際に、荘厳な味わいをもたらしたのだといいます。

原料には遅摘みのブドウを使用

「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」で使用されているブドウは、2013年の冬と春に降り続いた過剰な雨により、生育が2週間も遅れたのだそう。

以後気温が高く乾燥した夏がやってきたり再び大雨に見舞われたりもましたが、ブドウは奇跡的に健康な状態で発育。その後通常よりも遅摘みの9月28日～10月15日にかけて収穫されました。

時の流れによって生み出された優美な味わい

激しい気候の中で育ったブドウを10年間熟成させることで、酸味とふくよかさという相対的な要素が融合した優美な味わいに仕上げられた「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」。3月以降全国の百貨店で順次発売されるため、時の流れが生み出した芸術的な味わいを楽しみたい方は、ぜひ購入してみて下さいね。

「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」詳細情報

ドン ペリニヨン

世界最高のワインを造るため、「MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社」が1743年に設立したフランスの高級シャンパンブランド。名前はシャンパンを初めて造ったと言われている修道士ドン・ピエール・ペリニヨン氏に由来している。

高品質なブドウのみを使用してワイン造りを行っているのが特徴。日本では「ドンペリ」と呼ばれることが多い。

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