TOP / お酒を選ぶ / 日本酒 / 酒弁vol.1:深夜帰宅スグ酒の鉄板「オリジン弁当の明太のり弁」は最高のつまみ盛り合わせ

お気に入りのお店でワイワイ楽しむお酒、1人でしっぽり楽しむお酒......。シーンによってお酒の楽しみ方は変わっていくもの。コロナ禍においては、テイクアウトやデリバリーの需要が増し、これまで食べたことのないようなお店のグルメを自宅でも気軽に楽しめるようになりました。

だからこそ、美味しいグルメで家飲みを楽しんでみたいと思いませんか?「酒弁」は、その名の通り「弁当×お酒」をテーマに色んなテイクアウトフードや、お弁当をつまみにお酒を楽しもうという飲兵衛の探究心を満たす連載。

「人にはわからないかもしれないけど〇〇とお酒の相性がたまらない」「たまたま合わせた〇〇とビールのセットが最高だった」

飲兵衛ライター・ふくいが、あなたも実践できる最高の「酒弁」を探して街を彷徨います。

ライタープロフィール

ふくい:兵庫県出身。コの字酒場大好き、老舗の塩対応にグッとくるライター。 下町に暮らし、商店街で酒を飲む毎日。

酒弁vol.1:オリジン弁当「明太のり弁」

新幹線で弁当を食べる機会が減った。あの不思議に酔っ払う空間が好きだったのだ。オリジン弁当の明太のり弁を食べていると、ふわりとそのことを思い出した。東京都内には美味しい弁当店やテイクアウトできる飲食店がたくさんある。宅飲みとも一味違う、弁当×酒の楽しみ方を指南しよう。

缶ビールは、新幹線で弁当とともに飲むに限る

駅弁

新幹線の中で食べる弁当が好きだ。

横浜駅で買う崎陽軒のシウマイ弁当、東京駅の駅弁屋で買うチキン弁当、品川駅で買うサンドイッチ。弁当は決して特別なものでなく、いつも通りのものがギュッと箱に詰まっているだけで、子供のころの遠足のようなときめきが湧き上がり、遠くへ出かける高揚感に拍車がかかる。

もちろん隣には、缶ビールのロング缶が一本。ただただ冷えていればいい。プシュッとプルタブから泡が吹き出し、弁当のおかずをつまみに飲み進めれば、遠くへ出かける旅先でも自宅でもない、自分だけの場所が現れる。

今は新幹線には乗れないけれど、弁当と酒を味わえば、そんな空間が蘇ってくる。

“晩ご飯難民”も“晩酌難民”も救う。「オリジン弁当」は酒飲みにとってのオアシス

「金曜日」の文字もチラつかない、週の前半ど平日の22時ごろ。最寄駅に到着して、晩ご飯難民になったことに絶望する。そう、どこの飲食店も20時には閉まっているのだ。

たぶん、コンビニは100周しても食べたいものが見つからないし、デリバリーアプリを立ち上げても100回スワイプして終わってしまう。こうなれば、あそこに頼るしかない。

オリジン弁当だ。

オリジン弁当「明太のり弁(342円/税込)」

オリジン弁当は1994年に誕生し、同じ弁当を提供するキッチンオリジンを含めると、いまや都内で200店舗を展開している。

その中でも不動の地位を確立しているのが、のり弁のスタンダードを体現した「タルタルのり弁当」だ。オリジン弁当ののり弁たちは、のり弁界のトップに君臨していると言っても過言ではない。お財布に優しく、庶民の味方たる地位を忘れず、仁王立ちで構えているのが目に浮かぶようだ。

今回購入したのは、この「タルタルのり弁当」のご飯に明太子がプラスされた「タルタルのり弁当(のり明太)」である。明太子をつけても342円!

弁当と缶ビールを合わせても、500円ちょっとでおさまる価格設定だ。オリジン弁当は注文してから揚げものを作ってくれるので、家へ着いても弁当がまだホカホカなのも嬉しい。

おかずは、ちくわの磯辺揚げに白身魚のフライが2つ、きんぴらごぼう。奇をてらわないおかず構成で、一面に茶色い世界が広がる。そのくせ、付属のタルタルソースと醤油でおめかしすれば、なんだか色っぽい。

弁当に向かってエロカメラマンのごとく「いいねぇ〜」と言葉をかけてしまうほどに。醤油は少しくらいかけすぎても大丈夫。土台の海苔とご飯がキャッチして、それもまたうまいから。

のり弁=最高のつまみの盛り合わせ

普段は無心にビールと揚げものを胃におさめるのだが、わかりやすいように小皿に盛り直してみた。こうしてみると、完全に酒のつまみとしか思えない。

物足りなくもなく、やりすぎでもない。ちょうどいいバランスを3品で作り上げているのだ。

サクサクの白身フライは、やわらかで淡白な味わい。ビールで追いかけて、味の濃ゆいきんぴらごぼうで変化を持たせる。

揚げものに甘じょっぱい味付けのおかずのコンビは、わんぱくにも思えるが、どれも和惣菜のニュアンスをもっていて少し懐かしさを覚える

磯辺揚げをいただけば、青海苔の香りをふわりとして、余韻に浸りながらビールをゴクリ。

狭い弁当箱の中にこそ、酒飲みのロマンが詰まっている

明太子にたどり着いたら、タルタルに少し明太子を混ぜる。残しておいたフライと一緒に食べるとビールがさらに進むのだ。庶民のツボをしとめるオリジンの企業努力に思いを馳せながら、この弁当にはやはり高い日本酒やクラフトビールではなく、いつものカップ酒や缶ビールが似合うと再確認する。

ビールとともにおかずを食べきるもよし、ご飯とバランスよく食べ進めるもよし。食べ方は個人の自由だが、私の場合はビールとともにおかずを7割くらい食べきってからご飯をいただく。明太子ご飯は余ったら、お茶漬けにして食べるのもいい。

ご飯におかかののった「タルタルのり弁当(のりおかか)」も捨てがたいのだが、タルタルソースのマッチとお茶漬けのために、ついつい「タルタルのり弁当(のり明太)」を選んでしまうのだ。

この狭い弁当箱の中でいくつもの選択肢があり、深い懐で酒に寄り添ってくれる。オリジン弁当ののり弁の安定感、素晴らしい……などと考えていたら、すっかりお疲れモードの心が回復してきた。弁当がもっと酒を飲めと語りかけてきたら、酔っ払ってきた証拠。夜ももう遅いから、お風呂に入ってもう寝るとしようか。

オリジン弁当は、日本の“晩ご飯難民”を救う救世主。

あなたの街にもきっとある。夜の1人酒のお供選びに困ったときは、あのピンク色に輝く看板を目指して足を進めてみてはいかがだろうか。

オリジン弁当の公式HPはコチラ

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