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【2023年度版】ソムリエが教える!人気のおすすめフルボディ赤ワインランキングTop10

ワイン好きの方の中でも、特に好みの人が多いのが「フルボディ」のワイン。 食事との相性も良く、飲みごたえがあることから多くの愛好家に愛されているタイプのワインです。 お店でならソムリエに聞けばなんとなく美味しいワインを選べ …

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ワイン好きの方の中でも、特に好みの人が多いのが「フルボディ」のワイン。

食事との相性も良く、飲みごたえがあることから多くの愛好家に愛されているタイプのワインです。

お店でならソムリエに聞けばなんとなく美味しいワインを選べるけど、自宅でも美味しいワインを飲みたいですよね!そんな方に向けて、ここではワインエキスパートの私が厳選するおすすめの人気フルボディワインをランキング形式でご紹介いたします!

「フルボディ」のワインってどんなワイン?

赤ワイン

赤ワインの味わいは、基本的に「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」の3つに分類されています。

「フルボディ」とは、香りが豊かで渋みも強く、最も濃厚でしっかりとした味わいの赤ワインのこと。一方、「ライトボディ」は渋みが少なく最も軽やかなタイプの赤ワイン、「ミディアムボディ」は「フルボディ」と「ライトボディ」の中間的な味わいの赤ワインです。

「フルボディ」の赤ワインには、タンニンという成分が多く含まれています。タンニンはブドウの種に多く含まれるポリフェノール化合物で、これがワインの渋さになっているのです。

赤ワイン用のブドウ品種のなかでも、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーといった品種には特にタンニンが多く含まれているため、これらのブドウ品種から造られたワインには「フルボディ」のものが多くあります。

フルボディの赤ワインの産地ごとの特徴


フランス

フランスを代表するフルボディの赤ワインの産地がボルドーです。

ボルドーでは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどの複数の品種のブドウをブレンドしてワインを造ります。ボルドーの赤ワインには力強さとしっかりとした渋みがありますが、熟成させるにつれ落ち着いた味わいに変化するのも特徴です。

ボルドーのほかにも、ローヌ地方をはじめとする南フランスでも、シラーやグルナッシュ、マルベックなどの品種から濃厚な味わいのワインが生産されています。

イタリア

イタリアでは、国内全土でワイン造りがおこなわれており、各地でフルボディの力強い赤ワインが生み出されています。

その中でも特に有名なのが「バローロ」。アルプス山脈のふもとに位置するピエモンテ州で、ネッビオーロというブドウ品種から造られており、出荷までに38か月以上の熟成期間を要し、その深みのある複雑な味わいから、「イタリアワインの王」とも呼ばれています。

オーストラリア

コストパフォーマンスの高いワインの産地として注目を集めるオーストラリア。

多彩なワインが生み出される中で、フルボディの赤ワインを代表するのがシラーズというブドウ品種のワイン。濃厚な果実味と豊かなタンニンに加え、スパイシーな風味を持つのがこのワインの特徴です。

プロが選んだ!おすすめのフルボディの赤ワイン

10位 マルケス・デ・リスカル ティント・レセルバ


マルケス・デ・リスカル社は1858年にスペインを代表する銘醸地であるリオハに設立されたワイナリーです。創立者のリスカル侯爵は、ボルドーに留学後、リオハにボルドー式の醸造方法を伝えた人物としても知られています。

同社が手掛ける『ティント・レセルバ』は、合計36か月以上の樽熟成と瓶熟成を経た「レセルバ」というクラスのワインです。テンプラニーリョというブドウ品種を主体としており、濃厚な果実の香りに加え、オーク樽に由来するバニラの香りが感じられ、適度なタンニンが後味となって長く口の中に残ります。

なお、ボトルに螺旋状に巻かれた針金には、「高品質ワイン」として他のワインと一線を画す意味があるそうです。

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9位 ロバート・モンダヴィ・ワイナリー プライベート・セレクション カベルネ・ソーヴィニョン

ロバート・モンダヴィ・ワイナリーは「近代カリフォルニアワインの父」と呼ばれるロバート・モンダヴィによって、1966年にカリフォルニア州ナパ・ヴァレーのオークヴィルに設立されました。

同社の『プライベート・セレクション』は、大切な人とのプライベートな時間を豊かに過ごすことをコンセプトとしたブランドです。

その中でもおすすめのフルボディの1本が、こちらの『カベルネ・ソーヴィニヨン』。

ブラックチェリーやブラックベリーなどの黒系果実の香りに、熟した果実味、適度な酸味とソフトなタンニンが心地よく調和し、しっかりとした濃厚な味わいが楽しめます。

8位 E.ギガル クローズ・エルミタージュ ルージュ

E.ギガル社は1946年にフランスのローヌ地方に創業した、北部ローヌ有数のワイナリーのひとつ。ローヌ地方は、フランス南西部に位置し、シラーやグルナッシュといったブドウ品種から力強い赤ワインが生産される産地です。

こちらの『クローズ・エルミタージュ ルージュ』は、ローヌ地方北部のエルミタージュの丘を取り囲むクローズ・エルミタージュという地区で、シラーというブドウ品種から造られています。

平均樹齢35年のブドウを使用しており、凝縮された果実味と力強い味わいが特徴的。

骨格のしっかりとした気品にあふれる1本で、お肉がメインのちょっとリッチなディナーのお供にはうってつけです。

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7位 ボデカス・カテナ・サパータ カテナ マルベック 2017


ボデカス・カテナ・サパータはイタリアからアルゼンチンに渡ったニコラ・カテナ氏によって、1902年にメンドーサ州に設立されたワイナリーです。メンドーサ州はブドウ栽培に適した気候風土に恵まれており、アルゼンチンワインの主要産地となっています。

ボデカス・カテナ・サパータの手掛ける『カテナ マルベック』は、フランス南西部を原産とし、濃厚な色調と味わいのワインを生み出すマルベックという品種のブドウから造られたワインです。

こちらのワインにもマルベックの特徴がよく現れており、熟した黒い果実やコーヒー、カカオなどの複雑な香りに、豊かな果実味となめらかなタンニンが調和。フルボディでありながらも洗練された味わいのため、ワイン好きの方に特におすすめです。

6位 ヴィーニャ・コノスル コノスル シングルヴィンヤード カルメネール

ヴィーニャ・コノスルは1993年の設立後、わずか十数年のうちに、チリ第2位の輸出量を誇るまでの大ブランドに成長したワイナリーです。

さまざまなワインのラインナップを誇る同社のワインの中でも、おすすめのフルボディが『コノスル シングルヴィンヤード カルメネール』です。

カルメネールはフランスのボルドーを原産とするブドウ品種で、熟した果実の香りに、凝縮した果実味と丸みのあるタンニンが感じられるワインを生み出します。

こちらのワインにはカルメネールの特徴や魅力がよく現れており、手頃な価格ながら、本格的なフルボディの味わいが楽しめる1本です。

5位 マーレ・マンニュム マンモス・ジンファンデル

マーレ・マンニュム社は、イタリアでリーズナブルな価格の高品質なワインを造ることを目指しているワイナリーです。

同社のラインナップの中でも、特におすすめのフルボディの1本が、こちらの『マンモス・ジンファンデル』。ラベルに描かれたマンモスもインパクト抜群です。

産地はイタリア南東端に位置するプーリア州。その温暖な気候のもとで育まれた、ジンファンデル(プリミティーヴォ)という品種のブドウから造られたワインです。

アルコール度数も14.5%とやや高めで、オークの新樽で8ヵ月熟成させており、芳醇な果実の香りに、豊満で力強い味わいが特徴的。

バーベキューや焼き肉など、家族や仲間たちでわいわいとお肉を楽しみたいときのお供にぴったりな1本です。

4位 ニール・エリス パンゴリン・カベルネ・ソーヴィニヨン

ニール・エリス社は、南アフリカでも特にコストパフォーマンスが高いワインを造ることで有名なワイナリーです。その若手オーナーであるホセ・コンデ氏と、ジューステンバーグというワイナリーのジョイントによって生まれたのが、『パンゴリン』シリーズです。

その中でも『パンゴリン・カベルネ・ソーヴィニヨン』は、フルボディの赤ワインを生み出す代表的なブドウ品種、カベルネ・ソーヴィニヨンから造られています。

芳醇な果実の香りに、カカオやスパイスなどの香りが加わった奥深い香り、凝縮された果実味となめらかなタンニンが特徴的。

価格も手ごろで、なおかつ飽きのこないおいしさのため、毎日の食卓を彩るデイリーワインにもピッタリの1本です。

3位 バートン・ヴィンヤーズ メタル ザ・ブラック シラーズ

バートン・ヴィンヤーズは、オーストラリアで本格的なワインを親しみやすい価格で提供していることから、注目を集めるワイナリーです。

そのなかでもフルボディのおすすめの1本が、ひときわスタイリッシュなボトルデザインが目を引く『メタル ザ・ブラック シラーズ』。

オーストラリアの一大ワイン産地、南オーストラリア州で栽培されたシラーズから造られたワインで、プラムや乾燥イチジク、コーヒーなどを連想させる複雑なアロマを放ちます。

凝縮した果実味としっかりとしたタンニンが感じられる奥行のある濃厚な味わいで、とても1,000円台のワインとは思えないような本格派。

何度でもリピートしたい、まさに掘り出しワインです。

2位 バローロ ドメニコ・クレリコ 2015

イタリアの北西部、ピエモンテ州でネッビオーロという品種のブドウから造られるバローロ。「イタリアワインの王」とも呼ばれ、イタリアを代表する高級赤ワインとしても知られています。

そんなバローロの生産者のなかでも、ドメニコ・クレリコはモダンなスタイルなバローロを造る生産者たちを総称した「バローロ・ボーイズ」のトップ生産者のひとりで、偉大なバローロの生産者として位置づけられる生産者です。

そんなドメニコ・クレリコが手掛けるバローロは、チェリーやプラムなどの果実の香りに、タバコや革、スパイスの香りが加わり、厳格なタンニンを備えた力強い味わいが特徴的。

ゴージャスなフルボディで、ブランド牛や黒トリュフなどの高級食材と合わせたい1本です。

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1位 レ・フィエフ・ド・ラグランジュ

『レ・フィエフ・ド・ラグランジュ』は、フランス屈指の銘醸地であるボルドーのメドック地区の格付けにおいて、第3級に格付けされる『シャトー・ラグランジュ』のセカンドラベルです。

セカンドとはいえ、その品質基準は非常に高く、十分に他の格付けシャトーに匹敵するクオリティーと言えます。

ブドウ品種はカベルネ・ソーヴィニヨン主体。カシスやブラックベリー、スパイス、タバコ、チョコレートなどの複雑な香りに、凝縮された果実味となめらかなタンニンが見事な調和を見せます。

まさに特別な日のディナーを彩るのにピッタリな、ラグジュアリーな1本です。

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さまざまな国や地域のフルボディの赤ワインを楽しもう

フルボディの赤ワイン

今回ご紹介したように、さまざまな国や地域で、あらゆる特徴や個性を持つフルボディの赤ワインが造られています。

また、フルボディの赤ワインというと「高級」というイメージが抱かれがちではありますが、実はリーズナブルなものも数多くあるのです。

ぜひこの記事を参考にしていただき、国や地域ごとに異なる個性を感じながら、フルボディの赤ワインを楽しんでくださいね。

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《石関華子》

石関華子

埼玉県出身、高知県在住。一児の母。 ㈱三越(現:㈱三越伊勢丹)日本橋本店の洋酒担当を経て、2016年、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの資格を取得。 現在は高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけている。 2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。

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