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2018.12.25
スピリッツ・リキュール

"オーガニック"と"最新技術"が造り出すクラフトジン!「コーヴァル」の魅力に迫る

近年注目のクラフト産業。ブームを牽引するアメリカでの勢いを伺い知れますね。

さて今回は、そんなクラフト蒸留所の先駆け的存在「KOVAL(コーヴァル)」をピックアップ。
アメリカ・シカゴで禁酒法時代以降、約80年ぶりに誕生した蒸留所が造り出す、2種のクラフトジンを紹介します。

「コーヴァル蒸留所」に迫る

キャリアを捨てての挑戦

クラフト産業の先駆け的存在であるコーヴァル蒸留所は、創業者夫婦の劇的な選択から幕を開けます。

コーヴァル」を立ち上げたのはバーネッカー夫婦。実はこの二人、すごい経歴の持ち主なので軽く紹介しますね。

【夫:ロバート・バーネッカー】

オーストリア出身。実家は蒸留所兼ワイナリーで、幼いときからクラフトマンシップに触れていたのだそう。
やがて、米国オーストリア大使館の副報道官に就任するも、その後以前からの夢である自身の蒸留所「コーヴァル蒸留所」を立ち上げました。

彼のスピリッツは新たな時代を切り開く先駆者として世界中から注目されており、将来性のある有志達の支援も積極的に行なっているのだそう。

【妻:ソナット・バーネッカー】

アメリカはシカゴ出身。元モデルでありながらも、オックスフォード大学で修士号ロンドン大学で博士号の学位を取得。ドイツ、アメリカを中心に大学教授を十年以上経験した才色兼備の持ち主です。

2008年に、生まれ故郷シカゴで夫と共に「コーヴァル蒸留所」を立ち上げると、製造、商品の質の向上、市場戦略・PR活動に取り組む。

夫婦どちらもエリート街道を突き進みながら、それを捨ててまで立ち上げた「コーヴァル蒸留所」。
夫の触れてきたクラフトマンシップの素晴らしさが、妻の故郷で形になる。二人は夢を叶えながら、その新しいビジネスを成功させていくのです。

名前の由来

ちなみに蒸留所の名前「コーヴァル」は、ユダヤ系の言葉で「黒い羊」という意味があります。黒い羊とは、「普通ではないことをする人」という意味で使われ、これを現代英語に置き換えると「誰もやったことのない事を成し遂げる者、または先駆者」と表現されるようです。

創業者であるソナット氏の叔父がユダヤ人だったことと創業時の強い想いを込めて、コーヴァル蒸留所と名付けたんだとか。

コーヴァル蒸留所のこだわり

次に、「コーヴァル蒸留所」のこだわりについて紹介していきます。

最新技術の導入

コーヴァル蒸留所」のすごいところの一つは、安定した味わいの酒を造るためにハイブリットスチルという、世界でも類のない蒸留器で酒造りをしているというとことです。

これは、今まで別々に使用するのが当たり前だった、ポットスチルとコラムスチルという機器を連結させたもの。全工程を蒸留器とiPadなどの電子機器を連動させ制御するという最新の蒸留技術で、クラフトの名にふさわしい酒を造っているのです。

しかしこう聞くと"ハイブリットスチルさえ取り入れれば、誰でも簡単に上質な酒を造れるんじゃないの?別に凄いことじゃなくない?"って思ったりしませんか。

実はこの蒸留技術は高度な操作管理の腕が必要であり、ハイブリットスチルを専門に扱える職人は、ロバートを除き3人しかいないとされているほど難しい技術なのです!

最新技術とそれを制御できるロバートの腕があってこそ、「コーヴァル蒸留所」は上質な酒を造ることができるのです。

究極のオーガニック製品

コーヴァル蒸溜所」のもう一つのすごいところは、原材料の全てがオーガニックだということ。原料は契約農家が有機栽培で作ったもののみを調達し、酵素、酵母、熟成の際に使用する樽に至るまで、その全てをオーガニック認定を受けたものを使用するという徹底ぶりなのです。

このこだわりは、オーガニックの認定機関に認められただけではなく、最も厳しい規定とされている"コーシャ"の規定もクリアしてしまうほど。
技術だけでなく原料にも妥協しないこの姿勢が、クラフトジンと呼ぶにふさわしい逸品を形作っているのです。

2種のクラフトジン

それでは最後に、「コーヴァル蒸留所」が造り出す、2種のクラフトジンをご紹介します。

コーヴァル ドライ・ジン 47%

2015年 サンフランシスコ ワールドスピリッツコンペティション」にて、パッキング(パッケージ)&スピリッツ部門のダブル金賞受賞
見た目も中身も称えられた逸品が、この「コーヴァル ドライ・ジン 47%」です。

ベースとなるスピリッツも自社で造るというこだわりぶり。もちろん、このスピリッツを含む原料全てがオーガニック仕様です。

グラスに注いだ瞬間に漂う華やかな香り、その中に含まれる鼻に抜けるジュニパーのニュアンスと、ワイルドフラワーの香りが心地良く広がります。

味わいは、ジンらしい微かな苦味を残しつつも弾けるようなシトラスの酸味と、穏やかで丸みのあるアロマがまとめる、総じて飲みやすいと言えるような仕上がりです。

凛とした女性を連想させるような一本。定番のジントニックや、レモンやライムの酸味をプラスして楽しむのもよいでしょう。

コーヴァル バレルド・ジン 47%

黄金色に染まった、一目で普通のジンではないことが分かる一本。「コーヴァル バレルド・ジン 47%」は、樽熟成を行なったジンなのです。

約6ヶ月以上もの間、徹底的に熟成することで同商品が完成します。

ちなみに、樽は「コーヴァル」のウイスキーを熟成させる際に使用したものを再度使用。クラフトウイスキーとしても名を馳せている、「コーヴァルウイスキー」のエキスが詰まった樽で、同商品は寝かされているのです。

味わいは、やはり熟成によるまろやかさ、アルコールの角が取れた落ち着いた仕上がりが特徴。それは、まるでウイスキーのように、常温ストレートでも味わえてしまうほどの完成度です。

ドライジンのニュアンスを残しつつも、より丸み、甘みが増しているので、「コーヴァル ドライ・ジン 47%」よりこちらの方が飲みやすいという人もいるでしょう。

飲み方は、やはりウイスキーのようにロックスタイルや水で割ってみるのがオススメ。過度なアレンジはせず、酒本来の味を楽しんでもらいたい、そんな逸品です。

まとめ

 

エリート夫婦が徹底的にオーガニックにこだわり、ハイブリットスチルという最新技術を駆使して造るクラフト製品。それが「コーヴァル蒸留所」が造り出す逸品なのです。

ジンらしく楽しみたいなら「コーヴァル ドライ・ジン 47%」を、ジンの新しい魅力を知りたいなら「コーヴァル バレルド・ジン 47%」を、お試ししていただくことをオススメします。

ちなみに、どちらも楽しみたい人のために、2本セットも用意されているようです!ボトルが可愛いので、自分で楽しむ他、ギフトとしても購入してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人 Writer

ワキヤ

ワキヤ

日本酒を愛する元バンドマン。趣味は昼から飲むはしご酒。よく千住で一人酒してます。

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