インターホールディングスは、真空技術を活用して日本酒の鮮度を保ち、蔵元で味わうかのような体験を提供する新サービス「蔵出し真空酒」を正式にリリースすることを発表しました。2025年12月3日(水)から12月5日(金)にかけて幕張メッセで開催される「ドリンクジャパン2025」にて、サービスの全容が公開されます。

蔵出しの味わいをどこでも。真空技術が拓く日本酒の新体験
「蔵出し真空酒」は、日本酒が持つ本来の繊細な風味を、時間や場所を問わずに楽しむことを可能にする画期的な提供モデルです。このサービスの核となるのは、インターホールディングスが保有する特許技術を用いた3つの要素です。
1.酒蔵で直接充填される特殊な真空容器
この5L容器には空気が逆流しない特殊な弁が内蔵されており、開封後も真空状態を維持します。これにより、日本酒の最大の敵である酸化や劣化を徹底的に抑制し、最後の一滴までフレッシュな状態を保ちます。
2.専用の低温サーバ
日立グローバルライフソリューションズが開発したこのサーバは、日本酒を最適な温度で管理・提供します。導入先の店舗や施設に合わせてサーバのラッピングデザインを変更することも可能で、空間に合わせた演出もできます。
3.IoT技術の連携
ぷらっとホームの技術により、温度管理や容器の開封、提供量などのログを管理するシステムが構築されます。これにより、遠隔からでも品質管理が可能となり、将来的にはWeb3技術との連携も視野に入れています。
5社共同で提供する統合ソリューションと導入モデル
このプロジェクトは、インターホールディングスを中心に、各分野の専門企業5社が連携して推進されています。
・インターホールディングス:真空技術提供、真空容器製造
・ぷらっとホーム:IT/IoT/Web3 技術
・日立グローバルライフソリューションズ:真空酒提供用 低温サーバ
・日立産機システム:温度×時間センシングラベルおよび品質可視化システム/ラベル印刷システム
・協栄産業:IoT機器・各種センサーの取り扱い


このサービスは、リゾートホテルのビュッフェやラウンジ、飲食店の差別化メニュー、空港ラウンジなど、高品質な一杯を求める多様なシーンでの活用が想定されています。秋田県内の実証フィールドで香味保持や運用性、安全性などの検証を重ねており、満を持しての正式リリースとなります。
「ドリンクジャパン2025」で全国8銘柄の試飲体験
サービスの正式リリースに伴い、2025年12月3日(水)から5日(金)まで幕張メッセで開催される「ドリンクジャパン2025 –【飲料・酒類の製造・開発展】」に共同ブース(ブース番号: 13-29)を出展します。
会期中は、サービスの仕組みや導入モデルの紹介に加え、「蔵出し真空酒」を実際に体験できる試飲会が実施されます。試飲には、岩手県の「南部美人」や秋田県の「飛良泉本舗」をはじめ、千葉、京都、香川、愛媛、福岡から選りすぐられた全国8銘柄の日本酒が提供される予定です。





