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元バンドマンの俺が自力で焼酎を【音楽熟成】させてみた。

どーも。イキりライターのワキヤです。(@BarryMary_w) 突然ですが皆さん、音楽熟成って知ってます? 音楽熟成とは、お酒に音楽を聴かせ熟成させ、より美味しくさせることです。 出典:小原 … Continue…

お酒を選ぶ 焼酎
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どーも。イキりライターのワキヤです。(@BarryMary_w


突然ですが皆さん、音楽熟成って知ってます?


音楽熟成とは、お酒に音楽を聴かせ熟成させ、より美味しくさせることです。


まだまだ科学的根拠が少ない音楽熟成ですが、小原酒造の「蔵粋(くらしっく)」をはじめ、奄美大島開運酒造の「れんと」などの酒類はもちろん、「ロックを聴かせた味噌汁」「モーツァルト醤油」など、音楽を聴かせた商品は数多くあります。



・・・・・・


本当かぁ?


今そう思ったでしょ?いや、ホントですよ!ホントなはずです。音楽にはきっと、それほどの力があります。

何を隠そう、僕はライターをする前バンドマンをやってました。音楽の力を目の当たりで体感しています。


っえ?信じられない?音楽でお酒が良くなるわけが無い?よーし、なら戦争だ!やってやるよ。音楽熟成、証明してやるよ!


ということで緊急企画。


元バンドマンの俺が自力で焼酎を【音楽熟成】させてみた。





初日~1週間

まずは、某焼酎を購入。

今日から、一緒に音楽熟成を証明するパートナーなので名前を付けます。

小一時間悩んだ結果、僕のバンドマン時代のステージネーム「社長」を与えました。名前じゃなくて役職なのは気にしない。




早速「社長」をテイスティング。後日飲み比べて、音楽熟成により味が変わったか判断するためです。

テイスティングノート

香り穏やかで受け入れやすい
味わい芋の旨味が広がりつつ、しっかりアルコールを感じれる比較的スッキリ飲めるタイプ
フィニッシュ豊かな芋の香りが広がった後、キレ良く消えてゆく



こっから先は本気の音楽熟成タイム。 元バンドマンが本気で「社長」に弾き語ります。




時には歌に集中して、思いを伝えます。基本的には「aik◯」の曲を歌いました。

「すこし背の高い~あなた(焼酎)の耳に寄せたおでこ~♪」


「甘い匂い(アルコール)に~誘われた私はカブトムシ~♪」


気持ち......伝わったかな?


こんな感じで初日~1週間は「社長」に僕の歌とギターを聴いてもらいました。


ラブソングを歌っていると、心なしか「社長」の水面に揺れを感じました。


......泣いてるの?



そんな彼(焼酎)の反応を見ていると、ちょっとだけ心の距離が近づいた気がします。


1週間~2週間

「社長」がそろそろ僕の歌に飽きてきた頃だと思うので、ここからは他のアーティストを聴いてもらいます。




基本的には「ヤ◯T」を聴いてもらいました。ノリで熟成してみたらええやん~♪

心なしか「社長」もノリノリです♪




近所迷惑にもならないので、最初からこのスタイルで熟成させれば良かったと後悔しつつ、社長に音楽を聴かせる日々。

心なしか、「社長」もご満悦の様子。

ソファーでくつろいでいます。

いつか来るであろう、別れの時など知る由もなく......「社長」はぐっすりと眠りについた(ようにみえた)のであった。



最終日

今日が最終日。長いようで短い「社長」とのひと時でした。

「バンザ~イ!君(焼酎)に会えて良かった~♪」

最後ということで大胆に、生声で曲を捧げました。


心なしか「社長」も寂しげです。


......。



冷静に考えると、僕はかなり残酷なことをしようとしているのではないだろうか.....。



ボトルに映る自分の顔が、「進◯の巨人」に出てくる巨人に見えて仕方がない......。

僕は......こいつを飲もうとしている.....。

だめだ、そんなことを考えていてはキリがない。心を鬼にして......。

飲むぞ。

結果

いよいよ、運命のテイスティング。

飲みます。

「社長」も覚悟を決めたのか......。部屋はシーンと静まり返っています。



テイスティングノート

香り穏やかに芋の香りが楽しめる
味わい芋の旨味が広がりつつ、アルコールのとげとげしさが少し削れ、まろやかかつスッキリ飲めるタイプ
フィニッシュ豊かな芋の香りが広がった後、キレ良く消えてゆく


これは......見事な音楽熟成......。



っん?嘘つけ?適当なこと言うな?




正直、開封したことによる味の変化なのか、音楽熟成による味の変化なのかはわかりません。



でも、味は違った。絶対に違ったんです。


音楽熟成はあるのかどうか?

正直、成分などを検証できない以上「音楽熟成があるのかどうか!?」を素人の僕が証明することはできません。

それでは、なぜ造り手たちは音楽を聴かせるのでしょうか?それは人と同じく、それらの商品は「生きているから」です!

生きた乳酸菌」入りのヨーグルトってありますよね。文字通り、生きた乳酸菌(プラスの作用をもたらすもの)を入れることが、商品の価値を高めているのです。

そういった商品があるように、微生物と食品は切っても切り離せない関係なのです。発酵食品なんてまさにそれで、微生物たちの働きで食品が発酵していき完成していきます。

微生物が音楽を聞くのでは!?と考えたのです

さて、「音楽熟成」の話に戻ります。そもそも熟成とは、商品を寝かせることで、味わいに変化をもたらすために行うことです。

そして、その味わいに変化をもたらすもの(成分)を代表するのが、菌などをはじめとする微生物です。

微生物は当然生きており、その生き物たちに良い音楽(空気の振動)を伝えれば、、、

「音楽熟成」は、造り手たちの商品への愛情が伺える熟成方法なのです。単純に普通に熟成させるより手間かかりますし。

もちろん「愛情をかけて造ったから美味しくなる」とか「微生物に良い音楽を聴かせたから美味しくなる」というのは情緒的なもので、科学的根拠が不足しています。

ですが、実際音楽熟成により、お酒の発酵が通常より2日間短縮されたという事例や、試飲テストを行ったところ「まろやかさ」「香り」「喉越し」など様々なところで、通常よりも好評を得た事例など、音楽熟成の効果は確認できています。

目には見えない音楽の力。目には見えない微生物が、人の健康に時にプラスに、時にマイナスに多大な影響を与えているように、それは確かに存在するものなのでしょう。


(最後だけ、真面目に締めてみました)


お酒の情報サイト「NOMOOO(ノモー)」は「今日の飲みたいを見つける」をコンセプトに、お酒に関する情報を更新しています。

《ワキヤ》

ワキヤ

日本酒を愛する元バンドマン。趣味は昼から飲むはしご酒。よく千住で一人酒してます。

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