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超自然派ビール!?愛すべき変わり者「ランビックビール」の魅力

みなさんは「ランビックビール」をご存知でしょうか。

『かもすぞ〜』というフレーズで有名な醸造系漫画にも実は登場しているため、“名前は聞いたことある”という方もいらっしゃるかもしれませんね。(この漫画、私がお酒に興味を持ったバイブルですw)

しかし、ランビックの歴史や特徴をしっかりと知っている方は少ないのではないでしょうか。
知識があればもっとビールが楽しく飲めるようになりますよ!

ということで今回は「ランビックビール」に注目してみましょう!

超自然派ビール!?ランビックビールってなんだろう

ランビックビールは、ベルギーのブリュッセル近くのパヨッテンラント地域でのみで造られるビールのことを指します。
誕生したのは16世紀、日本でいうと戦国時代に生まれました。
なんと500年近くの歴史を持つ、ベルギーの伝統的なビールなんです。そのため造り方も通常のビールとは異なり、原始的な部分があります。

現在造られているほとんどのビールは、基本的には純粋培養し、使用する酵母以外の微生物が入らないように管理して人為的に育てた1つの酵母を使い醸造しています。

しかしこのランビックは超自然派!ゼンネの谷に自生する野生酵母とバクテリアなど、様々な微生物が自然に麦汁を発酵させ、木樽の中で長期間熟成させることで生まれます。

特定のビール酵母のみを培養することのできなかった時代から利用されている手法を用いたランビックビールはビールの原型に最も近いスタイルと言われており、世界中のビールファンから注目されています。

また使われる酵母は生息する地域が限られているため、「ランビック」という名称をつけることができるのはブリュッセル近郊の醸造所で作られたビールのみとなっています。



個性が爆発!ランビックビールの特徴と味わい

ランビックビールでは上記でも紹介した通り、野生酵母を使用しています。
これでも十分特徴的ですが、個性が爆発しているランビックビール。さらに他とは異なる部分があります。

それが“原料”
通常大麦しか使わないビールですが、ランビックビールは大麦の麦芽だけでなく、発芽させていない小麦を使用し、殺菌力効果のあるホップも大量に加えます。

香りづけとしてのイメージが強いホップですが、ここでは防腐剤としての役割を果たしています。
18世紀末、インドがイギリスの植民地だった頃。インドにいるイギリス人にペールエールを送る際の輸送中に傷まないようにホップを大量に投入して生まれたIPA(インディアンペールエール)。こちらも最初はランビックビールと同じような意味合いでホップが利用されていました。

ランビックビールのホップは輸送のためではなく、長期間の熟成に耐えるための防腐剤として使われています。
また苦味を抑えるために摘んでから1年以上が経ち、酸化したホップを使うため、強い酸味とチーズのような独特の香りが生み出されます。
通常はオフフレーバーとして扱われる香りですが、ランビックビールの場合は特徴としてこの香りが機能しています。

その個性がクセになる!?ランビックビールを味わってみよう

通常のビールとは大きく異なるランビックビール。
“個性的過ぎる…”と思っている方も多いかと思いますが、1度飲んだらクセになってしまうかも…?
そんな愛すべき変わり者「ランビックビール」をぜひ味わってみてください。

■ブーン・グース(BOON GEUZE)

『ブーン・グース』はベルギーにあるブーン醸造所で造られています。
ブーン醸造所は、1680年にJ.B.クラースが一軒の農家を買って醸造・蒸留所を始めたことが始まりです。
しかしその後後継者不足や財政難により何度かオーナーが変わり、現在はフランク・ブーンによって経営されています。
ブーン醸造所のビールは国内での消費量が多く、輸出されているのは12%程度です。

『ブーン・グース』は、熟成期間1年の新しいランビックと2~3年熟成した古いランビックといったように年代の異なる混ぜ合わせてビン詰めし、そこからさらにビンの中で二次発酵をさせています。

味わいとしては、ランビックビールらしく酸味もありますが、甘みとのバランスも良く飲みやすいことで評判。
苦味は少なく、チェリーのような爽やかな酸味が特徴的です。

ビールというよりもシャンパンに近い味わいになっているので、チーズや煮込み料理のお供として楽しんでみてくださいね。

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■カンティヨン・グース(CANTILLON GEUZE)

『カンティヨン・グース』はベルギーのブリュッセル南駅のすぐそばにあるカンティヨン醸造所で造られています。
カンティヨン醸造所は1900年にポール・カンティヨンが、ブリュッセル郊外のアンデルレヒトに醸造所を立てたことが始まり。
現在も家族経営を続けており、アットホームな温かい雰囲気が続けている数少ない醸造所でもあります。

『カンティヨン・グース』はランビックならではの強い酸味を持っていることが特徴的です。
有機原料を使用し、伝統的な製法を今も守るランビック・グース。まさに“キング オブ ランビック”です。

苦味、甘味はともに少なく、レモンやオレンジのような柑橘系のフルーティーな香り強い酸味のある本格的なランビックビール。
好き嫌いがはっきりと出るかもしれませんが、1度ハマってしまったら病みつきになること間違いなし
世界的にも貴重なビールとして重宝されています。

ベルギー・ブリュッセルのシンボル的存在「小便小僧」のイラストもとても可愛いですよね!

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■リンデマンス クリーク

『リンデマンス クリーク』はベルギーのブリュッセルにあるリンデマンス醸造所で造られています。
リンデマンス醸造所の始まりは1809年。
自家栽培していた大麦や小麦などを原料として登記にランビックビールを造り始めたことがきっかけとなっています。
規模は小さめの醸造所ですが、アメリカやヨーロッパなどにも積極的に輸出をしています。

『リンデマンス クリーク』はビール評論家としても有名なマイケルジャクソンが世界のビールのベスト5の1つとして紹介したことでも知られています。
同商品はランビックビールにサクランボの天然果汁を加えたフルーツランビックです。

鮮やかな真紅色絵押しており、注ぐとピンク色の泡が出てくる女子ウケも良さそうな可愛らしさがあります。
ランビックビールとしては珍しく、甘味が強めの味わいになっており、桜餅のような香りがするのだそう。

酸味に偏らず、バランスが良いため、ランビックビールの酸味に少し抵抗のある方や、ランビックビール入門編として試してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

さて、ランビックビールについて詳しくなれたでしょうか。

普段飲んでいるビールとは一味も二味も違う、とても個性的なビール。
仲良くなるまで少し時間がかかるかもしれませんが、1度仲良くなったら抜け出せなくなってしまうような魅力があります。

みなさんもランビックビールの虜になってみませんか…?

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