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2019.4.25
ワイン

「ジェネリックワイン」ってどんなワイン?「ヴァラエタルワイン」との違いとは?

ジェネリックワイン」と呼ばれるワインをご存知でしょうか?

「ジェネリック」と聞くと、医薬品を思い浮かべる方も多いのではないかと思いますが、ワインの世界では一体どのような意味を持っているのでしょうか??

ジェネリックワインとは

有名産地名を拝借したワイン!?

「ジェネリックワイン」には大きく2つの意味があります。

1つ目は、ヨーロッパなどの有名な産地名を冠しているにも関わらず、ほかの地域で造られたワイン、という意味。
例えば、カリフォルニアで造られた白ワインに、フランスのブルゴーニュ地方の有名な白ワインの産地である『シャブリ』という名を掲げたようなワインは、ここでいう「ジェネリックワイン」に該当します。

他の産地名を掲げることの問題点

一般的に「ジェネリックワイン」には、『シャブリ』以外にも『バーガンディー(ブルゴーニュ)』や『クラレット(ボルドー)』、『キャンティ』など、ヨーロッパの良質な産地を想わせるような名称が使用されることがありました。

しかし当然のことながら、使用される産地としては看過できず、たびたび議論が起こっていました。

また、消費者にも誤解と混乱を与える可能性があるため、現在では多くの国で他の産地を掲げたワインの生産は禁止されています

ジェネリックワイン とヴァラエタルワイン

複数のブドウ品種がブレンドされた「ジェネリック」

「ジェネリックワイン」の2つ目の意味に、複数のブドウ品種がブレンドされたワイン、という意味があります。

複数のブドウ品種をブレンドすることにより、それぞれのブドウ品種の欠点が補われたり、ワインに複雑味が生まれやすくなったりします。
また、生産者の意図する味わいにより近づけることができるのです。

単一ブドウ品種の「ヴァラエタル」

複数のブドウ品種がブレンドされる「ジェネリックワイン」に対し、一種類のブドウ品種から造られるワインのことを「ヴァラエタルワイン」といいます。

「シャルドネ」や「カベルネ・ソーヴィニヨン」など、ブドウ品種の名前が大きくラベルに記載されたワインは、基本的にこの「ヴァラエタルワイン」にあたります。

「ジェネリック」と「ヴァラエタル」それぞれのワインの楽しみ方は?

「ジェネリックワイン」と「ヴァラエタルワイン」の違いを理解したら、次はそれぞれのワインの楽しみ方を見ていきましょう。

みんなで気軽に楽しむ 「ジェネリック」

「ジェネリックワイン」は複数のブドウ品種がブレンドされているため、一般的にバランスのとれた万人受けする味わいに仕上げられています。

そのため、好みの異なる複数の人でワインを飲むときや、普段の食事に合わせて気軽にワインを楽しみたいというときには、「ジェネリックワイン」がおすすめです。

ブドウ品種ごとの特徴をつかむ 「ヴァラエタル」

一方の「ヴァラエタルワイン」は、一種類のブドウ品種から造られています。
そのため、ブドウ品種ごとの特徴がとらえやすいため、さまざまな「ヴァラエタルワイン」を試すことによって、好きなブドウ品種を見つけることができるでしょう。

また、すでに好きなブドウ品種があるという方は、「ヴァラエタルワイン」で好きな品種のワインが選びやすくなるメリットも。

このように、より自分の好みに合うワインを飲みたいというときや見つけたいというときには、「ヴァラエタルワイン」がおすすめです。

まとめ

コノスル シャルドネ ヴァラエタル出典:コノスル シャルドネ ヴァラエタル

複数のブドウ品種がブレンドされた「ジェネリックワイン」と、一種類のブドウ品種から造られた「ヴァラエタルワイン」、それぞれのワインにそれぞれの良さがあります。

これを参考にしていただきながら、ぜひワインを飲むシチュエーションに最適な1本を選び、より充実したワインライフを送ってくださいね!

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この記事を書いた人 Writer

石関華子

石関華子

埼玉県出身、高知県在住の一児の母。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。日本ソムリエ協会香川・徳島・高知支部所属。日本橋三越のワイン担当を経て、現在は高知県の井上ワイナリーの広報アドバイザーや、ワインの講師などを務めています。少しでも多くの方と、ワインの楽しさを分かち合えれば嬉しいです!

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