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2018.12.21
ワイン

【ソムリエコラム】お国が変わればワインも変わる?ワインの特徴を国ごとにご紹介

国が変われば文化も変わるように、ワインも国ごとの特徴があります。

ワイン好きの方の中にも、「フランスワインが好き」「イタリアワインが好き」といったなんとなくの好みはあるものの、各国の特徴をしっかりと把握していない方も多いのでは?

今回は、ワインをさらに美味しく楽しむために、各国のワインのおおまかな特徴についてご紹介していきます。

ヨーロッパ

フランス

世界中でワイン王国と称えられているフランス。

特に有名な産地はブルゴーニュ地方やボルドー地方、シャンパーニュ地方などですが、土壌と気候が多様であることから、各地で多彩なワインが生産されています。

繊細で複雑な味わいのものが多いフランスワイン。
ワイン初心者にはその美味しさがわかりにくいこともありますが、その奥深さから、多くのワイン愛好家を魅了してやみません。

イタリア

古代ギリシア人によって、「ワインの地」を意味する「エノトリア」と呼ばれていたイタリア。
国内20州すべてでワイン造りが行われ、生産量も世界1位を誇っています。

それぞれの地域ごとにその土地に適した土着のブドウ品種が育ち、その数は300〜400種類とも…。
イタリア全土で数多くのブドウ品種から多彩なワインが生み出されているのが、イタリアワインの最大の楽しみと言えるでしょう。

ドイツ

ヨーロッパの主要なワインの生産国の中では最北に位置するドイツ。厳しい気候条件の中、ライン川流域を中心にワイン造りが行われています。

代表的な品種は白ワイン用のリースリング。かつては甘口のものが主流でしたが、近年では世界的な辛口ワイン嗜好に応える形で、積極的に辛口タイプが生産されるようになりました

また、アイスヴァインと呼ばれる、凍ったブドウから造られるデザートワインも有名です。

スペイン

恵まれた気候のスペインは、ワインの生産量は世界3位ではあるものの、ブドウの栽培面積世界は世界1位を誇っています。

特に有名なのが「ガルナッチャやテンプラニーリョ」といった品種から造られる、濃厚で力強い赤ワイン。

値段の割に飲みごたえのあるワインが多く、そのコストパフォーマンスの高さから根強い人気を誇っています。

南北アメリカ大陸

アメリカ合衆国

 

ヨーロッパの国々に比べ、ワイン造りの歴史はそれほど長くありませんが、非常に高品質なワインを生産しています。

最大の産地はカリフォルニア州。1976年に行われた「パリスの審判」と呼ばれるテイスティングで、フランスのワインに勝ったことで一躍有名になりました。

果実味の豊かなワインが多いのが特徴です。

チリ

コストパフォーマンスの高さで知られるチリワイン。
チリでは標高の高い場所でブドウが栽培され、昼夜の気温差が大きいため、良質なブドウが育ちます。

単一品種のワイン(複数のブドウ品種をブレンドするのではなく、一種類のブドウ品種から造られているワインのこと)が多く、それぞれのブドウ品種の個性がわかりやすいのも魅力的です。

アルゼンチン

チリに並んで南米大陸の重要なワイン生産国といえば、アルゼンチン。
大規模な資本投入により、ここ数十年の間に国際レベルにまで品質が向上しました。

特に有名なのは、「マルベック」という品種の濃厚な味わいの赤ワインです。

アジア・オセアニア

オーストラリア

ワイン造りの歴史は200年ほどと浅いのですが、高品質なワインを生み出すことで注目されています。

栽培されているブドウ品種はフランスからもたらされたものが多く、その中でも最も成功しているのが、シラーズ(フランスでの呼び名はシラー)という品種。
スパイシーな香りが特徴の、果実の凝縮感のある味わいの赤ワインを生み出す品種です。

日本

生産規模はそこまで大きくないものの、北は北海道から、南は宮崎県まで各地でワイン造りが行われています。その中でも代表的な産地は山梨県や長野県、北海道など。

甲州やマスカット・ベーリーAといった日本固有のブドウ品種や欧州のブドウ品種から、様々な味わいのワインが生み出されています。
今後ますます成長することが見込まれるワインの生産国のひとつです。

まとめ

このように、国ごとにそれぞれ特徴があり、さらにはその国の中でも地域ごとに特徴があり、本当にワインは奥が深い飲み物だと思います。

一朝一夕で極めることは不可能ですが、長い時間をかけて楽しむことができるのも、ワインの大きな魅力のひとつと言えるでしょう。様々なワインを飲み比べて、ご自身の好みを定めてみてくださいね!

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この記事を書いた人 Writer

石関華子

石関華子

埼玉県出身、高知県在住の一児の母。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。日本ソムリエ協会香川・徳島・高知支部所属。日本橋三越のワイン担当を経て、現在は高知県の井上ワイナリーの広報アドバイザーや、ワインの講師などを務めています。少しでも多くの方と、ワインの楽しさを分かち合えれば嬉しいです!

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