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食中酒としてもぴったり!淡麗辛口を貫いた新潟の銘酒「麒麟山」の魅力

お酒はその旨さだけではなく、人と人をつないでくれることも魅力の一つですよね。 今回は人の和の中にあり続けることを目指し、飲み手を飽きさせない辛口淡麗を貫いた、新潟の地酒「麒麟山」をご紹介します。 飽きない「淡麗辛口」 …

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お酒はその旨さだけではなく、人と人をつないでくれることも魅力の一つですよね。

今回は人の和の中にあり続けることを目指し、飲み手を飽きさせない辛口淡麗を貫いた、新潟の地酒「麒麟山」をご紹介します。

飽きない「淡麗辛口」

麒麟山は、新潟の地酒として醸されている日本酒。
新潟の人がいつでも楽しめるお酒として、地元の酒屋や料飲店など幅広い場所で味わうことができます。

蔵のモットーは「酒とは辛いもの」。毎日淡麗辛口を飲んで欲しいからこそ、妥協せず飲み手を飽きさせない「淡麗辛口」を追求しているのです。

麒麟山は、口に含んだときスッキリした味が口の中を漂ってから、後にじわじわ残る旨みがありスッとキレていく、という味わいがあります。

だから、飲み飽きないんですね。
季節に応じた料理とあわせてみたり、気分によって冷・燗を変えてみたり、いろんな楽しみ方ができます。

麒麟山酒造の歴史


麒麟山酒造は、1843年に新潟の阿賀町にて設立
福島県の県境に位置する町で、すこし会津若松の雰囲気が漂う街です。

創業当時、木炭生産販売を生業としていたのだそう。
二代目の斎藤吉平が酒を始め、井戸から湧く豊かな水と神からの恵みに感謝して「福の井」という銘柄で販売。

1882年、三代目の斎藤徳吉の時代に、蔵奥にある阿賀野川と常浪川との浸食によってそそり立つ、阿賀町の岩山「麒麟山」にちなんで、現在の銘柄になったのだそうです

「麒麟山酒造」とは


麒麟山酒造は代々、「いつもの麒麟山」を目指して酒を醸しています。

いつもの淡麗辛口を実現するために彼らは、
・蔵人の育成
・仕込み水の保全
・奥阿賀の米
にこだわりを持っているのだとか。

蔵人の育成

香り控えめで、軽い味わいの淡麗の酒を造ることは技術的に難しく、ごまかしがききません。
最も重要になるのが蔵人の技術なのです。
蔵人の技術を高めるための、教育に力を入れ、酒造りのプロを多数擁するのが「麒麟山酒造」なのです。

仕込み水の保全

超軟水の仕込み水も端麗辛口に欠かせない非常に重要なもの。
麒麟山酒造の仕込み水は、地元御神楽岳を水源とする、常浪川の地下水で仕込みます。この仕込み水は、常浪川周辺の広域なブナ林がきめ細やかに濾過してできた水です。

ちなみに麒麟山酒造は、ブナ林の濾過機能を維持するために植林活動もしているんだとか。
キレイな水の保全に力を注いでいるのですね。

奥阿賀の米

また、地元の米の質を高め、育てることにも力を入れていて、誰が作ったか分からないような米ではなく、地元の人々が知ってる米で酒を醸しています。
「いつもの麒麟山」を目指すうえで、「安心」が重要な要素だからです。

地元農業のレベルを上げるために1995年に「奥阿賀酒米研究会」が立ち上がり、年7回の研修会を通して、栽培技術を高めながら年々、栽培数量を増やしています。

2011年には麒麟山酒造アグリ事業本部が立ち上がりました。奥阿賀酒米研究会だけでなく、酒造内に酒米栽培専門の部署をができたのです。
現在では、「研究会」と「アグリ事業本部」が作った米だけで、原料米の9割以上を占めるところまで来ました。

技術にこだわり、にこだわり、にこだわり抜いて、初めて「いつもの麒麟山」が実現しているのですね。

いつも人の和の中に

麒麟山酒造が何よりも大切にしているのは「人の和」です。

幸せに笑いあう人どうしがいいご縁になるように、まずは蔵人どうし、地域の人々、取扱店、飲食店の人々、そしてお客様をつなぐような存在でありたいと。

「人の和」を生み出すお酒でありたいという気持ちのもとで、麒麟山酒造は「地酒」を醸しているのです。



麒麟山おすすめアイテム

麒麟山伝統辛口1800ml

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地元新潟の人々から「自分たちの生活の中になくてはならないもの」であると愛されているのがこの伝統辛口。
伝辛の愛称で親しまれています。

スッキリとした中にじわっと残る旨みがあり、キレていく。この淡麗が飲み飽きさせない秘訣なのです。

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麒麟山 大吟醸辛口酒 『大辛』 720ml

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「酒とは辛いもの」という信念を受け継いだ、麒麟山酒造の真骨頂ともいえる麒麟山がこの大吟醸辛口です。

吟醸香の上品な香りと共に、淡麗を磨きぬいたその味わいは懐石料理など繊細な風味を楽しむ料理と一緒に…。

冷でもぬる燗でもおいしいお酒です。

きりんざん ブルーボトル 純米大吟醸 720ml

きりんざん ブルーボトル 純米大吟醸 720ml

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「気さくに味わう麒麟山」というキャッチコピーで売り出されているシリーズの一つ。
お酒の個性を色を使って表しているボトルが数種類発売されています。

そのなかでもブルーボトルは六角形のボトルが特徴的でおしゃれな感じがしますね。
ボトルを見たときのイメージの通り、味わいはとても透明感があり、引き締まった香りが特徴的です。

特別な日に飲みたいボトルです。ブルーボトルの他にもホワイトボトル、ピンクボトルなどがあります。

まとめ

麒麟山は、新潟の人への強い思いで作られた酒ではありますが、昨今の「甘い日本酒」「飲みやすい酒」などの流行に乗っているだけでは味わえないような「辛口淡麗」にこだわり抜いた酒です。

「酒とは辛いもの」と言える大人はかっこいいですよね。

ここはひとつ、辛い酒を飲んで、饒舌になって、大切な友人と腹を割った話などしてみてはいかがでしょう!

お酒の情報サイト「NOMOOO(ノモー)」は「今日の飲みたいを見つける」をコンセプトに、お酒に関する情報を更新しています。

《ハタヤマ シンノスケ》

ハタヤマ シンノスケ

専門学校を卒業後、銀座の有名料亭で修行。複数の飲食店を経て、現在はフリーランスの料理人として調理以外にも執筆も行なう。各種料理免許の他、利酒師の資格も保有。日本酒、ビール、焼酎、泡盛......なんでも大好き!!

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