飯沼本家は、2025年12月中旬より「甲子 酒々井の諸事情(きのえね しすいのしょじじょう)」を発売すると発表しました。
「甲子 酒々井の諸事情」は、醸造ミスが起きてしまったもろみを、杜氏が試行錯誤の上、生まれ変わらせることで生まれた今回だけの緊急発売商品です。
搾ってから24時間以内に瓶詰め・出荷される「酒々井の夜明け」。同商品は、1年に1日だけの限定酒として毎年多くの方に注文され、1日で3万本以上を出荷する、同社の年間で1番の売上を誇る商品です。
発売日が事前に決まっている商品のため、上槽の日にちを発売日に合わせるという蔵人にとっては特に神経を使うお酒でもあります。
しかし2025年は、発売日11月7日(金)に合わせて仕込み作業を進めていた中トラブルが発生。隣の普通酒を仕込んでいるタンクに投入するはずだった「精米歩合70%の四段用の蒸米」と「醸造アルコール」を、「酒々井の夜明け」のもろみタンクに誤って投入。「酒々井の夜明け」発売開始から10年目、この当日出荷の企画商品が始まってからは22年目に初めて起きた大きなトラブルです。
しかし、最悪の事態は何とか回避。普通酒となってしまったものの、"商品として自信を持ってお出しできるレベルのお酒"として生まれ変わりました。
できあがったお酒の味わいは、アルコールを添加したのにもかかわらず、もろみ期間中に共に熟して角が取れたのか、特有の醸造アルコール感をあまり感じません。甘めのお酒ではあるものの、白麹由来のクエン酸がアクセントになっていて、とても面白いお酒に仕上がっています。
「甲子 酒々井の諸事情」は、ミスから生まれた今回限りの特別な商品です。杜氏が試行錯誤をして生まれ変わらせた、飯沼本家が自信を持ってお届けする1本を、ぜひチェックしてみてください!
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商品概要
商品名:甲子 酒々井の諸事情(きのえね しすいのしょじじょう)
価格:1.8L 3,520円(税込)、720ml 1,760円(税込)
販売数量:1.8L 3,000本、720ml 15,000本
酒質:普通酒(生酒)
使用米:掛米/千葉県産ふさこがね、麹米/兵庫県産山田錦
精米歩合:掛米/50%、麹米/50%
※四段で70%精米を使用。
アルコール分:15度
日本酒度:-13.1
発売日:2025年12月中旬より、蔵元出荷開始(全国の取扱店にて発売予定)





