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【完全保存版】ハイボールだけじゃない!ウイスキーの美味しい飲み方9種類を徹底解説

ウイスキーには、「ハイボール」「ストレート」「ロック」「水割り」をはじめとする基本となる9つの飲み方があり、それぞれ美味しく飲むためのポイントがあります。ウイスキーのカクテルや割り方、二日酔いしないための飲み方などと併せ …

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【完全保存版】ハイボールだけじゃない!ウイスキーの美味しい飲み方9種類を徹底解説
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ウイスキーには、「ハイボール」「ストレート」「ロック」「水割り」をはじめとする基本となる9つの飲み方があります。

また、それぞれの飲み方で美味しく飲むためのポイントもあるのです。今記事では、ウイスキーを美味しく飲むための9つの飲み方に加え、ウイスキーを使用したおすすめのカクテルや割り方、さらには二日酔いしないための飲み方などと併せてご紹介します。


ウイスキーの魅力

「ウイスキー」というお酒の魅力。それは熟成にあるといっても過言ではありません。熟成年数が少なくても美味しいウイスキーはどんどん増えていますが、いずれにせよ基準に熟成によるウイスキーの美味しさがあるのは間違いありません。

使う樽の大きさや木材が少し違うだけで、熟成後の香味が大きく変わるウイスキー。その熟成による変化は奥深く魅力的です。

ウイスキーの種類「モルト」「グレーン」「ブレンデット」

モルト」は大麦麦芽。「グレーン」はトウモロコシなどの穀類のことです。それぞれの原料で造られたウイスキーを「モルトウイスキー」「グレーンウイスキー」と呼びます。

そして、モルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒をブレンドして造ったのが「ブレンデットウイスキー」です。

5大ウイスキーとは

世界的なウイスキー生産国である5つの国で造られるウイスキーは"5大ウイスキー"と呼ばれています。

対象は、スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本。それぞれ、スコッチウイスキー・アイリッシュウイスキー・アメリカンウイスキー・カナディアンウイスキー・ジャパニーズウイスキーと呼ばれています。

ウイスキーの飲み方9種類

ウイスキーの飲み方は、大きく分けて9種類あると言われています。以下で、1つずつ確認していきましょう。

1.ストレート(ニート)

ストレート」は、ウイスキーに何も加えずそのまま飲む方法。ツウの方は「ウイスキーを最も美味しく飲む方法はストレートだ」と言う確率も高いです。

ウイスキー本来の味を楽しめるので、お酒の質や特徴がダイレクトに伝わってきます。

基本的に40度以上あるお酒ですので、舐める程度の量をゆっくり飲むのがポイント。倍量以上のお水(バーでは"チェイサー"と言えば通じます)と交互に飲めば、悪酔いを防げますよ。

また、時折BARなどで「ウイスキーをニートで!」とオーダーする人もいますが、これはストレートとほぼ同義語。

厳密に言えばニートは、“常温のウイスキー”という条件がつきますが、ほとんどの店でウイスキーは常温で置かれていますので、ニートと頼んでも問題ないでしょう。

おさらい:ストレートはウイスキーに何も加えずそのまま飲む飲み方。

2.ハイボール(ソーダ割り・ウイスキーソーダ)

ハイボール」とは、「蒸留酒やリキュールを何かで割ったもの全般」のことを指すので、ウイスキー以外のお酒にもあてはまります。(日本では、ウイスキーのソーダ割り=ハイボールが一般的)

氷を入れた背の高いグラスにウイスキー適量とソーダ水を注ぐだけの、軽く楽しめる飲み方です。炭酸なので夏のイメージが強いですが、今では通年楽しまれている定番の楽しみ方ですよね。

お好みでレモンを搾ったり、レモンカットやスライスをそのまま入れると、スッキリしてまた異なる味わいになります。バーによってはこだわりのレシピがあったりして、シンプルながら奥が深い飲み方です。

おさらい:ハイボールとは氷を入れた背の高いグラスにウイスキー適量とソーダ水を注いだ飲み方。

3.水割り

ウイスキー以外に、焼酎などでも行われる「水割り」ですが、実は日本独自のスタイルなんです。

日本人は欧米圏の方よりアルコール消化がしにくいこと、水が軟水で割り材に使いやすいからという理由で考えられたのだと言われています。

氷を入れたグラスに、ウイスキー適量・冷水を注ぐだけですが、できればミネラルウォーターが良いですね。水の分量を変えることで、お酒の濃さを調節します。

おさらい:水割りとは氷を入れたグラスにウイスキー適量・冷水を注いで飲む飲み方。

4.トワイスアップ

トワイスアップ」は、ブレンデッドウイスキーの配合を決める、ブレンダーという人たちが味をチェックする時の飲み方です。

グラスにウイスキーと常温の水を1:1で入れれば完成!加水によって、まろやかな味を楽しむことができます。「味が開く」とも言われますね。

ストレートはキツイけど、水割りだと物足りない」という方にオススメ。

おさらい:グラスにウイスキーと常温の水を1:1で入れて飲む飲み方。

5.ロック(オン・ザ・ロック)

ロック」は、直径太め・高さが低めの「ロックグラス」に氷を入れ、ウイスキーを注ぐだけのシンプルな飲み方。

最初はストレートに近く、氷が溶けることによって段々と水割りに近くなっていくので、味の変化を楽しむことができます。

あまりに時間をかけすぎると、最後のほうはほとんど味がしなくなってしまうので注意してください

おさらい:ロックグラスという直径太め・高さが低めのグラスにギリギリの大きさにした氷を入れ、ウイスキーを注ぐ飲み方。

6.ハーフロック

ハーフロック」は、ロックに最初からウイスキーと同量の水を注ぐ飲み方です。水割りとロックの中間というような、味わいになります。

ロックだと強すぎるけど、水割りほど薄めたくない場合にオススメ。

おさらい:ロックに最初からウイスキーと同量の水を注ぐ飲み方。

7.ミスト

ミスト」は、砕いた氷(クラッシュアイス)をグラスに敷き詰め、ウイスキーを注ぐスタイルです。

グラスの表面に水滴が広がり、霧のように見えるのでこう呼ばれています。キンキンに冷えつつ、適度に度数が低くなるので、どちらかというと夏向けの飲み方

カクテルの「ミント・ジュレップ」はこの方法で作られます(他の作り方もあります)

おさらい:氷を砕いたクラッシュアイスをグラスに敷き詰め、ウイスキーを注ぐ飲み方。

8.ウイスキーフロート

ウイスキーフロート」は、注ぎ方を工夫することで、水とウイスキーの境界線を作る見た目でも楽しめる飲み方です。

氷を入れたグラスの7分目まで水を注ぎ、その後マドラーに沿わせてウイスキーをゆっくり注ぐことで完成。飲むたびに香り・味・見た目が変化するお洒落な楽しみ方です。

おさらい:氷、水を注いだ後に、マドラーに沿わせてウイスキーを注ぐことで、水とウイスキーの境界線を作る飲み方。

9.ホットウイスキー

ホットウイスキー」は、その名の通り温かいウイスキーを楽しむ飲み方です。

あらかじめ温めておいたグラスの1/3~1/4ほどのウイスキーを注ぎ、その後ウイスキーの2倍~3倍ほどのお湯を加え、マドラーで軽く混ぜれば完成。

より膨らんだ香味を楽しむことができるだけでなく、レモンなどをトッピングしてホットカクテル風にして味わうのもオススメです。

おさらい:温めたグラスにウイスキーを注いだ後にお湯を加え、マドラーで軽く混ぜて楽しむホットスタイルの飲み方。

ウイスキーの美味しい飲み方【カクテル・割り方編】

マンハッタン

マンハッタン」は、ウイスキーベースの代表的なカクテルで「カクテルの女王」と呼ばれている飲み方です。

ウイスキーに対し半量程度のスイートベルモットを注ぎ、アンゴスチュラビターズを1滴加え軽く混ぜ、チェリーを入れれば完成。

スイートベルモットとアンゴスチュラビターズが調和したほろ苦い甘みが特徴です。

オールド・ファッション

オールド・ファッション」は、ウイスキーとアロマチックビターズの苦味、角砂糖の甘み、柑橘の酸味を楽しめるカクテルです。

角砂糖 1個を入れたグラスにアロマチックビターズを1滴加えた後、ウイスキーを適量注ぎ、レモンスライス1枚・オレンジスライス1枚・ライムスライス1枚を添え、最後に氷を入れて軽く混ぜれば完成。

自由度が高い飲み方なので、細かいところは是非自分流で楽しんでみてください。

ミント・ジュレップ

ミント・ジュレップ」は、ミントの清涼感と印象的な見た目を楽しめる甘口のカクテルです。

グラスに水、ミントの葉、砂糖を入れ、ミントの葉を潰しながら混ぜた後、クラッシュアイスをグラスに詰めウイスキーを注ぎステアします。

ステアで氷が溶けたら、クラッシュアイスを追加し、仕上げにミントの葉を添えて完成です。

ちなみに、アメリカ・ケンタッキーの人々はこのカクテルを愛飲しています。

二日酔いになりにくいウイスキーの飲み方

そもそもウイスキーのカテゴリーである蒸溜酒は、二日酔いになりにくいと言われています。

蒸留酒は、二日酔いを起こしやすくする原因とも言われている副産物を、製造の過程で取り除く純粋なアルコールだからです。

ストレートやロックでちびちび飲むのが、二日酔いを防止するウイスキーの飲み方と言えるでしょう。

もちろん割って飲むのも良いですが、その際は副産物が含まれているドリンクと割るようなカクテルは避けた方が良いです。

水割りやトワイスアップ、ハイボールなどのシンプルな割り方がオススメです。また意外かもしれませんが、最も二日酔いになりにくいウイスキーの飲み方はホットウイスキーだと考えられています。

というのも、人は温かいお酒の方がアルコールを感じやすく、自分が酔っ払っているかどうかを素早く判断できるからです。皆さんも、冷たいお酒をスイスイと飲んでいたら、気づいた時には酔っ払っていたなんて経験をお持ちではないでしょうか?

あれは、自身が許容できるアルコールの量を越えたタイミングと、その事実を自覚するタイミングにラグがあるために生じる現象です。

温かいお酒は、このラグが小さくなるため飲み過ぎを防止できるのです。



グラスごとのウイスキーの飲み方

テイスティンググラス

その名の通り、テイスティングする際に最適なのがテイスティンググラスです。

ウイスキーの香りが溜まるだけでなく、中身が急に流れすぎないように設計されているのが特徴。ウイスキー本来の香味を楽しむことができます。

飲み方はもちろんストレートで。酔っ払ってしまえば、ウイスキー本来の香味どうこうをそこまで厳密に分かるグラスである必要はないので、テイスティングした後は、他のグラスを使って楽しんだ方が良いかもしれません。


ロックグラス

定番のグラスと言えばやはりロックグラスですよね。様々な製品の中から自分好みのものを選びましょう。

簡単な選択の基準としては、飲み口の厚さを意識するというのがあります。飲み口が薄いと中身のドリンクをシャープに、厚いとまろやかに感じるからです。

ウイスキーを楽しむ際、爽快に楽しみたいのか、それともじっくりと味わいたいのか、自分がどちらの気分で飲むことが多いのかで、飲み口を意識しロックグラスを買ってみるのがオススメです。

ロックグラスでの飲み方は、ストレート・ロック・トワイスアップなどシンプルなものが良いでしょう。


ハイボールグラス

ハイボールグラスでのウイスキーの楽しみ方は、ハイボールや水割り、またはドリンクを多用するカクテルなどになるでしょう。

おそらくはどれも気軽なドリンクであり、ストレートやロックでウイスキー本来の香味を堪能するという訳でもないので、ハイボールグラスはあまりこだわらなくても良いと思います。

強いて言うなら自分の手にフィットする、持ちやすいグラスを選ぶことぐらいでしょうか。また飲むペースがゆっくりな方は、握った時の熱で中身の温度が下がることを防ぐため、取手付きのグラスを選ぶのが良いでしょう。


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まとめ

ウイスキーには、基本となるストレート・ハイボール・水割り・トワイスアップ・ロック・ハーフロック・ミスト・ウイスキーフロート・ホットウイスキーの計9つの飲み方があります。

それ以外にも様々なカクテルのベースとして活躍しているウイスキーは、実に様々な飲み方で楽しめる奥深いお酒です。

蒸留酒と言う特徴から、飲み方を工夫すればかなり二日酔いになるリスクを下げられるお酒でもあります。

自宅で楽しむ際はそれらを意識し、グラスを使い分けて楽しむのが良いでしょう。

《つじとも》

つじとも

元NOMOOO編集長。音楽業界から一年間のフリーター生活を経てお酒の世界に転身。たまに地下アイドルのライブに出没します。

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