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【ソムリエコラム】今のままで大丈夫?ワインの正しい注ぎ方を確認しておこう!

みなさんは普段、ワインをどのような方法で注いでいますか? おそらく、自宅で飲むときなどは特に気にせず、適当に注いでいるなんて方も多いはず! でも......ワインをスマートに注げる人って、とってもかっこいいですよね? ワ …

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みなさんは普段、ワインをどのような方法で注いでいますか?
おそらく、自宅で飲むときなどは特に気にせず、適当に注いでいるなんて方も多いはず!

でも......ワインをスマートに注げる人って、とってもかっこいいですよね?

ワインの注ぎ方がわからない人も自己流の人も、ここで一度、正しいワインの注ぎ方を確認しておきましょう!

ワインボトルの持ち方は?

ワインの注ぎ方の前提として、まずボトルの持ち方をおさえておきましょう。

持つのは片手?それとも両手?

レストランなどに行くと、ソムリエさんが片手でかっこよくワインのボトルを持って注いでくれますよね。

しかし、ワインがたくさん入っている状態のボトルは結構重たいもの。慣れていない方や、力に自信がない方は両手で持っても全く問題ありません。無理して片手で持ってこぼしたりするよりも安全策をとって両手で確実に注ぎましょう。

ボトルのどこを持ったらいい?

ワインのボトルの底には凹みがあり、プロはこの凹みを巧みに使ってボトルを持ちます。しかし、これにも慣れとコツが必要です。
慣れていない方は、ボトルの底に近い方を持つようにすると良いでしょう。

両手で持つ場合は、もう片方の手でボトルの下側を支えるようにすると安定しますよ。

ラベルを上にむけよう

瓶ビールを注ぐときと同様、ワインを注ぐときもラベルが上に見えるように持ちます。
これは、ラベルにワインが滴り落ちる「液だれ」を防ぐためです。

また、ラベルが相手に見えなくなることを避けるためにも、ラベルは手で覆わないよう、持ち位置に気をつけましょう。

ワインを注ぐ時のポイント


どのくらいの量を注げばよい?

ワインを注ぐ量の目安としては、グラスの3分目程度が良いとされています。ちょっと少ないかな、と思うくらいの量で大丈夫です。ワインを3分目程度に注ぐと、ワイングラスの中に空間ができ、香りが広がりやすくなるからです。

しかし、手頃な料金でワインをカジュアルに楽しむようなお店などでは、なみなみ注がれるなんてことも…!
個人的に、肩肘張らずにワインを楽しみたいときは、このようなスタイルもアリだと思います!

注意点は?

ワインを注ぐ時の注意点としては、まず勢いよく注がないこと。勢いがよすぎると、ワインがグラスに跳ね返って飛び散る恐れがあります。
赤ワインはシミになると落とすのが大変ですよね。ここは最も気を付けたいところです。

さらに、ワインを注ぎ終わったらボトルを軽くひねるようにして持ち上げましょう。これも「液だれ」を防ぐために行います。

注がれる側の注意点

ワインを注いでもらう側の注意点としては、グラスを持ち上げないこと。

持ち上げたほうが、注ぎ手が注ぎやすいのではないか?と、親切心から持ち上げてしまう方もいらっしゃいますが、テーブルに置いたままで大丈夫。実は、その方が注ぎやすいんです。

スパークリングワインの注ぎ方


ワインの注ぎ方は量と勢いよく注がないことが大切でした。

では、スパークリングワイン はどのように注げばよいのでしょうか?

基本的にはワインと同じですが、さらに細かなルールが加わります。

2回にわけて注ぐ

スパークリングワインを注ぐと、しゅわしゅわと泡が立ち上がります。

ビールと同じように勢いよく注ぐと泡が吹きこぼれてしまうので、まずは静かにゆっくりと少量を注ぐことがポイント。
そして、立ち上がった泡が落ち着いてきたら、ゆっくりとつぎ足していきます

このように、スパークリングワインの場合は泡に注意しながら2回にわけて注ぎましょう。

どのくらいの量を注げばよい?

スパークリングワインを注ぐ量の目安は、グラスの6分目あたり。
このくらいの量であれば、泡が消えず、温度も上がらないうちに飲み干しやすいというわけですね。

このように、一見細かく思える注ぎ方のマナーにも、実はワインが美味しく飲めるような配慮があるのです。

まとめ


今までは自己流でワインやスパークリングワインを注いでいた、という方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ正しいワインの注ぎ方をマスターしてくださいね!

細かいことかもしれませんが、細かいことにまで気を配れてこそ、食事相手やお店のスタッフなどから一目置かれるのではないでしょうか?

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《石関華子》

石関華子

埼玉県出身、高知県在住。一児の母。 ㈱三越(現:㈱三越伊勢丹)日本橋本店の洋酒担当を経て、2016年、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの資格を取得。 現在は高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけている。 2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。

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