TOP / お酒を選ぶ / ワイン / 【ネタバレあり】神の雫に登場したおすすめワインリストを大公開

大人気漫画、神の雫に登場するワインの総数はなんと約500種類。
様々な作り手の背景や美しい表現によって、一時期は生産者が制限を設けるほど人気になったワインも存在する人気ワイン漫画です。

ワインは様々な要素が複雑に絡み合い、立体的な美味しさを表現するとも言われており、なんとなく「難しそうだな」と思う方もいらっしゃるかと思います。
また、美味しいワインは非常に高価になることも多いというイメージも、ワインを楽しむ上でハードルになってしまうことも。

確かに非常に高額なワインも存在しますが、中には比較的安価で美味しいワインもたくさん存在しています。

今回は、神の雫に登場するワインから、十二使徒などのストーリーに欠かせないワインや低価格のおすすめワインリストをご紹介します。
神の雫のあらすじやワインそれぞれの特徴なども解説するので、ワインを選ぶ際にはぜひ参考にしてくださいね。

神の雫とは

ワイン

神の雫とは、2004年から2014年までにモーニングで連載されており、44巻の単行本が発売されているワイン漫画です。

原作は亜樹 直、作画はオキモト・シュウが手がけており、ワイン初心者でもわかりやすい表現が世界中で評価され、フランスや韓国などの各国でも翻訳出版されています。

2014年に一度は連載を終了した神の雫ですが、続編としてマリアージュ〜神の雫 最終章〜が2015年から2020年まで連載されていました。

続編も含めると、世界累計1100万部を突破するほどの人気作となっており、原作者の亜樹 直さんは2008年にグルマン世界料理本大賞の最高位「Hall of Fame」や2010年にフランス農事功労賞シュヴァリエ受勲など、様々な賞を受賞しています。

それだけこの物語が世界中のワインの関係者に与えた衝撃は大きいことがわかります。
また、日本ではドラマ化もされているため、認知度も非常に高い作品になっています。

あらすじ

物語の主人公神咲雫は、著名なワイン評論家の父親を持っていたものの、ワインに関しては素人でした。

父親である豊多香の訃報が届き、雫は父親の遺言をきっかけにワインに魅せられていきます。
遺言には、豊多香が選んだ12本のワイン「十二使徒」とその頂点に立つ1本のワイン「神の雫」が心象風景の表現によって記されていました。
その全てのワインの銘柄と年を1年以内に全て当てた者に、20億円相当にもなる豊多香のワインコレクションを譲渡するとも記されていました。

そこに、豊多香の死の直前に養子として迎えられた天才ワイン評論家、遠峰一青が現れ遺産を巡って雫と勝負することになってしまいます。

十二使徒の正体に迫る2人の駆け引きや様々なワインが登場する物語になっています。

マリアージュ 〜神の雫 最終章〜

十二使徒を探し終えた神崎雫は、ワイン探求のために海外へ旅に出ていました。
帰国後、とある事情から一文無しになってしまった雫は、ママミーヤという洋酒居酒屋で住み込みで働くことになります。

その中で、食事とワインのマリアージュによって経営が厳しいママミーヤを立て直していくというストーリーです。

今作の最終目的は、未だ見つかっていない神の雫を見つけることにありますが、前作のように単体のワインを探し当てるというよりは、特定の料理に合うワインを探すことに焦点が当てられています。

題名にもなっているマリアージュを追求する内容になっています。

ネタバレ注意!神の雫の銘柄は?

世界中で大きな反響が連載終了した現在でも残る神の雫ですが、タイトルにもなった神の雫とはいったいどのような銘柄なのでしょうか。

選出方法は大きなネタバレとなってしまうため背景は記載しませんが、最終的に神崎雫とライバルである遠峰一青がそれぞれ1本ずつを神の雫として選びます。

2本の神の雫として選ばれたワインをそれぞれ紹介します。

シャトー・シュヴァル・ブラン 1982

主人公の神咲雫がセレクトしたワインです。
カベルネ・ブランという品種を66%、メルローという品樹を34%使用しており、果実感や完熟感、控えめなタンニンが絶妙なバランスを醸し出しています。
また、ローストした果実感、コーヒー、溶けたチョコレートの甘く風雑な香りや、魅力的な余韻の長さなど、どれをとっても高い評価を獲得している1本です。

インターネットで購入することもできますが、非常に高価なため、さすがは神の雫といったところ。

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クロ・ド・ラ・ルッシュ2002

ライバルの遠峰一青がセレクトしたワインです。
J・トルショー氏が手がけるワインとして高い評価を得ているワイン。
J・トルショー氏は2005年に醸造を引退され、畑も売却してしまったため現在このワインを探し出すことは非常に難しいでしょう。
どこかのレストランやワインオーナーの秘蔵の1本として、もしお目にかかれば値段はともかく、是非とも飲んでみたいワインです。

比較的薄い色とは裏腹に、ブドウ本来の果実感、繊細さ、力強さもある幻のワインとして知られています。

神の雫 ワインリスト「十二使徒」

神の雫に登場する十二使徒のワインリストです。
インターネットで購入が可能なものもありますが、手に入れやすい価格ではないものがほとんど。

また、価格が高騰していたり、作り手の引退などが原因で入手困難なものも存在します。
もし出会えたら一度は飲んでみたいワインリストになっています。

また、同様の名前でも生産者によってテイストなどは全く別物になります。
低価格で同じ名前のワインを見つけても、生産者が異なることが多いため、しっかりと確認した方が良いでしょう。

第一の使徒:レ・ザムルース 2001年

レ・ザムルースはジョルジュ・ルーミエが生産する非常に希少な1本です。
生産本数が少ないことや、年代による違いから、2001年のボトルを見つけ出すのは非常に難しいでしょう。

年代違いのボトルは見つけることができますが、価格はそれでも20万円〜40万円と、なかなか手が出る価格ではありません。(リンクは年代違いの1本です)

第二の使徒:シャトー・パルメ 1999年

安定した供給量・品質・強いボディーが特徴のシャトー・パルメは、格付け的には3級とそこまで高くはありません。
しかし、シャトーパルメは格付け以上の評価があるとワイン好きには知られており、特に1990年のシャトー・パルメは評論家も絶賛するほど高いクオリティーに仕上がっています。

使用されるブドウの品種はカベルネ・ソビニオンを47%、メルローを47%、プティ・ヴェルドを6%で、非常に長い余韻を楽しむことができるでしょう。

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第三の使徒:シャトーヌフ・デュ・パプ キュベ・ダ・カポ 2000年

1987年に父と娘が独立し、1989年に立ち上げた醸造所からリリースされるワインです。
代々ワインを作り続けていた家からの独立ということもあり、昔ながらの手法を引き継いだ手法でワイン造りを行なっています。(リンクは年代違いのワインです)

第四の使徒:シャトー・ラフルール1994年

ボルドー ポムロール地区で作られるワインです。
メルローとカベルネ・フランが50%ずつ使用されており、毎年リリースされるため、年数にこだわりがなければ比較的入手することができます。

もちろん、価格は10万円前後のことが多いので気軽にとは言えませんが、ぜひ手に取ってもらいたい1本です。
ボルドーの中でも非常に高い評価を毎年獲得しているヴィンテージワインの1つです。

シャトー・ラフルール[1994]

第五の使徒:シュヴァリエ・モンラッシェ2000年

気高いミネラルを持つ特急の畑からリリースされるワインです。
様々なワインに言えることですが、ボトリングされた後も熟成させることによって様々なテイストを楽しむことができますが、このシュヴァリエ・モンラッシェは熟成によって真価を発揮するワインだと言われています。

フィニッシュの余韻も非常に長いことも特徴の1つで、様々なワイン愛好家が欲するワインの1つです。
しかし、当時の生産者は2003年に引退しているため、幻のワインの1つになっています。
2000年ヴィンテージは手に入らなくなっていますが、その後は長男フィリップが生産を引き継ぎ、今も高品質のワインを生産しています。
2017年ヴィンテージはインターネットで手に入れることができるようです。(リンクは2017年ヴィンテージです)

第六の使徒:バローロ・カンヌビ・ボスキス2001年

バローロは、イタリアワインの王様と呼ばれるネッビオーロ種から作られるイタリアワインです。
イタリアのワイン方で最高峰に位置付けられているこのワインはこのワインを世に出したルチアーノ・サンドローネはブルゴーニュのような畑ごとの品質概念を初めてイタリアのバローロに持ち込んだ生産者だと言われています。

神の雫で取り上げられる2001年ヴィンテージは今は入手しにくいですが、十二使徒の中でも比較的手に入れやすいワインとして紹介されているため、今後入手できる可能性もあるでしょう。(リンクは別ヴィンテージです)

第七の使徒:シネ・クア・ノン ザ・イノーギュラル・イレブン・コンフェッションズ・シラー 2003年

アメリカ、カリフォルニアで造られるワインです。
このワインの面白さは、毎年ワインのブレンドやテーマを変えてくることにあります。
そのため、年によってテイストにブレが生じるかと思いきや、過去13回も満点の評価を獲得するなど、アメリカの醸造家の中ではトップに君臨するワインです。

第八の使徒:キュヴェ・エクスキーズ NV

フランスのシャンパーニュ地方で造られるシャンパンです。
生産者のジャック・セロス氏がレストランからの要望を受けて造ったシャンパンで、造り自体はブラン・ド・ブランと同様です。

ワイン原酒をブレンドするアッサンブラージュの工程で比較的若いワインをしていることが特徴の1つです。

第九の使徒:ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2005年

イタリアのトスカーナ州で造られるワインです。
このワインの特徴は、60ヶ月もの熟成期間を設けたうえで、いつコルクが抜かれても最高のポテンシャルを発揮するように造られていることです。

購入してから飲み頃まで熟成させるワインとは異なるため、すぐに開栓することも可能な1本です。
イタリア国内のワインやグルメ誌でも高い評価を獲得しており、イタリアスローフード協会が発行する「ガンベロ・ロッソ ヴィニ・ディ・タリア」の2008年版では、最高のイタリア赤ワインと認められています。

第十の使徒:グラン・エシェゾー2002年

1960年に創業の小規模なワイン生産者が造るワインです。
40人の人員が手作業で収穫を行なっています。
化学薬品を使用しないリュットリゾネと呼ばれる害虫対策など、高品質なワインを造るために手間暇かけて生産されるワインです。

複雑に重なった旨味と重厚な旨味、女性らしい繊細さも兼ね備えた人気のボトルです。(リンクはヴィンテージ違いです)

第十一の使徒:フェレール・ボベ・セレクシオ・エスペシャル 2008年

スペインカタリューナ州で生産されるワインです。
2008年のヴィンテージは即完売になってしまったため同年のワインを入手することは非常に難しいですが、他の年代のボトルはいくつか入手することが可能です。

確固たる製造技術と資本力によって常に高品質のワインを造り続けています。
手積みでの収穫や厳しい選果など、高品質なワインを造ることにしっかりと時間をかけることで最上質なワインを年々リリースしています。

年代によっては比較的手を出しやすい価格で出回ることもあるため、十二使徒の中で狙うのであればおすすめの1本です。(リンクはヴィンテージ違いです)

第十二の使徒:シャトー・ディケム 1976年

十二使徒最後の1本は、フランスボルドーの白ワインです。
ブドウの木1本からグラス1杯と言われるほどの低収穫量にこだわった白ワインで、ホワイトハウスの迎賓用として出されることでも知られています。

最高の出来のワインは200年も飲み頃が続くと呼ばれるほどのポテンシャルを秘めています。

非常に甘口のワインで、デザートワインと評されますが、甘口のワインでは唯一特別第1級に指定されています。
40年以上の熟成を経たこのワインは蜂蜜のような濃厚さに加え、スパイスの風味が加わりながらもしっかりとした味わいを保ち続けます。

一生に一度は飲んでみたい銘柄で、購入も可能ですがやはりかなり高価ですが、一生を通じて寄り添う1本になるでしょう。

神の雫 おすすめワインリスト

十二使徒や神の雫に選ばれたワインリストを紹介しましたが、どれも非常に高価なワインでなかなか手が出ない方が多いと思います。

しかし、神の雫に登場するワインは高価なものだけでなく、3000円台で購入可能なおいしいワインも数多く紹介されています。

ここからは、3000円台で購入できる神の雫に登場したおすすめのワインを紹介します。

シャトー・ル・ピュイ

神の雫といえばこのワイン!と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
神の雫で紹介された後に価格が高騰し、時には1万円以上の価格に跳ね上がったワインです。

それを知った生産者のアモロー氏は、即座に出荷を止めたことからも、この人気の高さが伺えます。
ワインは投機の対象にされることもありますが、このワインは誰にでも手が届くようにとの生産者の思いが詰まったワインです。

このクオリティのワインが3000円台で購入できるのは非常にお得だと言う声も多く寄せられていることからも、今でもなおファンの多いワインということがわかります。

プピーユ

ボルドーの中でも非常にコストパフォーマンスが高い1本です。
しっかりとした果実感、ボディを感じることができ、ボルドーが好きな方にもぜひおすすめしたいワインの1つです。

このワインは、スイスで行われたテイスティング大会において、20万円以上するワインと最後まで張り合ったという逸話があります。

20万円以上のワインと最後まで争ったワインが、3000円台で購入できると考えると、このワインが持っているポテンシャルの高さがわかります。

ペスケラ・ティント・クリアンサ

スペインで生産されるワインです。
安価な大量生産のワインが多かったスペインで、上質なワインを造りたいとの思いから誕生したワイン。
ワイン評論家のロバート・パーカー氏が自身の著書で賞賛したことで、一躍有名ワインの仲間入りを果たします。

このワインは18ヶ月をオークの樽、その後瓶内で6ヶ月熟成を行なった後に出荷され、一口口に含むと果実感や爽快感など様々なテイストが折り重なり、最後には長い余韻を楽しめるという値段に見合わない体験をすることができるワインです。

スペインワインの価値観が変わる1本になるでしょう。

ロッソ・ディ・ノートリ

ロッソ・ディ・ノートリは、酸味・渋み・甘みなど非常にバランスのとれたワインで様々な国で親しまれているイタリアワインです。

ヴィンテージによってテイストのばらつきが起こりやすいワインという飲み物の中でも、非常に安定したテイストを楽しめるのが特徴で、様々な年代のこのワインを楽しむのもおすすめです。

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マッキノンズ・シラーズ

プラム系の甘い香りが特徴的なオーストラリア産の1本です。
明るく女性的な印象はどのような方でも飲みやすく、タンニンの渋みも抑えられているためワインの渋みが苦手だという方にもおすすめです。

非常に手頃な価格で手に入るため、普段飲みにも大活躍のワインです。

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菊鹿シャルドネ

日本の熊本ワインで造られるジャパニーズワインです。
ステンレスタンクのワインと熟成樽のワインをブレンドすることで、柔らかさと深みを持たせたフルーティーな1本です。

辛口ワインに分類されますが非常にバランスの良い仕上がりで、様々なフルーツの香りをキリッと楽しめる白ワインになっています。

ヴィニャ・ディ・ガブリ・ドンナフガータ

150年の歴史を持つ高級ワイン会社を基盤に発足したドンナフガータ社がリリースする白ワインです。
華やかでエレガントな香りやフルーティーな中にもしっかりと辛口の存在感があるワインです。
通常この価格帯の白ワインは甘めのテイストや辛めのテイストなど、一方向に尖りがちなイメージですが、このワインのバランスは良い意味で価格に見合わない白ワインとして、世界中で親しまれています。

ドメーヌ・ミットナット・フレール・キュヴェ・ギョタク

魚料理、中でもお寿司に合うワインを目指したという珍しい白ワインです。

ブドウの産地はフランスで、ヴィンテージによってブレンド比率も異なるというこだわりにも関わらず、非常にコストパフォーマンスが高いのが特徴です。

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ラッツェンベルガー バハラッハー・リースリング・ゼクト

ドイツで造られるスパークリングワインです。
神の雫の登場前は、非常にマイナーな産地だったこともあり現在ほどの人気はありませんでしたが、登場後に状況は一変。
日本で爆発的な人気になり、大きな反響を呼びました。

フランスのシャンパーニュにも負けないと評判のスパークリングワインがこの価格で楽しめるので、非常におすすめな1本。

カンポス・デ・エストレリャス・ブリュット NV

非常にバランスのとれたスパークリングワインとして様々なシーンで楽しまれているスパークリングワインです。
色もラベルもデザイン性が高く、プレゼントとしても喜ばれる1本になっています。

スペイン産のスパークリングですが、シャンパーニュ製法、もしくはトラディショナル方式という瓶内で二次発酵してで製造されるため、きめ細かい泡も特徴の1つです。
シャンパーニュは国や地域に明確な規定が存在するため、このワインをシャンパーニュと呼ぶことはできないのですが、同じ製法で造られているため価格を抑えてシャンパーニュを楽しみたい方にはおすすめな1本です。

価格や点数を気にせず自分だけの神の雫を見つけよう

ワイン

様々なワインが登場する神の雫ですが、主人公の神咲雫はワインに点数をつけることをしません。
どのようなワインでも造り手の思いやストーリーが込められており、今回紹介したワインの他にも最高のワインは数多く存在します。

様々な種類のワインに触れて、自分だけのワインリストを作ることもおすすめです。