TOP / お酒を選ぶ / ビール・発泡酒 / 国産に注目!ふるさと納税でクラフトビールを楽しむ方法を専門家に聞いてみた

お酒という側面から、ふるさと納税の魅力について深堀りしていくこの企画。3回目となる今回は、世界的にブームとなっているクラフトビールについてご紹介します。

実は「ふるさとチョイス」でもらえるお礼の品の中には、一般的には手に入りにくいような珍しい国産クラフトビールもたくさんあるんです!

ここでは、ビールの専門家の方に国産クラフトビールの特徴やトレンド、昨今のブルワリーの現状について教えてもらいながら、おすすめの国産クラフトビールをご紹介していきます。

今回クラフトビールについて教えていただく専門家

野田幾子 さん

ビールの美味しさや楽しみ方を伝えるビアアンバサダー/日本ビアジャーナリスト協会副代表。2007年のビアバー・ビアパブムック『極上のビールを飲もう!』をはじめ、数多くのビールに関する本や雑誌の企画執筆、編集、構成を務める。 現在、ビールのペアリングに特化した著・監修書『ビールのペアリングがよくわかる本』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、監修したビアコミックエッセイ『恋するクラフトビール』(KADOKAWA)が大好評発売中。ビアイベント主宰、ビール/ペアリング講座企画開催、テレビ番組企画協力も多数。

知っているようで知らない!?クラフトビールに対する素朴な疑問を野田さんに聞いてみた

日本でも市民権を得てきたクラフトビールですが、知らないことも意外に多いはず。まずは、クラフトビールに関する素朴な疑問を野田さんに答えて頂きました。

nomooo編集部

まず、とってもストレートな疑問なのですが「クラフトビール」っていうのは一体どういうものなのですか?様々なビールがある中で、どういったビールが“クラフト“に該当するのかを疑問に感じていました。

野田

確かに、その部分は多くの人が疑問に思っているポイントかも知れませんね。アメリカではブルワーズアソシエーションという団体によって、クラフトビールか否かに関してのしっかりとした定義づけがされています。すごくシンプルに言うと、「小規模である」「独立している」「伝統的なビール造りをしている」という3点がクラフトビールである条件として語られています。

nomooo編集部

なるほど、では日本でもそれに則って定義づけすればいいのでは?

野田

それが、そうもいかないんですよ(笑)例えば、小規模であることについての定義は年間の生産量が約70万kl以下とされています。これって、いわゆる大手メーカーの製造量とあまり変わらない量なんです。

nomooo編集部

あぁ……規模感がぜんぜん違うんですね。

野田

そうなんです。日本のクラフトビールを考える上では、まず「地ビール」という言葉について触れておく必要があると思います。「地ビール」は、1994年の酒税法改正によって全国に多数生まれた小規模醸造のビールです。年間60kl以上の醸造量で免許が取得できるようになったことで、ビール醸造へのハードルがだいぶ下がりました。

nomooo編集部

小規模という側面からすると、クラフトビールと呼んでも良いような気もしますね。

野田

そうですね。当時の「地ビールブーム」のときに生まれたものの中にも、クラフトビールとよんでも良いほどクオリティーが高く、美味しいビールはたくさんあります。しかし残念なことに、その多くは観光客に向けたお土産ビールのようなものが多かったんです。珍しさから観光客が購入はするものの、町おこしの一環として地元産の原料を使っているだけといった“味は二の次”のビールが多かったのも事実。小規模であることから値段は高かったことも影響して、地ビールという言葉に対してネガティブな印象がついてしまったんです。

nomooo編集部

“クラフト”と冠をつけるには程遠いものだったんですね。

野田

ただ、日本のクラフトビールは地ビールの延長線上にあることは間違いありません。地ビールの時代からこだわりを持ってクオリティーの高いビールを造っている醸造所は、老舗として日本のクラフトビール業界を引っ張ってくれているところもあります。様々な意見はあると思いますが、日本でのクラフトビールの定義としては「職人が丹精をこめてつくったこだわりのあるビール」「日本としての少量生産」「スタイルの多様性」この3つに注目すればいいと思います。

想像以上に厳しい!?日本のブルワリーを取り巻く現状

野田

クラフトビールが注目を集めたことや、2018年の酒税法改正の影響もあり今では日本に400以上のクラフトビール醸造所があります。今は消費者の舌も非常に厳しくなっていますから、自然と競争の原理が働いていくとは思うのですが、昨今のコロナの影響は計り知れないものがあります。美味しいビールを造っていても、経営が苦しくなってしまうブルワリーが非常に多いんです。

nomooo編集部

たしかに、造り手としてはかなり厳しい状況ですよね。

野田

飲食店が軒並み休業したことにより、ビールを卸すことができませんよね。比較的賞味期限の短い飲み物ですから、計画的に造ったものを破棄せざるを得なかったブルワリーも少なくはありません。そのため、各ブルワリーは急ピッチで直販の体制を整えました造り手が直接消費者にビールを届けることができるという点では、良い側面ではありますけど、厳しい状態であることにはかわりありません。

nomooo編集部

選択肢が増えてビール好きにとってはいい面もありますけど、初心者にとっては選ぶのが難しいですよね。

野田

ですから、ふるさと納税のお礼の品としてクラフトビールをもらえるというのは、1つの支援になると思うんです。せっかく納税するなら、美味しいものをいただけるのは嬉しいことですし、寄付をしながら全国各地のクラフトビールについて知ることができる。そこで新たな出会いや感動があれば、継続的にブルワリーから購入するきっかけにもなりますよね。

野田さんが選ぶ「ふるさとチョイス」掲載のおすすめのクラフトビール

各都道府県の名産品や、ご当地企業の商品をお礼の品としてもらえるふるさと納税は、新たなクラフトビールと出合うのに素晴らしい機会だと語る野田さん。ここからは、野田さんがピックアップした「ふるさとチョイス」掲載のおすすめクラフトビールをいくつかご紹介していきます。

実際に飲みながら、各ブルワリーの解説やスタイルの説明、ビールの楽しみ方をうかがっていきましょう!

高知県・香美市のお礼の品/「高知カンパーニュブルワリー」TOSACO

野田

こちらは、高知県・香美市のお礼の品としていただける「高知カンパーニュブルワリー」のビールです。造り手の瀬戸口さんは、高知に移住した後にブルワリーを立ち上げた方で、地産の副原料を使用してビールを造っているのが特徴。地域の魅力をビールに詰め込んでいるブルワリーということで、お礼の品としてぴったりです!「こめホワイトエール」「ゆずペールエール」「土佐IPA」の定番の3品を飲み比べできます。初心者の方におすすめなのが「こめホワイトエール」。しっかりと冷やして、ゴクゴクと爽快に飲むのにぴったりな1本です!

飲み比べの際は〇〇の順番を意識するとさらにビールを楽しめる!

野田

このビールに限らず、複数のビールを飲み比べるときには「飲む順番」に気をつけることで、より一層ビールの特徴を楽しむことができます。基準となるのは「アルコール度数」「色の濃さ」「香り(味)の強さ」。これらが弱いビールから、徐々に強いビールを飲み比べていくことでそれぞれのビールの特徴を掴むことができます。 今回の場合は、「こめホワイトエール」「ゆずペールエール」「土佐IPA」の順番で飲むと良いと思います!

神奈川県・開成町のお礼の品/ 「Garapago racing」

野田

神奈川県・開成町のお礼の品としていただける「Garapago racing」のおすすめ4本セット。元々はピザ屋を母体としている、2018年にオープンした新しいブルワリーです。醸造長の長山さんが周辺出身ということも、地元愛を感じますよね!オープンに先駆けて、全国各地の有名ブルワリーに指導を受けたり、相談に乗ってもらったりと、ビールに対する情熱を感じます。

初心者にもおすすめの「セゾン」の特徴を飲み比べ!

野田

この4本セットでは、毛色の異なる「セゾン」を飲み比べてみてほしいです!「セゾン」はベルギーで飲まれている伝統的なビールのスタイル。夏の農作業の合間にゴクゴクと飲めるような飲み口の軽さが特徴です。しかし、最近ではセゾンにも多様性がでてきていますので、実際に飲んでみないとわからないのも事実。こちらのセットでは、ポーターとIPAの他通常のセゾンとブルーベリーを使ったセゾンの2種類が入っているので、セゾンの飲み比べを楽しんでみてください!

静岡県・掛川市のお礼の品/「カケガワビール」

野田

静岡県・掛川市のお礼の品としていただける「カケガワビール」の5本セット。こちらのブルワー西中さんは、ベルギーで2年間ビール造りを学んだ経歴を持つ本格派です。伝統的なベルギービールの醸造を学んだことから、確かな知識がありながらも固定概念にとらわれず自由な発想で個性的なビールを造っているのが特徴的!各スタイルの良さをしっかりと再現している、良質なクラフトビールです。

地元産の素材を使った個性的なクラフトビールで多様性を楽しむ!

野田

5本それぞれが全く異なるタイプのビールが楽しめるこちらのセット!掛川産のほうじ茶を使った「ほうじ茶エール」の他、季節限定のビールとして桃を使ったビールなど個性的なビールを飲み比べて、クラフトビールの多様性を再確認してみてください!

新潟県・見附市のお礼の品/ 「MITSUKE Local Brewery」

野田

新潟県・見附市のお礼の品としていただける、「MITSUKE Local Brewery」のビール。元々、カフェからはじまった小さなブルワリーで、現在でも醸造所併設のカフェではブルーパブとして出来たてのビールが楽しめます。季節ごとに様々なビールを造っていて、どれも地域の方々に愛されている地域密着型のブルワリーです!スタイルの特徴はしっかりと再現しながらも、毎日飲めるような軽やかな仕上がりのビールという印象ですね。

毎日飲みたくなる!料理との調和が考えられたビールは食事にもこだわって

野田

私の感想ですが、こちらのビールはどれも食事と合わせるのに最適!カフェが母体となってできたブルワリーなだけあって、「料理との調和」を意識したビール造りをしているのかもしれませんね!ピザやハンバーガーといった、ビールの定番おつまみと一緒に楽しんでみてください。他のお礼の品組み合わせて楽しむのも良さそうですよね!

楽しみながらブルワリー支援!ふるさと納税で全国の様々なビールに出合ってみよう!

野田

ローカルとビールは非常に相性が良いんです!だって、「自分の街のビール」「大好きな街のビール」というだけでなんだか嬉しくなりませんか?

nomooo編集部

確かに、自分の街に美味しいビールがあるって自慢したくなります(笑)

野田

出身地のビールはもちろん、旅行先で出合って一目惚れしたビールなんかも私は思い出深いものがけっこうあります。昨今の世界情勢的に、気軽に旅行にいくことができませんが、ふるさと納税を行えば、日本各地の個性的なビールと出合うことができますよね!こうして、今まで知らなかったブルワリーを知ることだけでも、ビール業界に対する支援になると思うんです。お酒好きの方は、ぜひ「ふるさとチョイス」さんで各地のビールを探してみて気になる商品があったら、ぜひその地方自治体に寄付をしてみてください!

クラフトビールが流行したからこそ、目が向けられるようになったローカル×ビールの関係性。旅行ができない今だからこそ、ふるさと納税で全国各地を知るいい機会かもしれませんね。お礼の品の数日本一の「ふるさとチョイス」を使えば、きっとあなたがまだ知らないレアなビールにも出合えるはずです!今回、野田さんが教えてくれたポイントを参考にお礼の品として全国のクラフトビールを申し込んでみては?

「おうちでクラフトビールフェス」開催中!

日本中から集まったクラフトビールをふるさと納税で"飲んで応援"しませんか!

新型コロナウイルスの影響で、クラフトビールイベントが相次いで中止になりました。ふるさと納税総合サイト"ふるさとチョイス"には日本中のクラフトビールが勢揃い!きっとピッタリのクラフトビールが見つかるはずです。

詳しくはこちら

※提供:ふるさとチョイス