TOP / お酒を選ぶ / 焼酎 / 家飲みハイボールに最適!?お酒の専門家に「樽熟成酒」の魅力を語ってもらった

自粛ムードの中、お酒好きは「家飲み」が主流になってきた?

コロナウィルスの感染拡大の影響により、外出の自粛ムードが続く中、外食を控える人が増えています。お酒好きにとって、好きなお店で自由に飲食ができないのは、なかなか辛いものがありますよね。

この時勢は、お酒のトレンドにも大きく影響を与えています。実は現在、家でお酒を飲む人の割合が急増しているんです。オンライン飲み会はもちろん、自宅での夕食時に1杯飲んだりと、これまで家でお酒を飲まなかった人も積極的に「家飲み」を楽しんでいるようです!

缶チューハイも良いけど、お酒好きは自分で割り物を使ったお酒を作っている!

家飲みの定番といえば、缶ビールや缶チューハイ。コンビニ、スーパーなどで気軽に手に入ることから多くの人が利用していますが、これまでバーなどでお酒を楽しんできた人にとっては少し物足りなく感じてしまうのも事実ですよね。

そんな、お酒好きの方々が実践しているのが自分でハイボールを作って楽しむ飲み方。ウイスキーや焼酎といったお酒のベースを購入、ソーダで割るなどして楽しむことで自分好みの1杯を作ることができます。

また、ベースに使うお酒にこだわることで、ソーダ割りではなくストレートやロックなど他の楽しみ方もできるため、“玄人”の方々はベースのお酒を厳選して家飲みを楽しんでいるのだそう。

お酒によって変わるハイボール(ソーダ割り)の味わい!決め手は樽熟成にある!?

お酒の専門家

ハイボール(ソーダ割り)で使用することの多いウイスキー。原料による味わいの違いもさることながら、決め手となるのは「どのような樽熟成を行っているか」にあるようです。また、樽熟成はウイスキーの他に、ワインやビールなどでも用いられる手法ですが、実は焼酎や泡盛などでも行われています。

今回は、お酒の専門家2名に久米仙酒造の19年熟成樽貯蔵酒『沖縄』を実際に飲んでいただき、樽熟成を行ったお酒が持つ奥深い味わいについて詳しく解説していただきました。

ウイスキーエキスパート:西 勇輔さん

西さん

国内でまだ1,900名程しか保有していない「ウィスキーエキスパート」の資格を保有。THE GLENLIVET公式ブランドアンバサダー、JSA認定ソムリエやWSETなど、資格に裏付けられたお酒に関する様々な深い見識を持つ。フードアナリスト協会の認定講師も務め、食情報の専門家として食を通じたコミュニケーションの魅力を最大限に伝えてくれる。ワインバー 「西麻布 KEYAKI」 支配人。

バーテンダー:植竹 政友さん

植竹さん

六本木 「BAR Harvest Time」所長。
300年の歴史を誇るフランス本社「Remy cointreau Japan」オフィシャルのスラッシュBartenderに選出されるなど、バーテンダーとして長いキャリアを誇る。

ウイスキーだけどウイスキーじゃない!?知る人ぞ知る樽熟成酒『沖縄』をプロが辛口レビュー

お酒の専門家

19年熟成樽貯蔵酒『沖縄』とは

久米仙酒造が販売していた現在、入手困難な2001年蒸留(19年熟成)の樽貯蔵酒。度数は43度。700ml。香りと旨みのバランスがよく、一般販売終了後も問い合わせが殺到するほどファンが多い泡盛ベースの樽貯蔵酒。現在、同社のクラウドファンディングで販売を限定的に復活させており、樽酒ファンからの注目が集まっている。

※以下、敬称略

西

やはり樽熟成しているだけあって、見た目だけだと完全にウイスキーですよね。通常は透明な泡盛が、ウイスキーのような琥珀色に変わっています。これこそまさに樽熟成の力。樽の木材から溶け出した成分がお酒に溶け出すことで、色だけでなく香りや味わいまでもが大きく変わるのが樽熟成なんですよ。原酒の個性と樽の個性が混ざり合うことで、ケミストリーを起こして深い味わいを演出してくれます

植竹

おぉ!!1口飲んだだけで、すごく面白いお酒だということが伝わってきました。

西

ウイスキー感がありながらも、泡盛のテイストがしっかり残っているのがこのお酒の面白い所なんですよね。泡盛の原料であるお米の風味も感じられて、唯一無二の味わいになっています。

植竹

良質なスコッチに匹敵するくらい、香りのバランスがとてもいい。*ノージングだけだったら、ウイスキーと言って出されてもわからないかもしれないですね。

*ノージング:ウイスキーに鼻を近づけて匂いをかぎながら、どのようなお酒のキャラクターなのかを判別すること

西

泡盛に感じるような、独特な柔らかい塩味も特徴的です。

植竹

雪塩みたいな、優しいコクのある塩味だよね。身体にスッと入ってくるような角のない塩味で、飲み疲れない。スコッチだともっと強い刺激的な癖のある感じだけど、そことはしっかり差別化されている。

西

また、ほのかに“梅”のような香りがするんですけど、実はこれってすごく良いお酒の証拠なんです。この香りは、アミノ酸が凝縮しているからこそ感じられるフレーバー。つまり、旨味が伴っているお酒ということなんですよ。

植竹

製造や熟成が行われている環境に寒暖差があると、シャープな酸味が現れるのですが、それは殆ど感じない。人も気候も暖かな沖縄ですから、酸の角がないふくよかな味わいですね。味の余韻も非常に長くて、本当に高品質なウイスキーを飲んでいるかのよう。

時間の経過や水分量によって大きく変わる味わい!樽熟成酒のポテンシャルの高さに驚き!

お酒の専門家

西

グラスに注いで、5分くらい経つとメロンの種近辺の熟した部分のような甘い香りが顕著に表れますね。おそらく、この甘やかな香りこそがオーク樽で熟成させた『沖縄』の特徴的な部分だと思います。時間の経過や空気の触れ方、加水の具合などで全然違うお酒の表情になるでしょうね。

植竹

うん、10分ほど置いておくとまた全然違うニュアンスに!アメリカンオークの香りが際立って、ウイスキーらしさが増しています!これぞまさに、沖縄ウイスキーといっても良いくらい。こんなに表情豊かなお酒も珍しいですよ。

西

すごい樽香だ…。バーボン樽に顔を入れて匂いを嗅いでいるかのような(笑)バーボン樽の特徴にバニラ香がありますが、ここまで樽のバニラ香が立つとは思いませんでした。飲み方にこだわることで、本当に色々な楽しみ方ができますね。1ショットのストレートを飲むだけでも、10〜30分くらい時間をかけてゆっくり飲んでほしいですね。

デキャンタージュ

植竹

時間が経過した味わいを楽しみたいなら、直接グラスに継ぎたくなる気持ちをぐっと抑えて、グラスの移し替えによって空気にふれさせるのがおすすめ!飲むことで樽香を存分に感じながら楽しめると思いますよ。

加水することで一気に表情が変わる樽熟成酒『沖縄』

植竹

ストレートではウイスキーのニュアンスが強かった一方、加水すると今度は泡盛の味わいが強く出てきますね。

西

本当だ。ストレートだとかなりウイスキーよりの味わいですが、15mlに対して1~2滴加水するだけで泡盛のニュアンスがかなり強まる印象です。トップノートがピーチパインのような香りに変化してグッと甘みが増します。

植竹

すごくふくよかな甘さだ!飲んだ瞬間、目の前に「さとうきび畑」が現れるかのよう(笑)通常、水を足すとまろやかな味わいになるんですけど、『沖縄』の場合まろやかさに加えて樽香も膨らんで力強さもプラスされる。この両者の“素敵な矛盾”が楽しめるのも、『沖縄』という商品の魅力でしょうね。

西

加水するのであれば、常温の水を加えるのがポイントです。お酒と同じくらいの温度のお水を用意してあげてください。最初は1滴足すだけで飲んでみて、そこから徐々に加水量を増やして、好みの分量を見つけてあげると良いと思いますよ。

植竹

ストレートに近いとウイスキーのようなニュアンス、水を足していくと泡盛のニュアンス。この両者のバランスを加水量で調整して、自分が最も好きな味わいを探しながら楽しむイメージですね!

西

あと、意外なことにロックの味わいが最も“玄人向き”かもしれないですね。温度を下げることで出る苦味を楽しめる方は、ロックで楽しんでみてください。

植竹

ロックにすると、少し苦味が際立ちますね。このままでも美味しいけど、カクテルベースとしてもすごく汎用性が高そうです。ウイスキーネグローニのウイスキー代わりにコレを使っても面白そうだし、マンハッタンも良い。シナモンなどのフレーバーを合わせても美味しく楽しめそう。

西

確かに美味しそう!アレンジの幅も魅力の1つですね。

ソーダ割りだけじゃない!『沖縄』で作るハイボールの楽しみ方

熟成泡盛「沖縄」

西

家飲みの定番ハイボールも、かなり面白い味わいになりますね。お酒としてしっかり個性があるので、ソーダ割りにしても全然負けない。爽快感とともに、香り・甘み・苦味とお酒の味わいもしっかり感じるハイボールになります。

西

家でハイボールを作る際のポイントは、お酒とソーダを注ぐ際に氷にあてないこと。一気に氷が溶けてしまうと、味がぼやけてしまうんです。グラスを斜めにして、内側にあてるようにして注ぐのがベスト!コレを守るだけで家ハイボールのクオリティーはグンと上がりますよ。

植竹

ソーダ割りも良いですけど、今回試した中だと『沖縄』はトニックで割ったハイボールが抜群に美味しいです!

西

私もトニック割りがイチオシですね。甘みと爽やかな香りと樽の香りが、最後に一気に口の中を支配する感じが……。これはソーダ割りでは出せないニュアンスですよ。

植竹

レモンピールやオレンジピールなんかで、柑橘系の香り付けをしてあげて飲めば夏にぴったりの飲み口になりますよ。もはやカクテルと言っても良いくらい。しかも飲みやすいんですよね。本当にいくらでも飲めそう!!この味わいは、氷の溶け具合もポイントなのでご家庭用の氷で作るのにもピッタリ!氷が溶けだした水分によって、加水した時のように『沖縄』の風味を豊かにしてくれるんです。

西

久米仙の“せん“からとった「セントニック」というカクテル名を今ここで命名しました。久米仙さん、すぐに商品化しましょう(笑)

植竹

ストレート、ロック、ハイボールとペアリングを考えるのもすごく面白いですね。定番のナッツであれば少し甘みがあるカシューナッツやしっかりとローストしたアーモンドがおすすめ。あとは、チョコレートもGOOD!!カカオの効いた苦いものよりも、甘めでマーマレードやオレンジクリームが入ったタイプのものが、より『沖縄』の魅力をひきだしてくれそうです。

西

あとは、沖縄の郷土料理「ラフテー」も合うと思いますよ。豚の脂の甘みが『沖縄』のテイストによく合う。見た目はまるでウイスキーですけど、沖縄の気候や環境のことも考えられていて、さすがは泡盛メーカーが造ったお酒だなと感心しました。

植竹

『沖縄』を飲んでみて、本当に素晴らしいお酒だなとつくづく感じました。お酒好きなら誰もが楽しめる嗜好品として、ギフトとして贈るのにも最適ですよね。そして、アメリカのウイスキー文化と、沖縄の泡盛文化が手を取り合っている雰囲気もすごく素敵。国や地域同士の色々な問題を取り払った“ピースフルなお酒”だってことなんでしょうね。

『沖縄』よりもさらに熟成度が増した!樽熟成酒『鯨 1996』がクラウドファンディングで先行販売!

お酒の専門家も絶賛する樽熟成酒『沖縄』。ハイボールのみならず、ストレートやロックでも楽しめるポテンシャルの高さは、家飲みを豊かにしてくれそうですね!

現在、久米仙酒造は『沖縄』よりもプレミアムな商品、24年熟成原酒を100%を使用した超熟樽原酒『鯨 1996』をクラウドファンディングで先行販売中。

開始5日で目標達成率2000%(600万円)を超える支援が集まるなど、泡盛ファンのみならず蒸留酒好きからも注目が集まっているようです。幅広い楽しみができる樽熟成酒の美味しさをぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?

超熟樽原酒『鯨 1996』とは

樽熟成酒『沖縄』の上位互換にあたる、1996年蒸留の原酒を100%使った贅沢な樽原酒。アルコール度数は50度。容量700ml。原酒の力強い味わいと、24年熟成の希少性も相まって、泡盛業界で初めてのクラウドファンディング開始から5日で目標金額2,000%を達成。現在もクラウドファンディング継続挑戦中。

24年熟成 超熟樽原酒『鯨 1996』の先行販売ページはこちら。