TOP / お酒を選ぶ / リキュール / カクテルの定番!カシスリキュールの美味しい楽しみ方【レシピあり】

居酒屋の定番「カシスオレンジ」や「カシスウーロン」などのカシスカクテル。

甘くて飲みやすいカシスカクテルは多くの人に親しまれている国民的なカクテルベースといっても過言ではないでしょう。

レシピもとっても簡単なので、宅飲みでも大活躍するカシスカクテルですが、実はカクテルの種類や豊富なお酒なんです。

今回は一工夫で自作のカクテルを大幅にレベルアップさせる方法やおすすめのカシスリキュール、さらに「カシオレ」だけじゃない、美味しいカシスカクテルをご紹介します。

カシスってどんな果物?

カシス

カシスとは、和名で「クロスグリ」といわれるストロベリーやブルーベリーなどのベリー系の果物です。おおよそ1cmほどの赤黒い色をしています。

カシスはフランス語ですが、カシスリキュールの普及の影響もあり、和名で呼ぶ機会はほとんどありませんよね。お酒に入れる以外にも、お菓子に使ったりジャムにしたりと様々な用途で使われています。

生で食べることも可能ですが酸味が強く甘みが少ないため、ほとんどが上記のように加糖して製品として使われます。

カシスリキュールができるまで

リキュールとは、蒸留酒に果実やハーブを加え加糖や着色を行なった混成酒のこと。「カシスリキュール」は、果実を使った混成酒に分類されます。

様々なカシスリキュールがありますが、その中でもカクテル向きのリキュールの種類に「クレームドカシス」という種類があります。

このクレームドカシスの製法はEUの規定によって定められており、この基準をクリアしたカシスリキュールだけがクレームドカシスと名乗ることを許されるのです。

カシスは収穫後すぐにリキュールの製造に取り掛からないと参加が急速に進むため、なるべく新鮮なうちに冷凍保存されます。

その後、エタノール濃度を95%以上に濃縮させた中性スピリッツの中で粉砕され、−5℃で1ヶ月以上かけて浸出されます。最後に砂糖を加えてバランスを取り、アルコール度数を整えて完成です。

規定では、クレームドカシスのアルコール度数は15度以上にしなければならず、多くのクレームドカシスは16〜20度ほどのアルコール度数に調整されます。

かなり甘みが強いのでストレートで飲むのには向きませんが、その飲みやすさからカクテル以外にもロックやソーダ割でも親しまれています。

定番カシスカクテルをレベルアップさせる方法

カシスカクテル

オーセンティックなBARで、カシスオレンジを飲んだことはありますか?

居酒屋などで出てくるカシスオレンジとはほぼ別物の感覚で、「本当にカシスオレンジ?」と疑ってしまうほどのクオリティのカクテルが出てきます。

居酒屋のカシスオレンジも美味しいのですが、別物として捉えている方は多いと思います。

もちろん百戦錬磨のバーテンダーの技術にはとても叶いませんが、ここでは自宅でもできるカシスオレンジのレベルアップ方法をご紹介します。

普段のカシスオレンジとは別物になると思うので、ぜひ試してみてくださいね。

氷は「純氷」

カクテル作りに1番重要な要素は氷です。
ほとんどのカクテルに使われる氷は、カクテルを作るときの要素として非常に重要です。

ですが、氷屋から板氷を買って削ったりするのは、自宅で作るカクテルとしては非現実的ですよね。そこで、コンビニやスーパーで購入できる「純氷」を使ってみてください。

製氷機で作る氷よりも溶けにくく、カクテルの味わいが大きく変わりますよ!

材料はしっかり冷やす

カクテル作りに使用する各材料は、あらかじめしっかりと冷やしておきましょう。
可能であれば、全て同じ温度に冷やしておくことが理想です。

違う温度の液体が混ざると希釈熱という現象が起き、温度差がある分出来上がったカクテルがぬるくなってしまいます。

ぬるくなってしまったカクテルを氷が入ったグラスに注ぐと、氷が溶けるのが早まることで、結果的に水っぽいカクテルが出来上がってしまいます。

美味しいカクテルを作るためにも、グラスを含む各材料はしっかり冷やしておいてくださいね。

グラスを手軽に冷やす方法

氷をグラス一杯に入れて、バースプーン(マドラーで代用可能です)をグラスの底まで差し込み、氷がグラスの内側を滑るように静かにステア(混ぜる)します。
ガシャガシャと混ぜると氷が割れたりしてしまい、グラスも冷えにくいので、しっかり確実にステアしましょう。

カクテルをグラスに注ぐ前に、溶け出した水分のみを捨てれば、水っぽくないうえにグラスも冷やすことができます。

また、ブランデーグラスなどで作る場合は大きめの氷を1つだけ使うのがおすすめ。見栄えも綺麗ですし、氷がグラスに当たった時の音も清涼感の1つとして素敵な演出となります。

果実量の多いリキュールを使う

クレームドカシスリキュールは、世界中でたくさんの種類のものが販売されていますが、リキュールに含まれている果実量や味わいはそれぞれ違います。

一般的なカシスリキュールは1300円前後で購入可能なものが多いですが、果実量が多いクレームドカシスは2500円〜10000円以上のものも存在するほどなのです。

今回は果実量や味わいがよく、コストパフォーマンスの良いフィリップ・ド・ブルゴーニュ・クレーム・ド・カシスを使う想定で話を進めようと思います。

値段は約3000円と、やはり通常のクレームドカシスより割高ですが、バーテンダーの愛用者も多いオススメのリキュールです。

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ジュースと生搾りを1:1

オーセンティックバーでは、オレンジジュースやグレープフルーツジュースを使う際に生のフルーツを絞ることがあります。

カシスオレンジの場合、オススメしたいのは生搾りのオレンジ果汁と果汁100%のオレンジジュースを1:1で混ぜて使う方法です。

これにより、生搾りのオレンジの酸味が程よく丸くなり、出来上がったときにマイルドなテイストになりますよ。

フルーツを絞る時の注意点

柑橘系を絞るときにジューサーを使用するときは、できるだけ優しくゆっくりと絞ってください。

また、絞りすぎは厳禁です。「まだ少し絞れるかな?」という程度で絞るのをやめましょう。

理由は、オレンジのワタや繊維質、皮の苦味成分などを果汁に移さないため。
できれば絞ったオレンジをジュースに合わせるときは茶こしなどを使用して、不純物をなるべく取り除きましょう。

シェイカーを使う

グラスにそのまま材料を入れて作るビルドスタイルが多いカシスオレンジですが、シェイカーを使うことでさらにまろやかなカシスオレンジを作ることができます。

材料をシェイカーに入れたら、氷をシェイカーの8分目まで詰め、ストレーナー、トップの順番で蓋をします。

この順番が非常に大事で、ストレーナーとトップをくっつけたままシェイクしてしまうと、注ぐ際にトップが外れず、大変な思いをすることになります。

しっかりと蓋をしたら、上から下まで、シェイカーがバラバラにならないように以下の点を意識してシェイカーを振りましょう。

・液体に空気を含ませるイメージ
・材料をしっかりと冷やすイメージ
・アルコールの角をとるイメージ

また、シェイカーを持つときにべたっと触れてしまうと、手の温度が伝わり中の氷が溶けでる量が増えてしまうので注意しましょう。その他、あまり強くシェイクしすぎるのも、氷が割れて水っぽくなる原因にもなってしまいます。

慣れるまでは難しいですが、程よい強さと手首の返りを意識して振りましょう。

シェイカーの正しい振り方とは?

結論を言ってしまうと、正しい振り方というものは存在しません。カクテルが美味しくなる振り方が正しい振り方です。

上記のイメージの他にも、わざと氷を砕くハードシェイクや、上・中・下と三段に分けてシェイクする三段振り、片手振りやシェイカーを逆に持つ逆トップ、氷をシェイカーの中で複雑に回転させるインフィニティシェイクなど、様々な方法が存在します。

それぞれがカクテルをどう美味しくするかという命題に向き合い、努力した結果、自分にとっての正解をみつけ続けているのです。

そのため、自分にあった振り方を試行錯誤を行なって探してみてください。こういった試行錯誤も、カクテルを自作する醍醐味の1つですよ!

カシスを使ったカクテルレシピ3選

カシスカクテル

前述したカシスオレンジのレシピや、アレンジカクテルレシピを厳選してご紹介します。

カシスオレンジ

レシピ

・カシスリキュール:30ml
・オレンジジュース:60ml
・レモン:1/8(スライスレモンで代用可能です)
・レモンピール:少量
・ミントの葉:1枚

使用するグラス:ブランデーグラスor大きめのワイングラス
技法:シェイク

作り方

材料をシェーカーに入れてシェイクし、大きめの氷を1つだけ入れたグラスに注ぎます。
最後にカットレモンと軽く叩いて香りを出したミントの葉を添えて、レモンピールで香りをつければ完成です。

レモンピールは、レモンの皮を折り曲げて飛び出た香り成分をグラスにまとわせるために使用します。

アルコール度数は、フィリップ・ド・ブルゴーニュ・クレーム・ド・カシスを使った場合だと6%ほど。
普通のカシスオレンジはおよそ4%ほどなので、少し高い度数ですが、度数が苦手な場合はオレンジジュースを15mlほど増やすのがおすすめ。

普段のカシスオレンジとは全く違った濃厚なカシスオレンジをぜひ楽しんでくださいね!

カシスモヒート

レシピ

・カシスリキュール:30ml
・レモンジュース:1/4個(レモンジュースの場合は20mlほど)
・ミントの葉:10〜15枚
・砂糖:小さじ1杯(ガムシロップ5mlで代用可能です)
・炭酸水:適量

使用するグラス:タンブラー(10オンス)
技法:シェイク&ビルド

作り方

1:冷やしておいた300mlのタンブラーに軽く叩いたミントの葉をたっぷりと入れます。
2:シェイカーにカシスリキュール、レモンジュース、砂糖を入れ、氷をシェイカーの8分目まで入れてシェイクします。
3:タンブラーに氷を入れて、シェイクした材料を注ぎ、氷の隙間から炭酸水を静かに注いだ後に軽くステアして完成です。

普段はラムで作るモヒートを、カシスリキュールに変えて作るカシスモヒート。ミントとカシスの相性の良さがよくわかるカクテルです。

アレンジモヒートには決まったレシピはありませんが、今回は材料を冷やすためにシェイク、よく混ざっているためクラッシュドアイスではなく通常の氷、ミントを潰さずにグラスの底に、ライムをレモンに変更して作るレシピにしています。

お好みで、ライムでも、クラッシュドアイスでも、シェイクせずにビルドのみでも美味しく作れます。

暑い時期にぴったりなカシスモヒート。ぜひ試してみてくださいね。

本格的なモヒートについては「本格!モヒートの作り方 アレンジやおすすめラムまで幅広くご紹介!」 で詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください。

カーディナル

レシピ

・カシスリキュール:30ml
・赤ワイン:120ml

使用するグラス:ワイングラス
技法:ステア

作り方

冷やした材料をワイングラスに合わせて、軽くステアするだけででいあがる簡単なカクテルです。

考慮する点は、氷を使わないカクテルなので材料を冷やすこと。しかし、使用するワインによっては冷やしすぎると香りが閉じてしまう可能性があるので注意しましょう。

ワインによって温度を変えてみることを少しだけ意識してみると、奥が深いカクテルに変わります。

ちなみに、少し悪くなってしまった赤ワインを使用する場合は、しっかり冷やして作ると美味しく飲めるのでおすすめですよ!

本当におすすめしたいカシスリキュール3選

カシスカクテルを作るのに最適なカシスリキュールをご紹介します。どれもとても味わい深いので、ぜひ試してみてくださいね。

フィリップ・ド・ブルゴーニュ クレーム・ド・カシス

フィリップ ド ブルゴーニュ クレームドカシス

バーテンダーにも愛好家が多い「フィリップ・ド・ブルゴーニュ クレーム・ド・カシス」。濃厚で芳醇なカシスのテイストに、くどくなりすぎない絶品な甘さが特徴です。

価格は2500円〜3500円ほどで、アルコール度数は20%と自宅でも使いやすい1本です。

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Aomori Cassis 望月

青森県産カシス100% Aomori Cassis 望月 あおもりカシス リキュール 25度 500ml 本坊酒造珍しい国産のカシスリキュール「Aomori Cassis 望月」。青森県のカシスを100%使用した贅沢品です。

1本あたり200g以上のカシスを使用しており、しっかりとしたカシスの香りが楽しめます。

価格は2300円〜4500円ほどで、アルコール度数は25度です。

ジャン・フィリップ・マルシャン クレーム・ド・カシス・ド・ブルゴーニュ

ジャン フィリップ マルシャン クレーム ド カシス ド ブルゴーニュ 正規品 (ボニリ) 20度 700ml

ブルゴーニュのワイン生産者、ドメーヌ ジャン・フィリップ・マルシャンがつくる香料・着色料を一切使わないクレームドカシスです。

カシス分が約60%ほどの超濃厚なクレームドカシスはソーダで割るだけでも楽しめる最高級品。

価格は2500円〜3600円ほどで、アルコール度数は19度です。

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自宅でのカシスリキュール保存方法

蒸留していないカシスリキュールは、蒸留酒より劣化しやすいお酒です。とはいえアルコールと砂糖は酸化しないため、フレッシュジュースなどよりかははるかに長持ちします。

そのため賞味期限はほとんど記載されていないので、通常飲む範囲であれば腐ることはないと考えて良いでしょう。

しかし、劣化が起きてしまうのは事実。劣化させないための方法としては

⒈直射日光に当てない
⒉高温多湿の場所に保存しない
⒊密閉する、注いだ後は瓶の口を拭き取る
⒋暗くて涼しい場所や冷蔵庫で保管する

この4つをしっかりと守って保存しましょう。

まとめ

カシスカクテル

カシスリキュールは手軽に楽しむこともできますし、こだわりぬくこともできるとても便利なリキュールです。
時間があるときは本格派、時間をかけたくないときはお手軽に割るだけで美味しいカクテルを作ることが可能です。

ぜひ、自分だけのカシスカクテルを作って宅飲みで人気者になっちゃいましょう!