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【日本酒ツウになりたい人必見】“おいしい!”以外の日本酒の表現フレーズをまとめてみた

日本酒を飲んだ時にどんな味?と聞かれて「おいしい」としか答えられなかった…そんな経験はありませんか? 日本酒は味わいが豊富で、おいしくてもなかなかいい表現ができないってことが多いですよね。 でもせっかく日本酒を飲んでるな …

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日本酒を飲んだ時にどんな味?と聞かれて「おいしい」としか答えられなかった…そんな経験はありませんか?
日本酒は味わいが豊富で、おいしくてもなかなかいい表現ができないってことが多いですよね。


でもせっかく日本酒を飲んでるならおいしいじゃない、かっこいい表現が知りたいと思っているNOMOOO読者さんも多いはず!

そこで今回は、おいしい以外の日本酒に関する表現を、いくつかのシーンに分けて5つご紹介します。

フルーティーな香りの日本酒を飲んだ時


「○○な香りがするね」

1番使いやすく、聞きなれた表現として、日本酒の香りをフルーツに喩えるものが挙げられます。

このお酒はフルーティーですよ、なんて説明を受けることが多いかもしれませんが、もう1歩踏み込んで具体的に表現することがおすすめ。

というのも、普段食べているフルーツが種類によって味わいが変わってくるように、日本酒の香りも個性があるのでフルーティーといわれてもなかなかイメージがしにくいんですよね。

そこを「バナナのような完熟した香り」、「白桃のような柔らかな甘い香り」と表現してみると、少しイメージしやすくなるのではないでしょうか。

日本酒のふんわりと甘い香り使われる表現として「りんご」「バナナ」「メロン」「洋ナシ」「白桃」などが挙げられることが多いので覚えておくといいかもしれませんね。

また、同じフルーツの香りの中でも、もう少しフレッシュな香りがするものは、柑橘系のフルーツに喩えられることが多いです。
「オレンジ」や「レモン」、「グレープフルーツ」、といったように酸味が強いフルーツを挙げてみてください。

吟醸や大吟醸を飲んだ時に使いやすい表現なので、ぜひ試してみてくださいね!

香りが特徴の日本酒を飲んだ時


「どんな酵母使ってるの?」

これはなかなかに上級者向けのフレーズではないでしょうか。

香りが特徴の日本酒を飲んだ時に使うことができます。清酒酵母は糖分を分解し、日本酒に欠かせないアルコールを生成します。

また、発酵過程で酵母由来の香りも生まれるのが特徴です。

清酒酵母は1種類だけではなく、とても多くの種類があります。

例えば日本醸造協会が頒布している「協会酵母」や都道府県の管轄下にある研究センターや農業大学を中心として開発された「地方自治体開発の酵母」、「大学で開発された酵母」、「企業・民間機関開発の酵母」など実に様々。

もちろん、酵母の種類によって香りや酸の度合いが異なるため、日本酒を飲む時に「酵母は何を使っているのか」気にかけるのは大事なこと。

日本酒をより深く知るきっかけにもなる上、使っていたらちょっとかっこいいフレーズなのでぜひお試しあれ!

甘い/辛い日本酒を飲んだ時


「この日本酒、重い/軽いね!」

このフレーズでは日本酒の「重さ」を表しています。
この重い、軽いというのは㎏などの所謂私たちがいつも使っている「重さ」ではなく、「日本酒度」と呼ばれる、日本酒の甘口・辛口を分ける基準となる日本酒の比重のことを言います。

具体的には、日本酒の甘さを決定付けるブドウ糖の濃度を、日本酒の重さとして表しています。

つまり、甘みが強く飲んだ時に味が濃いと感じる日本酒は「重い」淡麗辛口なスッキリとした日本酒は「軽い」と表現することができるんです。

ちなみに、日本酒度はラベルに-3、+5のように数字で表記されます。-3は甘口、+5は辛口のようなイメージです。

しかし、安易に日本酒度だけで味わいを評価すると、実際は違っていたということがあるので注意してください。

日本酒の甘辛は様々な要因で、感じ方が変わるのです。とても奥深いですよね。




お燗にした日本酒を飲んだ時


「燗映えするね。」

インスタ映えではなく、「燗映え」です。

これはお燗の日本酒を飲んだ時に使えるフレーズ。

日本酒は、さまざまな温度帯で楽しめるところが魅力の一つ。

お燗にするとより香味が引き立つお酒を「燗映え」と表現してみてはいかかでしょうか。
少し日本酒ツウっぽいですね。

さらに、日本酒は温度帯によって呼び方も変わるのもポイントの1つ。30℃は日向燗、35℃は人肌燗、50℃は熱燗など細かく分類されています。実際に試してみると、温度帯によって日本酒の新たな魅力を発見できるかもしれません。

低い温度では感じられなかった、お米の香りや旨味が花開く時にぜひ使ってみてください。

舌にピリピリとした刺激を感じるとき


「酸が高い!」

文字だけ見ると「酸っぱい日本酒?」と思ってしまいそうですが、実際そうではありません。

日本酒の「酸度」は、日本酒の製造過程で酵母や麹、米から発生した乳酸やクエン酸などの酸の量を表しています。
この酸は日本酒の味わいを引き締める役割があって、少なすぎると味がぼやけてしまったり、キレがなくなってしまったりするんです。

そのため、酸度が高い・低いという表現は、その日本酒が旨味のある芳醇な味か、軽やかで淡麗な味かを示すときに使われています。

また、酸度が高い日本酒は辛口であることが多く飲むと舌にピリピリとした刺激を感じることがあります。

辛口端麗でピリピリとした刺激がある日本酒を飲んだ時には「酸が高い」、逆に濃厚で芳醇な甘口の日本酒を飲んだ時には「酸が低い」と表せば、ツウっぽく見えること間違いなし!

ぜひ試してみてくださいね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はツウに聞こえる日本酒のおいしい以外の表現フレーズをご紹介しました。

日本酒に少し詳しい、または日本酒が好きということが相手に伝われば普段聞けないお話が聞けるチャンスにもつながるかもしれません。

ぜひ積極的に使って、日本酒の知識をどんどん深めてみてはいかがでしょうか。

《三寺悠仁》

三寺悠仁

高知県の酔鯨酒造で2年間蔵人として勤務、現在はKURANDの商品開発に関わる日本酒のプロ。日本酒の素晴らしさを世に伝えるべく、日夜活動中。

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