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2019.1.30
日本酒

料理をするなら覚えておきたい!「料理酒」と「みりん」の違いを徹底解説

料理には欠かせない、料理酒みりんの違いはご存知でしょうか?
どちらも原材料に麹やアルコールがある
ので、なおのこと違いがわかりにくいですよね。

そこで今回は、料理酒とみりんそれぞれの違いと用途に加え「代用はできるのか?」「同じ酒類である焼酎で料理酒の代用ができるのかどうか?」をご紹介していきます。

料理酒とは?

料理酒は「お酒」です。

料理に加えることによりコクや旨みをプラスしてくれますが、飲料用ではありません。

料理に入れて加熱することでアルコール分が揮発し、料理の味を邪魔せず美味しさを引き立ててくれるのです。揮発するためアルコール分は残らず、未成年の方が食べる料理に用いても心配いりません。

また、料理酒にはお酒に塩や糖類、水あめや発酵調味液などを加えた「醸造調味料」として売られているものと、お酒に清酒やアミノ酸などを加えた「合成清酒」として売られているものがあります。

料理酒の役割

  • 生臭さを消す
  • 素材を柔らかくする
  • 味を染み込みやすくする
  • コクと旨みをプラスする
  • 旨みを閉じ込める

みりんとは?

みりんは「調味料」であり、もち米や米麹、醸造アルコールが原材料です。みりんを料理に入れることで、まろやかな味に仕上げてくれますその他にも魚や煮物料理の「照り」を出す役割もありますね。

みりんも料理酒同様にアルコールが含まれていますが、みりんにはアルコール度数が13~15度と高く醸造酒に分類される「本みりん」と、ノンアルコールの「みりん風調味料」があります。

みりんの役割

  • 上品で優しい甘さを引き出す
  • 美しいテリとツヤをプラス
  • 煮崩れ防止

料理酒とみりんの違い

料理酒とみりんの違いを一言で説明すると「料理に甘味と照りを出すものがみりん」で「食材の臭みを消したり、肉を柔らかくするのが料理酒」といった形になります。

料理酒もみりんもアルコールを含む調味料ですが、一番大きな違いは「みりん」は甘く糖分があり、「料理酒」は塩分があってしょっぱいという点。

アルコール度数13~15度の「本みりん」は、アルコール飲料の一種である混成酒に分類される立派なお酒であることに対し、料理酒は飲用不可でアルコール飲料(酒類)にあたりません。名前だけで見ると、逆のイメージがあるので意外な気もしますね。

料理酒とみりんは、種別も用途も異なった調味料であり、はっきりとした違いがあります。

料理酒とみりんの使い分けはどうする?

料理酒とみりんの根本的な違いがわかったところで、それぞれどのように使い分けたら良いかをご説明します。

料理酒とみりんを使い分ける上で大切なポイントは、みりんの方が甘味が強いということです。そのため強い甘味が必要な料理にはみりんが向いています。

その他にもみりんは素材を引き締めて煮崩れを防ぐという役割があるのに対し、料理酒は素材を柔かくする役割があります。

料理酒とみりん、代用はできる?

料理酒は日本酒に塩や酢が加えられているもので、みりんはアルコールに糖分が加えられているものです。なので、みりんを切らしている場合は、料理酒と砂糖を混ぜればみりんの味に近づきます。

しかし、料理酒もみりんも原材料や製造方法も違いますので、どちらかを切らして代用する場合、全く同じ味にするのは難しいと言えるでしょう。

料理酒は焼酎で代用できる?

焼酎は、基本的に料理酒の代用として使用するのには向いていません

焼酎には「甲類」「乙類」の2種類が存在しますが、甲類は蒸留を何度も重ねるため無味で、乙類はクセが強く独特の味わいを持っています。
料理酒を切らせてしまって、どうしても焼酎の他に代用できるものが無い場合は、出し汁などを少々多めに加えると良いでしょう。

また、焼酎は料理酒よりもアルコール度数が高いため、本来料理酒を加える量より少なめにすることをオススメします。

まとめ

今回は今更聞けない料理酒とみりんの違いやそれぞれの使い方、代用についてご紹介しました。両者は、根本的に種別も用途も違うということがお分かり頂けましたでしょうか。

代用する場合は全く同じ味にするのは難しいので、やはり料理酒とみりんは常に常備しておきたいですね。

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この記事を書いた人 Writer

シンバ

シンバ

専門学校を卒業後、銀座の有名料亭で修行。複数の飲食店を経て、現在はフリーランスの料理人として調理以外にも執筆も行なう。各種料理免許の他、利酒師の資格も保有。日本酒、ビール、焼酎、泡盛......なんでも大好き!!

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