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ワイナリーが醸す“幻の日本酒”「ソガペールエフィス」とは?

ソガペールエフィス」は、小布施ワイナリーが醸す”日本酒”

「ワイナリーで日本酒!?」と思った方も多いはず・・!

実はソガペールエフィスは、ワイン造りが終わった後にごく少量だけ製造されている希少な銘柄なんです。生産量が非常に少ないことから、日本酒ファンの間では”幻の酒”とも呼ばれています。

「小布施ワイナリー」とは?

五感を使ってワインを醸す

小布施ワイナリーは、長野県上高井郡の小布施町にある小さな蔵。

ソガペールエフィスを醸すのは、小布施ワイナリーの4代目・曽我彰彦氏。(だから”ソガ”なんですね)
曽我氏のワインづくりのこだわりから「五感を使ってワインを造る熱き人」という評価を受けるほどの人物です。

そんな熱い思いで醸されている彼は、大学院ワイン研究センターを卒業後、新潟でブドウの栽培、醸造を研究。さらにフランスで、より本格的に修行を重ねた曽我氏によって醸造されています。

帰国から4年後に手掛けた彼のワインは、国産ワインコンクールで金メダルを受賞し、脚光を浴びるようになりました。

「ソガ・ペール・エ・フィス」とは?

ソガペールエフィスについて

小布施ワインリーは、前述したようにワインを中心に製造しており、ソガペールエフィスはあくまでも趣味的な生産量の範囲で造られているんだそう。

とはいえ、その製法や原料はこだわり抜いて造られています。

日本酒は全て、純米・本醸造・吟醸のみで製造。

また、酒造好適米である「長野 美山錦」のみを使用しているのだそう。その美山錦も自社で栽培しているというから驚きです!

もはや趣味の範囲を超えているのではないか?と思ってしまうほど、日本酒にも熱量を持って造っていることがわかりますよね。

小布施ワイナリーの挑戦から生まれた日本酒

ソガペールエフィスは、小布施ワイナリーにとっての挑戦なのだそう。

ワインを醸す上で欠かせないブドウは、冬になると剪定といって樹木を切り形を整えたりする必要があります。
この冬のワイン造りにおける閑散期に、技術向上や自らのアイデンティティを探ることを目的にして、ごくごく少数の高級日本酒を作っているのだそう

日本酒とワイン。同じ醸造酒として、新しいアイディアや技術を求める探究心が幻の酒につながったのでしょうか。

ソガペールエフィスの酵母

日本酒の味は米と水であるという話を耳にしますが、実はそれだけではありません。味の決め手となる重要な要素に“酵母”があります。

どんな味のバランスにしたいかによって酒に使う酵母は変えるべきものなのです。
小布施ワイナリーは8番酵母を除く、1番から9番のそれぞれの酵母すべてを使って酒を醸しています。

1を意味する“Un(アン)”から9である“neuf(ヌフ)”まで、商品名がフランス語で表現されており、発酵させるために用いた酵母の番号と対応しています。(ちなみに1号から5号酵母は、現在使われていないものなのだとか)

幻の酒と言われるワケ

前述の通り、ソガペールエフィスは限られた時期にのみ醸造されている日本酒なので、醸造量が非常に少ないです。 醸造量としては、なんと40石!リットル換算すると、約7000Lと一見かなりの量を作っているように見えますが、日本酒の世界では非常に少量という認識なのです

また、ソガペールエフィスは毎年研究のために新しい製法を実験し続けているので、”次の年には同じ酒には会えない”というのも魅力の一つなのかもしれません。

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