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蛍の里・祇園川の銘水で醸される男酒「七田」の魅力に迫る

日本酒と水は、切っても切れない重要な関係。日本酒の実に7割は水でできているとも言われているくらいなのです。

そのため、水質が日本酒に与える影響というのは非常に大きいもの。

今回ご紹介する佐賀の「七田」は、蛍で有名な祇園川の伏流水から醸される酒です。蛍が出るほどきれいな川で作られたお酒の魅力について、解説していきたいと思います。

「七田」について

坂本龍馬も飲んだ銘酒「天山」の県外向けブランド

七田は佐賀県発祥の日本酒で、天山酒造のなかでも「県外向け」に売り出そうと作られた銘柄。非常に人気が高いのですが、生産量の少ない限定酒です。

実は、天山は坂本龍馬が好んで飲んでいたとも言われているんです!その県外向けの銘柄とあれば、味はお墨付きですよね!

七田はしっかりとした味わいの男酒(辛口の酒)で、飲み飽きしない、食中酒にぴったりのお酒です。特に肉料理との相性も◎。



天山酒造について

1861年(文久元年)、佐賀県の祇園川の河畔にて創業した天山酒造

酒造りの事業を始めたのは、創業の14年後、1875年(明治8年)のことだと言われています。近くで廃業される酒屋を買い取る流れで、酒造事業をスタートしたのだそう。

蔵元のこだわり その1「酒米」

天山酒造では、主に佐賀県産の酒米を使っています。
佐賀県内の酒造好適米には「西海134号」「佐賀の華」「山田錦」など豊富なバリエーションがあります。

旨い酒を醸すために平成10年頃に「山田錦」の栽培を始め、現在に至るまで後藤杜氏が研究を続けているのだそう。
酒の品質を突き詰めた末に、醸造工程の見直しから最後は原料である「米」にたどり着くのは必然と言えるでしょう。

平成17年には「天山酒米栽培研究会」を立ち上げ、どうしたら「山田錦」の栽培がより上手くいくのか、勉強会や視察を行って日々向上を目指しているのだとか。

蔵元のこだわり その2「仕込み水」

仕込み水として使われている祇園川の水は、「日本の名水百選」にも指定されるほどの名水。ゲンジボタルの発祥の地とも言われており、全国有数の蛍の名所として知られています。

天山の清流から得た伏流水は、鉄分は皆無でミネラルは豊富という日本酒造りに非常に適している水。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含んだ水の中では、微生物たちがミネラルをエサにして活発に活動するので、発酵が盛んになるのだそう。

このような特徴の祇園川の水によって、しっかりとした味の男酒が誕生するのです。

人・米・酒プロジェクト

天山酒造では、一般の人が酒造りを体験できる「人・米・酒(じんまいしゅ)プロジェクト」が行われています。

七田ができるまでの酒米の生産者、蔵人の方、流通にかかわる人々で協力して、多くの人にものづくりの感動を味わってほしい。ものづくりを通して、日本酒の安全性を理解してほしい。
そのような理念のもとにできたのが、このプロジェクトです。

酒米の田植えや、稲刈り、酒の仕込、瓶詰・ラベル貼りの現場を体験でき、一握りの苗から一滴の日本酒が取れるまでの過程を歩んで、自分だけの日本酒を作ることができます。

七田おすすめアイテム

七田 純米吟醸 無濾過

口に含むとフワッと広がる吟醸香は、白桃を思わせるフルーツのような香り。繊細で、そしてひそやかな香りがたまらない逸品です。

七田 七割五分磨き 山田錦 火入れ

 

使用しているお米は全量、佐賀産の山田錦。

一度火入れが行われたのちに、蔵の冷蔵庫で寝かせることによって、コクと旨みがすっきりとキレイに滲み出ています。ゆっくり飲みたいときにおすすめの酒です。

七田 純米大吟醸 火入

佐賀県産山田錦をを用いた、天山酒造自慢の七田が純米大吟醸です。山田錦の旨みがきれいに表現されており、スッキリとした味わいが特徴。

まとめ

ゲンジボタルの故郷を流れる、清廉な川の伏流水から生まれた「七田」。

自然の恵みに与えられた水に甘えるだけでなく、米の研究や体験会を通じた日本酒の安全性の認知に力を注いでいるところに、日本酒を極めようとする姿勢を非常に強く感じます。

坂本龍馬も味わった酒のDNAを受け継いでいる七田。ぜひ試してみてくださいね!

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