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朝ドラで人気沸騰!話題になった「赤玉ポートワイン」の魅力に迫る!!

みなさんこんにちは。

NHKの朝ドラ「マッサン」放送から4年という月日が流れましたが、未だにブームが続いているジャパニーズウイスキー。

実はそれ以外にもこの「マッサン」に登場したことからじわじわと人気になっているお酒があることをご存知でしょうか。

それがサントリーの「赤玉ポートワイン」
今回はこの赤玉ポートワインの歴史から人気の秘密、さらには美味しい飲み方までその魅力をたっぷりとご紹介します。

そもそもポートワインとは?

ポートワインとは、ポルトガルで14世紀中頃から造り始められたワインです。

ワインと言えばフワンスやイタリアのイメージが強いですが、実はワインはもともとポルトガルが有名な産地でした。

このポートワインという名前もポルトガルの港町「ポルト」の英語読みである「ポート」から出荷されていたことが由来しています。

ちなみにワインの中ではアルコール度数を高めた「酒精強化ワイン」という部類に分類されています。
度数は20度近くあり、甘さも強めです。

これはまだ発酵しきっていない段階のワインにアルコール添加することで糖分の分解を止めているため。
一般的なワインよりも糖分が多くワインの中に残っている状態であるからなんですよ。

赤玉ポートワインの歴史

赤玉ポートワインはサントリーの創業者である、鳥井信治郎によって生まれました

信治郎は、明治時代末、その頃知り合ったスペインの商人、セレースの家で直輸入の本物の葡萄酒を飲みました。

そのおいしさに感激した信治郎は、スペイン産の葡萄酒を輸入し販売するようになったのです。
しかし、売れ行きはあまり良くありませんでした。

それはスペインの葡萄酒は酸味が強く日本人の味覚には合わなかったから。

信治郎は再びセレースの元を訪れた時に、ポートワインと出会うこととなります。
“一般的なワインよりも甘みが強く飲みやすいポートワインは、日本人の味覚に合う!!”

そう確信した信治郎は、日本で葡萄酒をつくり日本国内に広めるために試行錯誤を重ねていきます。

そしてついにスペイン産のワインをベースとした日本人のためのポートワインが完成します。
信治郎がこの時最もこだわったのが「ワインの色」
それまで褐色や茶色に近かったワインですが、色合いにも味わいを感じる日本人のために美しい紅色のワインを生み出したのです。

甘みと綺麗な色彩のワインは「日本人のための葡萄酒」として日の丸が描かれた「赤玉ポートワイン」として、1907年に発売されることとなりました。

かなりの贅沢品であった赤玉ポートワインですが、斬新な宣伝方法により、国民から広く知られ、買われるようになります。

まず、赤玉ポートワインは「ハイカラ」の象徴になりました。
横文字を使用したラベルは当時かなり珍しいものだったのです。

大正9年には、新聞1ページに筆文字で大きく「赤玉ポートワイン」と書かれた広告を掲載しました。
子供が落書きでもしたような広告に各地から苦情が殺到したようです。
これも信治郎の狙い。インパクトのあるこの広告によってますますポートワインは広く知られるようになりました。

大正11年には、日本初のヌードポスターを発表しました。
このシックで上品、かつインパクトのあるポスターは大きな話題となります。

ちなみにこのポスターはドイツの世界ポスター展で1位を獲得しているんですよ、すごい。

このような斬新な宣伝方法は国民たちを驚かせ、そして心に残る商品へと成長していきます。

赤玉が発売されるまで、「葡萄酒=薬酒」というイメージが日本には根付いていました。

葡萄酒ではなく、赤玉ポート「ワイン」とし、西洋のお酒として売り出した点もヒットの一因となっています。

以来、赤玉ポートワインは時代に合わせて進化し、ラインナップも増え現在でも愛され続けているロングセラー商品となりました。

赤玉ポートワイン 人気の秘密

現在、赤玉ポートワインが人気となっている秘密は大きく分けて2つ。

1、甘味が強い

赤玉ポートワインの最大の特徴として、甘みが強いということが挙げられます。

先ほどもご説明した通り、ポートワインは「酒精強化ワイン」

ワイン中の糖が完全にアルコール発酵する前に、強いアルコール度数のお酒を加えることで発酵を止めるという製法を使っています。

こうすることでワインの中に糖が残ったままになり、砂糖を加えていないのに日本人の味覚に合う甘味の強いワインになっているのです。

ワインの酸味やエグ味が苦手という方でも美味しく飲めるところが人気のポイント1つ目ですね。

2、値段が安い

赤玉ポートワインが人気の理由のとして、「値段が安い」ということも挙げられます。

昔はかなりの高級品でしたが、現在は550mlで600円ほど。
ワイン初心者でも手の出しやすい価格なので試してみたくなりますよね。

ちなみに発売当初は550ml瓶の値段が米4升分と同じくらいの価格だったそうです。

驚きですね…!!

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