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宝酒造、2026年10月に価格改定を実施 酒税改正とコスト上昇で計183商品が対象

・宝酒造が2026年10月1日出荷分より酒税改正・コスト上昇を理由に計183商品の価格改定を実施
・酒税改正対象82商品、コストアップ対象20商品、双方反映の81商品の3区分で改定
・タカラ「焼酎ハイボール」などチューハイ150商品で参考小売価格を廃止

nomooo pro 企業動向

宝酒造株式会社は、2026年10月1日出荷分より商品価格の改定を実施すると発表しました。酒税の税率改正への対応に加え、原材料・資材価格や物流費など製造・流通コストの上昇を反映するものです。

今回の価格改定は3つの区分で構成されています。第1に、酒税の税率改正に伴う改定として「寶CRAFT」や松竹梅白壁蔵「澪」など82商品が対象となります。

第2に、コストアップへの対応としてタカラ本みりん「醇良」や本格焼酎「よかいち」〈米〉など20商品の価格を見直します。

第3に、酒税改正とコストアップの双方を反映する改定として、タカラ「焼酎ハイボール」や「宝焼酎のやわらかお茶割り」など81商品が対象です。合計で183商品の価格が改定されることになります。

2026年10月1日施行の酒税改正では、その他の発泡性酒類および発泡性のないリキュール・スピリッツのうちアルコール分10%未満の商品が増税対象となります。同社はこれらのカテゴリーに多くの商品を抱えており、影響は広範囲に及びます。

あわせて、チューハイカテゴリーでは参考小売価格の廃止も実施します。対象はタカラ「焼酎ハイボール」、タカラcanチューハイ、「宝焼酎のやわらかお茶割り」、「ISAINA」芋焼酎ソーダなど150商品です。

同社は、コスト上昇を企業努力で吸収することが極めて困難な状況にあると説明しています。今後もさらなる合理化と経費削減に取り組み、安全・安心な商品の安定供給に努めるとしています。

酒類業界では原材料費や物流費の高騰が続いており、各社が相次いで価格改定に踏み切っています。宝酒造の今回の発表は、流通・小売事業者にとって仕入れ価格や棚割りの見直しが必要となる動きです。特に参考小売価格の廃止は、チューハイカテゴリーにおける小売価格設定の自由度が高まる一方、価格競争の激化につながる可能性もあり、今後の市場動向が注目されます。

《杜野 凛》

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