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【2023年版】大分県のおすすめ日本酒ランキングtop10&おすすめ酒蔵

日本全国で造られている個性豊かな日本酒。その土地ごとの特色を生かした日本酒造りが、各都道府県で行われています。 今回ピックアップするのは、大分県の日本酒。伝統的な日本酒造りをルーツに持つ背景があることから、日本酒ファンに …

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日本全国で造られている個性豊かな日本酒。その土地ごとの特色を生かした日本酒造りが、各都道府県で行われています。

今回ピックアップするのは、大分県の日本酒。伝統的な日本酒造りをルーツに持つ背景があることから、日本酒ファンにも注目される土地です。

ここでは、ランキング形式で紹介するおすすめの10本のほか、味の特徴や歴史、人気の酒蔵までご紹介していきます。

大分県の日本酒の特徴


伝統的な麻地酒がルーツ

大分県の日本酒は、麻地酒(あさじざけ)の製造工程の流れを汲んでいるのが特徴です。

麻地酒とは、江戸時代の豊後の国で誕生したにごり酒のこと。蒸し米・米麹・水を仕込み密封し、土の中に埋めて翌年の土用頃まで熟成させることで完成します。特徴は甘美な味わい。「甫庵太閤記(ふあんたいこうき)」や「御伽草子(おとぎぞうし)」に記されている酒であり、その名は全国に知れ渡っていたそうです。

大分の日本酒を語る上で知っておきたい豊後練貫酒とは?

また、麻地酒だけでなく豊後練貫酒(ぶんごねりぬきざけ)も、大分県の日本酒を知る際には知っておきたいワードになります。

豊後練貫酒とは、遡ること約五百五十年、応仁二年(1468)年に初めて登場する酒です。もち米・白米・麹・焼酎を一度に仕込み、30~40日してから臼でひき、絹漉しすることで完成します。

この酒は、現代の白酒や清酒のような味であり、広く庶民に愛飲されていたそうです。

歴史ある豊後練貫酒と麻地酒。特に麻地酒は、幕府への献上品だったことでも知られており、現代までその製造工程の流れが汲まれているのです。

大分県の日本酒ランキングtop10

大分県日本酒ランキング10位:純米大吟醸 源

八鹿 純米大吟醸 源 720ml

出典:八鹿 純米大吟醸 源 720ml

八鹿酒造の「純米大吟醸 源」は、精米歩合40%の贅沢な純米大吟醸酒。吟醸酒らしい“吟醸香”よりも日本酒本来の旨味を重視したというその味わいは、お米のふくよかさとスッキリした後味のある、とても飲みやすいお酒です。穏やかながら香りも華やかで、綺麗な美味しいお酒である雰囲気をしっかり主張してくれます。

蔵のある九重町は“九州の屋根”と呼ばれる九重連山(くじゅうれんざん)の豊かな伏流水が地下に流れている地域。八鹿酒造では蔵の敷地内に岩盤を貫く深さ250mの井戸があり、そこから汲み上げる地下水を仕込みや割り水に使っています。冬場は氷点下にもなるという気候と豊かな自然の恵みこそが、美味しい日本酒を造り上げる秘訣のようです。

旨味のある大吟醸酒なので、あまり冷やしすぎないくらいの冷酒で飲むとその真髄を味わえます。魚の味噌漬けなどのしっかりした旨味のある料理と合わせると、さらに良さが引き出せますよ。

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八鹿酒造
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大分県日本酒ランキング9位:鷹来屋 特別純米酒

鷹来屋 特別純米酒1800ml

出典:鷹来屋 特別純米酒1800ml

浜嶋酒造の「鷹来屋 特別純米酒」は、福岡県産の山田錦と大分県産のヒノヒカリを使用した特別純米酒。穏やかな香りとお米本来の柔らかい旨味、辛口らしさの残るキレを両立させた味わいが特徴で、食事中に飲み疲れすることなく美味しく楽しめる"鷹来屋の顔"とも言える一本です。

自ら農家宣言をして地元での米作りを行い、蔵人全員が一つになって完全手作りで醸される「鷹来屋」。蔵元が“美酒探究”を永遠のテーマとしてこだわり抜いた酒質は、甘・酸・辛・苦・渋すべてのバランスが調和してこそ造られるものです。

しっかりした味来を楽しむためにも、冷やかぬる燗で楽しむのがおすすめ。料理と引き立てる食中酒なので、和洋中いろいろな料理とも合わせやすいお酒です。

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鷹来屋
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大分県日本酒ランキング8位:ちえびじん 純米大吟醸

日本酒 ちえびじん 純米大吟醸酒 山田錦 1800ml【中野酒造】

出典:日本酒 ちえびじん 純米大吟醸酒 山田錦 1800ml【中野酒造】

今や大分を代表する銘柄「ちえびじん」。ランキング8位の「ちえびじん 純米大吟醸 山田錦」は山田錦を100%使用、精米歩合は35%という大変贅沢な一本です。穏やかな香りは口の中で大きく膨らみ、ギュッとした酸味を包み込む豊かな甘味と旨味が複雑で優雅に、舌の上で踊るようなうっとりとする味わいです。

フランスで開催される酒の品評会「KURA MASTER」での3度のプラチナ賞をはじめ、国内外のコンクールで数々の賞を受賞している逸品。仕込み水に使われる地下水は、モンドセレクション3年連続最高金賞を受賞している素晴らしい軟水です。

その優雅な味わいを堪能するためにも、冷酒をワイングラスに入れて楽しみましょう。定番の刺身はもちろん、チーズやクリームとも相性のいい酒質です。

大分県日本酒ランキング7位:西の関 花にごり

西の関 花にごり [ 日本酒 500ml ]

出典:西の関 花にごり [ 日本酒 500ml ]

萱島酒造の「西の関 花にごり」は、日本酒度-14に仕上げられた甘口タイプのにごり酒。甘やかな香りとバランスの良い酸味と甘味で、アルコール分15度という酒質が全体を引き締めている美味しいにごり酒です。

原料米には食用米「ヒノヒカリ」を使用。お米の持つしっかりした甘味とスッキリとした旨味を、職人による丁寧な造りで存分に引き出しています。女性が味わったり、男性が女性へのギフトにするのにピッタリな、美しく薄桃色に染まった一本です。

「西の関 花にごり」は、冷酒や冷やでスッキリと味わうのがオススメ。タレ系の料理はもちろん、少しハイカカオ系のチョコレートなどとあわせても面白いお酒です。

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萱島酒造
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大分県日本酒ランキング6位:西の関 原酒徳利

萱島酒造 原酒徳利 [ 日本酒 大分県 720ml ] [ギフトBox入り]

出典:萱島酒造 原酒徳利 [ 日本酒 大分県 720ml ] [ギフトBox入り]

萱島酒造の「西の関 原酒徳利」は、酒造好適米に“八反錦”を用い、精米歩合65%で醸される本醸造原酒。アルコール分17度らしい力強さを感じられる、まったりとしたコクと飲みごたえが特徴で、中口ながら決して重すぎず、飲みやすいお酒です。

目を引くような徳利とぐい呑みを包み込むのは、世界農業遺産・国東半島のみで生産されている「七島イ(しっとうい)」の網袋。こちらは自分で楽しむのもいいですが、お酒好きの人へのギフトにもぴったりです。

アルコール分が少し高めなこのお酒は冷や、もしくはぬる燗でちびちびとゆっくり堪能するのがオススメ。せっかくなので付属のぐい呑みで楽しみましょう。煮付けや焼き鳥などの濃い味のおつまみにピッタリですよ。

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大分県日本酒ランキング5位:西の関 大吟醸 滴酒

西の関 大吟醸 滴酒 [ 日本酒 720ml ]

出典:西の関 大吟醸 滴酒 [ 日本酒 720ml ]

「西の関 大吟醸 滴酒」は、山田錦を精米歩合35%まで磨き上げた大吟醸酒です。日本酒度+5の辛口酒で、華やかで心地良い風味が特徴。口当たりは優しく、穏やかな酸味と旨味のバランスが調和しています。

多彩なタイプの日本酒を手がける萱島酒造でも珍しい、自然の重みだけで絞られる「しずく酒」造り。同蔵の中でも非常に綺麗な酒質でとても飲みやすく、お酒好きから普段あまり飲まない人まで幅広く楽しめます。

冷やで楽しめば、同商品が持つ軽やかさと柔らかな味わいをストレートに味わえます。白身魚の刺身やカルパッチョなど、素材を活かしたあっさりした料理と好相性です。

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大分県日本酒ランキング4位:智恵美人 純米酒

中野酒造 智恵美人 純米酒 箱入 720ml アルコール分15度 [大分県]

出典:中野酒造 智恵美人 純米酒 箱入 720ml アルコール分15度 [大分県]

「智恵美人 純米酒」は低温長期発酵で醸し、中辛口にまとめ上げられた純米酒です。穏やかな香りとしっかりとした口当たり、比較的甘味のあるコクと旨味が特徴の力強さと飲みやすさが両立している一本です。

ちなみに中野酒造には「ちえびじん」「智恵美人」と、同じ名前でも2つのシリーズがあるのはご存知でしょうか?こちらの漢字の「智恵美人」は県内流通をメインにしているお酒で、地元の食事に合わせやすい酒質を目指しています。

「智恵美人 純米酒」は力強さを楽しむためにも、冷やかぬる燗で楽しむのがオススメ。少し温度が高めの燗にしても酒質は崩れません。ここはやはり鶏天や地元の魚などの、大分名物と合わせて楽しみたいですね。

大分県日本酒ランキング3位:ちえびじん 純米酒

ちえびじん 純米酒 一度火入れ 720ml 大分県杵築市中野酒造 フランス蔵マスターコンクール最高賞

出典:ちえびじん 純米酒 一度火入れ 720ml 大分県杵築市中野酒造 フランス蔵マスターコンクール最高賞

こちらは全国展開をメインにした、平仮名の「ちえびじん 純米酒」です。大分県杵築産米"ひとめぼれ"と"山田錦"を使用した純米酒で、酒質向上のために、あえて"ひとめぼれ"100%で仕上げなかったこだわりの一品。華やなで心地良い香り、熟したフルーツのような含み香としっとりとした米の甘みが特徴です。

平仮名の「ちえびじん」は、優しい甘味と綺麗な酸をテーマに醸されているシリーズ。そのシリーズの中でも同商品はコストパフォーマンスに優れた一本として、多くの日本酒通に愛されています。同じ純米酒でも、漢字と平仮名ラベルでどれだけ味わいが異なるかを飲み比べしても面白いかも知れません。

キリッと冷やした冷酒からぬる燗まで幅広く対応している「ちえびじん 純米酒」は、香りを堪能できるような酒器で楽しみましょう。ポン酢を使った和食やフリッターなどの洋食とも相性がよく、普段遣いに最適とも言えるお酒です。

大分県日本酒ランキング2位:上撰 龍颯

藤居酒造 上撰 龍 颯 [ 日本酒 大分県 1800ml ]

出典:藤居酒造 上撰 龍 颯 [ 日本酒 大分県 1800ml ]

「上撰 龍颯(りゅうふう)」は、明治五年(1872年)創業、百四十年以上の伝統を受け継ぐ藤居酒造の歴史を感じられるような自慢の上撰清酒です。アルコール感をやや残す香りと、飲みごたえのある旨味と酸味の強い味わい、余韻が心地よく残る喉越しは、てらいがなく「うまい!」と感じられます。日々の晩酌の際に気軽に利用できる、日常に寄り添ってくれるような一本です。

原料米には厳選した国内産原料米を使用。仕込み水には平成十六年(2004年)度全国河川水質調査で、日本一となった川の一つ"大野川上流域"の水を用いています。この道60年という81歳の大ベテラン・小川杜氏の卓越した技能と感覚が、藤居酒造の伝統と信頼を形作っているのです。確かなこだわりがありながらも上撰清酒なので価格はリーズナブルなのも嬉しいところです。

いつもの料理と龍颯の冷やがあれば、最高に“普通の晩酌”が楽しめること間違いなし。燗酒にするとその飲みごたえが増すのはもちろん、隠れていた香ばしい風味が顔を見せてくれます。普通のお酒で実力を感じられる、これは酒飲みとして幸せな瞬間ですね!

藤居酒造 上撰 龍 颯 [ 日本酒 大分県 1800ml ]
¥963
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

大分県日本酒ランキング1位:純米大吟醸酒 神々

大分 純米 大吟醸酒 神々 (じんじん) 17度 温泉水入 日本酒(LINES)720ml

出典:大分 純米 大吟醸酒 神々 (じんじん) 17度 温泉水入 日本酒(LINES)720ml

大分日本酒ランキング1位の「純米大吟醸酒 神々」は、2008年設立の株式会社LINESが造り出す精米歩合50%の純米大吟醸酒。その特徴は仕込みに温泉水を用いて醸すというもので、その酒質は非常に飲みやすく仕上がっています。端麗辛口で柔らかな口当たり、スッキリとした味わいで、飲む場面を選びません。

最初の米研ぎから仕込み水まで、すべての工程に「一万五千年水」と呼ばれてきた地下800mの温泉水を使用。ベテランの杜氏が寒い時期にだけ醸し出す寒造りの限定醸造酒は、比較的新しいブランドながら驚くべき高い品質で提供されています。焼酎や梅酒としても展開されている同ブランド自慢の日本酒を、堪能してみるのはいかがでしょうか?

飲み方は冷酒が最適ですが、アルコール分17度なのでロックでゆったり楽しむのもオススメ。温泉好きの人へのプレゼントにもぴったりです!覚えておくと敬老の日や父の日など、さまざまな場面で役に立つかも知れませんね。もちろん、美味しいお酒なので自分の特別な日にも最適です。

大分県の酒蔵ランキングtop5

大分県酒蔵ランキング5位:八鹿酒造

八鹿酒造は、元治元年(1864年)に創業した玖珠郡の酒蔵です。

九重の自然を活かした酒造りが特徴。九重の麓、山の麓、日本酒造りに適したこの寒冷な地で、約百五十五年に亘り名酒を世に送り続けています。

代表銘柄は「八鹿」です。

大分県酒蔵ランキング4位:浜嶋酒造

浜嶋酒造は、明治二十二年(1889年)に創業した豊後大野市の酒蔵です。

完全手造り、そして全量槽搾りであることが特徴。地元の米を用い、食中酒向きの日本酒を醸しています。

代表銘柄は「鷹来屋」です。

大分県酒蔵ランキング3位:萱島酒造

萱島酒造は、国東市の酒蔵です。

代表銘柄「西の関」の歴史は明治六年(1873年)よりスタート。明治四十年(1907年)には、第一回全国清酒品評会で一等入賞、昭和三十八年(1963年)には、全国に先駆けて大吟醸酒の市販を開始したブランドです。

伝統的手造り手法を発展継承し、甘・酸・辛・苦・渋の五味の調和した日本酒本来の旨さを追求している「西の関」を、堪能してみるのはいかがでしょうか?

大分県酒蔵ランキング2位:中野酒造

中野酒造は、明治七年(1874年)に創業した杵築市の酒蔵です。

蔵の地下200mから汲み上げる良質な天然水と、主に地元産原料で仕込む、地産地消の酒造りが特徴。初代女将"智恵"の名にあやかった日本酒「智恵美人」を展開しています。

また、六代目が立ち上げたブランド「ちえびじん」も代表銘柄です。

大分県酒蔵ランキング1位:藤居酒造

藤居酒造は、明治五年(1872年)に創業した臼杵市の酒蔵です。

山中深くの洞窟貯蔵庫や久保ん谷湧水を用いた造りなど、独自の設備や製法が特徴。近年は、地域産品を活かしたリキュールや飲料の製造など、地域社会や産業への貢献を目指した商品開発が行われています。

代表銘柄は「龍梅」です。

伝統的な造りがルーツ!大分の日本酒を楽しもう

麻地酒、豊後練貫酒といった伝統的なワードがキーぽーイントとなっている大分の日本酒。歴史ある酒造も多く、古くから脈々とその伝統が受け継がれてきているようですね。

お気に入りの1本は見つかりましたか?今回ご紹介したのは、ほんの1部分。ランキングを参考にしながら、好みのテイストの日本酒を見つけてみてくださいね。

《nomooo》

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