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世界中の要人が愛する魅惑の日本酒!「梵」の魅力とオススメ銘柄を紹介

新潟の淡麗辛口代表「久保田」、山形県の「十四代」などと並ぶ最高峰の地酒「梵」。 その中でも一際異彩を放つ「梵」は、皇室に献上されたり、各国の要人をもてなす際に振る舞われたりと日本を代表する日本酒なのです。 今回はそんな梵 …

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新潟の淡麗辛口代表「久保田」、山形県の「十四代」などと並ぶ最高峰の地酒「梵」。
その中でも一際異彩を放つ「梵」は、皇室に献上されたり、各国の要人をもてなす際に振る舞われたりと日本を代表する日本酒なのです。

今回はそんな梵の魅力をたっぷりとご紹介します。

名前からすごい「梵」


「梵」
普段、なかなか出会うことのない漢字ですが皆さんは読めますか?

これは「ぼん」と読みます。
英語表記では「BON」ではなく「BORN」です。

「梵」はサンスクリット語で「けがれなき清浄」「真理をつく」などの意味があります。さらに英語で「生まれる」という意味であることから、未来への「誕生」や「創造」という思いを胸に名付けられたのです。

また、梵は世界100以上の国や地域で商標登録がされています。
短い発音でどの国の人でも発音しやすく、親しみやすいネーミングも世界で愛されている理由の1つかもしれませんね。

「梵」を生み出した蔵元「加藤吉平商店」


加藤吉平商店が酒蔵を構える福井県鯖江市は、眼鏡の町と呼ばれる程に眼鏡事業が発達しています。
また、九頭竜川水系の日野川が近くを流れていることもあり、昔からお米の名産地としても有名でした。

そのような土地で、加藤吉平商店は、元々は両替商・庄屋として商売をしていました。
しかし桜田門外の変が起こった万延元年(1860年)、先祖が日本酒製造を開始したことから「加藤吉平商店」という酒蔵が誕生したのです。
2020年には160周年を迎える、老舗の酒蔵なんですね。

当初は「越の井」という銘柄で長らく愛されてきた加藤吉平商店ですが、昭和38年に全ての酒を「梵」に改名。この「梵」という名は、元々蔵の最高級品質の酒だけに冠していたそうです。

「梵」のこだわり


「梵」のおいしさの秘訣には、加藤吉平商店が受け継いできた3つのこだわりがありました。

①無添加

「梵」には添加物を一切加えず、米・米麹・水のみで酒を造っています。
現在日本では、“純米”とつかない日本酒には醸造アルコールが入っていることが普通で、そのような蔵も増えてきました。醸造アルコールを添加しなければ味わえないすっきりとしたタイプの日本酒も人気が高いですよね。

しかし加藤吉平商店は「体に優しく、心からうまいと言ってもらえる日本酒をつくり続けたい」という先代からの想いを受け継ぎ、無添加の日本酒を造っているのです。

実際、醸造アルコールは海外から輸入したものも多いので、100%国産の日本酒を造るためにも転嫁はしない方針なんだとか。
また、大量生産はできませんが、蔵の創業から変わらない伝統的な手造り製法も貫いています。

②厳選した原料

酒造好適米は「兵庫県特A地区産契約栽培山田錦」と「福井県産五百万石」のみを使用し、舌触りの要となる水には、地下184メートルから汲み上げられる白山連峰の伏流水を使用しています。

また、日本酒の風味を左右する精米歩合にも強いこだわりがあり、自家精米で全ての酒に60%以下まで削った精米が用いられています。
蔵内平均精米歩合34.5%、最高ランクの「梵・超吟」は精米歩合20%を誇っています。

厳選した原料を最先端の技術で磨き上げ、この後蔵内の自社酵母で醸していくのです。

③氷温熟成

加藤吉平商店では、全てのお酒をマイナスの低い温度帯で熟成させます。

氷温熟成によって、日本酒のフルーティーな香りがより立ち上がるだけでなく、角のとれたやわらかでコクのある日本酒になるんだとか。
1番短くても1年、中には10年以上の熟成を経て、私たちのもとに届きます。

さらに配送時間を必ず夕方から夜中の間の涼しい時間帯にするなど蔵を離れてからも温度管理へのこだわりは変わりません。

この労り尽くされた酒造りによって老舗酒蔵・加藤吉平商店は愛され続けているのです。

日本が誇る「梵」の軌跡


梵は産地から使う材料まで全てに置いてこだわりを持って作られたお酒。
その結果、梵はこれまで輝かしい賞の受賞歴を誇っています。
次に「梵」が辿ってきた、地道で且つ華やかな功績をご紹介いたします。

「梵」が飛躍する出来事は、大正後期から昭和初期にかけて開催された「北陸清酒鑑評会」での最優秀賞受賞がきっかけです。それも4年連続
快挙を成し遂げた「梵」の評判はついに皇室にも届き、地酒での選出は初となる昭和天皇の「御大典の儀」での酒に選ばれたのです。

この栄誉はすぐに広まり、JR民営化の祝典やワールドカップ日韓大会の晩餐会など、その後の様々な式典にて乾杯酒として指名されています。

2017年11月
●東京プリンスホテルで開催された「世界選手権体操ニッポン選手団祝勝会」での鏡開きに指名される。

2017年12月
●アメリカの日本大使館主催、「天皇誕生祝賀レセプション」にて、乾杯酒に指名される。

直近でも素晴らしい祝典でその存在感を放っています。

また、海外でも数々の政府主催の式典に採用されており、その名は全世界で親しまれる事となったのです。

1年間のうちにいくつもの賞を受賞していてここにはすべて書ききれないほど。
公式HPには受賞歴がまとめられているので、こちらもぜひご覧ください。

http://www.born.co.jp/award/

「梵」のおすすめアイテム

これ程の魅力にあふれた「梵」。どのような銘柄があるのか、有名なものを抜粋してご紹介致します。

梵 超吟

「マイナス8℃の世界で生まれた最高級皇室献上品」

皇室献上品に選ばれた梵の最高級銘柄です。精米歩合20%という洗練された山田錦を原料に、マイナス8℃以下の環境で5年もの間熟成させた名酒。瓶は菊をモチーフにしており、深みあるベネティンアンブルーが神々しい贈り物に最適の逸品でしょう。

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梵 日本の翼

「国賓におもてなしを提供する日本代表銘柄」

2000年ロンドン国際酒祭りにてグランプリ受賞後、「吟の翼」から「日本の翼」へと改名されました。その後、サッカーワールドカップ日韓晩餐会にて乾杯酒へ指名、政府専用機の正式機内酒へ採用されるなど、数々の名誉を与えられた名酒です。


梵 極秘蔵

「日本で初めて販売された純米大吟醸」

概要2002年東京にて「酒芸術大賞」を見事受賞。2016年にはハワイで行われた「全米日本酒歓評会2016」において「梵 極秘蔵 純米大吟醸」が銀賞に輝きました。日本で初めての市販純米大吟醸酒であり、梵の初代最高峰銘柄として今も愛され続けています。

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梵 夢は正夢

「夢はいつか正夢に。努力が実ったお祝いに贈る酒」

東京にて2003年に古酒部門第一位を受賞。松井秀樹のワールドシリーズチャンピオンやイチローの大リーグ年間最多安打を記録、さらにはホワイトハウス初訪問の際にオバマ大統領などに贈られた貴重な銘柄です。

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「梵」を飲まずとして日本酒は語れない

いかがでしたか?日本が誇りを持って世界に提供する日本酒「梵」。蔵元の絶え間ない努力と技術が生み出した「梵」の日本酒は、飲まずとして日本酒通とは語れません。

ぜひ一度、その深い味わいを体感してみてください。きっと皆様1人1人に合う銘柄を見つけることが出来ると思いますよ!

《ワキヤ》

ワキヤ

日本酒を愛する元バンドマン。趣味は昼から飲むはしご酒。よく千住で一人酒してます。

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