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店内のお酒が全て試飲できる!?熟成酒・古酒の専門店「いにしえ酒店」に行ってきた

こんにちは!NOMOOO編集部のタナカナコ(@__ch_ch)です 突然ですが、皆さんは「熟成酒・古酒」という言葉をご存知でしょうか? 読んで字のごとく、熟成させたお酒なのですが......。実際に飲んだり、目にしたこと …

飲みに行く 訪問
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こんにちは!NOMOOO編集部のタナカナコ(@__ch_ch)です

突然ですが、皆さんは熟成酒・古酒という言葉をご存知でしょうか?

読んで字のごとく、熟成させたお酒なのですが......。実際に飲んだり、目にしたことがあるという方は意外に少ないのでは??

それもそのはず。居酒屋ではなかなか取り扱っていないし、日本酒のお店ですら置いてない場合もありますよね。

かくいう、私もそんなに詳しいわけではありません(笑)というか、飲んだことすらないのですが......先日たまたま”熟成酒・古酒専門店”と書かれた看板がかかったお店を発見したのです!!!

う~~~ん気になる!!!

ということで今回は、熟成酒・古酒を専門に取り扱っているお店に行って、美味しい飲み方や初心者にもおすすめの銘柄などを聞いてみました!

熟成酒・古酒とは??


改めて、熟成酒・古酒とは何かを簡単にご紹介。

古酒といえば、泡盛の「古酒(くーすー)」をイメージする方が多いかもしれませんが、今回ご紹介する古酒は日本酒の古酒(こしゅ)。熟成酒・古酒ともに、日本酒を熟成させて作られたものです。

ただし、どれくらい熟成させたものなのかという定義は、明確に定められていないのだそう。

(ちなみに長期熟成酒研究会では満3年以上蔵元で熟成させた、糖類添加酒を除く清酒を熟成古酒と定義していますが、法律で定められているわけではないので、あくまでも熟成酒・古酒は酒蔵や売り手の判断といって良さそうですね。)

日本酒は、熟成すると元々あった芳醇な香りがより強くなったり、液体の色が黄金色に近くなったりするそう。また、その独特な味は「紹興酒」にも例えられることが多く、新酒とはまた違った飲み方や、おつまみの合わせ方が楽しめるんですって!

熟成酒・古酒の専門店「いにしえ酒店」

今回お邪魔したのは「いにしえ酒店」。日本全国でもかなり珍しい、熟成酒・古酒の専門店なんです!

東京メトロ丸ノ内線「方南町駅」から徒歩1分ほどの、路地裏に店を構えています。


▲路地裏に入ったところにあります。


▲グラスとお酒のディスプレイが目印

外観からして、なんだか渋い雰囲気。古酒に加えて、日本酒用としてはあまり馴染みのない、ワインのテイスティンググラスのようなものが飾ってあります。

店主のお酒好き度がビシビシと伝わってきますね!


店内はお酒がズラリ!!!壁一面の大きな棚に、端から端まで様々なお酒が並んでいます!

もちろん、お店にあるお酒は全てが古酒・熟成酒!これ、マジで一生かかっても飲みきれないような量が置いてあります(笑)



熟成酒にも冷蔵のお酒があるらしく、店内奥には冷蔵酒を保存するための冷蔵庫も用意されてます。上段2つのボトルは、一見ワインボトルのように見えますが、実はこれも熟成酒(日本酒)なんです!

なんでも、日本酒を醸す酒造さんがワインを尊敬する思いから、お酒のボトルをあえてワインボトルのようにしたのだそう。

最近ではワインのソムリエ協会が日本酒の資格を新たにつくるなど、ワイン業界も日本酒に注目しています。日本酒とワイン、お互いにリスペクトしあっているんですね。


▲この富士山の写真は店主、薬師さんのお父さんが撮ったもの。

店内のお酒は全て試飲可能!


お店の真ん中には、水が置かれたテーブル!

そう、実は「いにしえ酒店」では店内にあるお酒がほぼ全部試飲ができるんです!「角打ち」スタイルで試飲が楽しめるなんて......日本酒ファンにはたまりません。

品質上、どうしても炭酸系のお酒は試飲できないようですが、1本50万円する超高級熟成酒も試飲可能だから驚きですよね!(とはいえ、試飲で10万円するそうですが......(笑)


表にも飾ってあったけれど・・いにしえ酒店はおちょこではなくグラスでいただけるんです!とってもおしゃれですよね。

お酒の特徴によってグラスの種類を変えているんだそう。試飲一つにしても酒に対するこだわりが感じられます。


棚や冷蔵庫に入っているお酒を見ると、瓶の下に日本酒カードが置かれています。このカードには醸造年・お酒の名前・特徴・値段といったお酒の情報や、有料試飲にかかる値段も記載されていました。

なるほど、この情報を見て好みの1本を探し当てるというわけですね!

しかしながら、古酒の事全然わからないし.........一体どんなものを飲めば良いのかわからない!!

そんな古酒初心者はぜひ店主・薬師さんに相談してみてください。
▲店主の薬師さん。本人は「とても人見知り」と言っていましたが、古酒のことを聞けばフランクに何でも相談に乗ってくれますよ!

元々、お酒が強くなかったという薬師さん。たまたま古酒と出会って、”ゆっくり香りと味を楽しむお酒の飲み方もあるんだ”ということを知ったんだそう。

以前は、IT関係の仕事をしていたそうですが、古酒や熟成酒を専門に取り扱っている酒店がなかったため、「やってみたら面白そう」ということから、一念発起し2016年「いにしえ酒店」をオープン。当初は鎌倉でオープンする予定でしたが、家賃の都合上、自宅から近い方南町を選んだそうです。

「やってみたら面白そう」って......その行動力すごすぎでしょ(笑)

店内のお酒は〇〇なものだけ!

店内にはかなりの量のお酒がありますが、置いているお酒には”明確な選定基準”があると薬師さんは言います。

そう.......いにしえ酒店にあるお酒は、全て店主の薬師さんが好きなものだけを置いているのだそう

つまり、リーズナブルなものから超高級酒までたくさんの種類のお酒があるなか、店内には薬師さんの嫌いなお酒は一つもなく、全てがオススメということです!!

ただし、単に好きなテイストのお酒が置いてあるだけではありません。

日本酒の熟成に対する理解があり、熟成を大切にしている酒蔵と主に取引しているんだそう。

銘柄にこだわらず、酒蔵の考えに共感したものだけを置いているというのも、お酒を本当に愛している薬師さんならではの発想ですよね。



木戸泉酒造の「秘蔵純米古酒 十年」を飲んでみた

それでは、薬師さんにオススメを聞いて早速試飲していきましょう!


私が古酒初心者だということを伝えると、真っ先におすすめしてくれたのが木戸泉酒造の「秘蔵純米古酒 十年」

いにしえ酒店では”スタンダード”な古酒に位置づけているお酒らしく、「この味わいが苦手だと他の古酒も飲みづらいと感じるかもしません」とおっしゃっていました。

一口飲んでみると...今まで飲んだ日本酒とは全然違う!新酒とは違って、香りがかなり強く、ほろ苦さと甘さが口の中でとろけて鼻に抜けていきます

古酒と聞くと、もっと苦くて香りのクセも強いかと勝手に思っていましたが......想像以上に飲みやすいですね!


▲同じ銘柄でも、熟成度によって見た目も味も全然違う!右から左へ行くにしたがって熟成年度が増していってます

日本酒って、基本的に透明な水のようなイメージでしたけど、「秘蔵純米古酒 十年」はウイスキーにも似た琥珀色。

薬師さんによると、日本酒は常温で熟成させればさせるほど色がどんどん濃くなるんですって!

まるでワイン!?女性におすすめの古酒を試飲

「秘蔵純米古酒 十年」の他、初心者におすすめのラインナップがこちら。


左4つが「長良川」(小町酒造)、右3つが「afs -アフス-」(木戸泉酒造)。

なんとこの2つのボトルデザインは、薬師さんが手がけたものなんです!酒蔵さんにボトルデザインを任されるなんて......薬師さん一体何者なんだろう(笑)

その中でも、特に「afs×afs 2016」が甘くて女性におすすめということなのでいただきました!


美しく金色に輝く、透き通るような色

ま、眩しい......。

口に含むと、甘い香りが鼻を抜けます。

うん、とっても飲みやすい!フルーツのような少し酸味のある味わいは、甘口の白ワインに似ているかも。

何か副原料が入っているのかと思いきや、なんと酒の甘さだけでここまでの味わいを引き出しているんですって!

その秘密は、日本酒の仕込み方にあるのだそう。

日本酒は通常、米と水を使用して仕込みます。しかし、「afs×afs」は水ではなく日本酒を使用して仕込んでいるんです!

日本酒を日本酒で仕込む方法といえば、”三段仕込み”の最後の1回を日本酒で仕込む「貴醸酒」が有名ですが(貴醸酒に関してはこちらをご覧ください)、「afs×afs」も同様に水の代わりに日本酒で仕込まれているため、このような甘さが実現できるんですって!

古酒・熟成酒に対して「苦い」「酸味が強い」というイメージを持っている方がこれを飲んだら......その価値観が大きく変わるはずです!

自分好みのお酒を選ぼう!

オススメの古酒を試飲させていただいて、なんとなく好みがわかってきたので、自宅で飲む用に一本購入することにしました。

個人的には2本目の「afs×afs 2016」が衝撃的な美味しさだったので購入を検討したのですが、やはり手間と時間をかけたお酒だけあって結構お高め…。こちらは特別な日に買いに来ようと思います!

もう少しリーズナブルで、甘くて飲みやすいものをと薬師さんに相談したところ、おすすめされたのが「純米アフス生」(木戸泉酒造)。


1,000円ちょっとで買えるってかなりリーズナブルじゃないですか!?

この値段設定ができるのも、薬師さんが酒蔵と直接やりとりをしているからこそなんです!ありたいですね......!

薬師さんによると、冷蔵ものは比較的飲みやすいものが多いそうなので、古酒初心者の方は冷蔵系から試してみると良いかもしれませんね。

ちなみに、私が購入した「純米アフス生」に一番合うおつまみは「カステラ」とのこと!その他、飲み口がこちらも白ワインに似ているため、魚料理、特に白身魚系のものとの相性も良いのだと教えていただきました。

熟成酒・古酒は敷居が高くなかった!


あまり馴染みがない古酒・熟成酒ですが、今回「いにしえ酒店」で飲んでみて、その価値観が大きく変わりました!

初心者の方でも美味しくいただけるような飲みやすいものや、女性が好きそうな甘い飲み口のものもあったので、日本酒好きの方なら、その魅力にハマる人も多いはず!

また、古酒や熟成酒は新酒に比べて悪酔いがしにくいとも言われているそうので、お酒が強くないという方や自宅でゆっくりお酒を楽しみたいという方にもオススメです。

今回紹介した「いにしえ酒店」は、オンラインストアもオープンしています!なかなか足が運べないという方は、ぜひこちらをのぞいてみてください!

古酒や熟成酒を知ることで、お酒ライフがより一層楽しいものになるかもしれませんよ!!!!

店舗詳細

店名いにしえ酒店
住所東京都杉並区方南2丁目18−15
電話番号03-4291-4316
営業時間火曜~金曜
14:00~21:00
土曜・日曜
13:00~18:00
定休日月曜日
URLhttps://inishiesake.com/


お酒の情報サイト「NOMOOO(ノモー)」は「今日の飲みたいを見つける」をコンセプトに、お酒に関する情報を更新しています。

《タナカナコ》
タナカナコ

タナカナコ

埼玉生まれ埼玉育ちのホッピーとハムカツと白子ポン酢をこよなく愛するライター。飲酒時のBGMはユーミン。ダイエット中なので締めのラーメンは食べません。生まれ変わったら山田孝之になりたい。

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