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気になるあの国のワインはどんな味?国別にワインの印象をまとめてみた

ワインがややこしく感じる理由はいろいろありますが、根幹的にとっつきにくいのは「外国のものだから」というのも大きいかもしれません。
 
言語が違えば表記や名前が異なりますし、気候が異なればブドウの質が変わる=ワインの味も変わってくるからです。
 
一歩踏み込んで、ワインについて詳しく知りたい!というときもここで引っかかってしまう人が多いのではないでしょうか。だからこそ違いを見つけていく楽しみもあるのですが、飲み始めたばかりだと何が何だかわからないですよね。
 
そこで今回は、個人的な印象で各国のワインをご紹介してみたいと思います。
ワインを作っている国はとても多いので、私も全ての国を飲み比べたことがあるわけではないのですが、だいたいの雰囲気だけでもわかるといいかなと。
 
 

ヨーロッパ編

フランス

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かつてはワインといえばフランス、フランスといえばワインといわれていただけあって基本中の基本といいますか、ピンからキリまで幅広いのが最大の特徴でしょうか。最近はチリなどに対抗してか、以前よりリーズナブルなワインも増えてきています。
 
また、同じ国の中でもブドウの質が細かく変わるため、意外に?個性が強いです。そのためか、フランス産で美味しいワインを見つけるのはなかなか難しい気がしますね。「ちょっと買ってみようか」というような価格帯では特に。
 
赤ワインの場合(特にボルドーやブルゴーニュ産)は「当たり年」と言われる出来のいいワインを探すこともできますが、お値段が……。
白ワインは高級・極甘口のソーテルヌ、「牡蠣の友」シャブリ、炭酸かと思うほど酸味・辛口のミュスカデなど、個性がはっきりしているので好みのものを見つけやすいかもしれません。
 

ポイント
ピンからキリまで幅広いのがフランスのワインの最大の特徴。

 
 

イタリア

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実はフランスとワイン生産量・輸出量を競う国です。昔から高級品より庶民的なものを好む傾向があり、さほど大枚をはたかなくてもいいワインに巡り会いやすい気がします。
 
地元固有の土着品種を多用するからか、フランスと比べると同じヨーロッパのワインでも「素直さ」が際立つ印象。逆に言えば「単純」「深みがない」ということにもなるのですが、その辺はお好みでどうぞ。
 
赤ワインならキアンティ(トスカーナ州)白ワインならソアーヴェ(ヴェネト州)など、固有名詞のついたワインが多いので、覚えやすいのもありがたいところ。最近はハーフボトルもよく出回っていますので、見つけやすいと思いますよ。
 
最近は高級路線を打ち出しているところもあるので、「ちょっと奮発しちゃおうかな」というときはその辺を探すとまた違った楽しみ方ができるでしょう。
 

ポイント
イタリアのワインはヨーロッパのワインでも「素直さ」が際立つ印象。

 
 

ドイツ

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ブドウが成長できるギリギリの気候なのですが、昔からワイン作りは盛んで、生活にも馴染んでいます。明治時代に日本がいろいろヨーロッパの文物を吸収していた頃、この国のとある人に「ちょっとうちに来て先生やってもらえませんか」と頼んだら「モーゼル(地方の)ワインがないとイヤだ」とだだをこねたことがあるほどです。
 
日本に入ってきているものやアメリカで評価が高いのは甘口のものが多いようですが、現地では辛口の需要も高いとか。
 
ヨーロッパ人と比べて日本人は甘さ控えめが好き」といわれることがあるのですけども、それが最もわかるのがドイツワインの甘口を飲んだときでしょう。
 
甘さ(糖分)を基準としているため、基本的に甘ければ甘いほど高級ワインということになっているからです。5段階あるのですが、私は3段階目でギブアップしました。このレベルで蜂蜜の原液とほぼ同様の甘さなので、「お酒は辛口しか飲まない」という人は避けたほうがいいかもしれません。
 
辛口のドイツワインももっと入ってくると良いんですが、まだまだ先のことになりそうです。
 

ポイント
ドイツでは甘さ(糖分)を基準としているため、基本的に甘ければ甘いほど高級ワインということになっている。

 
 

スペイン

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スペインのお酒というとシェリーを思い浮かべる人が多そうですけども、普通のワインもたくさん作っています。赤ワインが多数派で、独特のスパイシーさ(個人的には「石灰岩」だと思います)や酸味があるため、好みが分かれるかも。地理的に近いからか、フランスの南西地方も似たような味がします。
 
スペイン式の辛くないチョリソとの相性がバツグンなので、お好きな方は一度合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
 

ポイント
スペインのワインには独特のスパイシーさや酸味がある。

 
 



南北アメリカ+α編

アメリカ

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アメリカ=大量生産=安かろう悪かろうというイメージがあるかもしれませんが、最近はそうでもありません。特にカリフォルニアのワインは、フランス産とブラインドテイスティング(産地や品種名を明かさずに飲み比べること)をして勝利を収めたことがあるほどです。
 
全体的な傾向としてはズバリ「大衆向け」でしょうか。
 
ホワイト・ジンファンデルというロゼワインはまさにその代表ともいえるもので、「渋みが苦手」「あまりワインを飲んだことがない」「甘口のお酒しか飲めない」という人にはピッタリです。
 

ポイント
アメリカのワインはズバリ「大衆向け」。

 
 

チリ

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南米でワインが造られているというとちょっと意外かもしれませんね。しかし、チリのワイン作りには実はスゴイ歴史があるんです。昔ヨーロッパでフィロキセラ(ブドウにつく害虫)が流行ったとき、緊急避難先の一つとして選ばれたのがチリでした。当初はなかなか上手く行かなかったものの、現地の努力により高品質なものができるようになり、現在も作り続けられているというわけです。
 
原産地で消滅してしまった品種がチリで生き残っているという例もあります。
 
日本ではアメリカ産と同じくらい安いですが、これは日本とチリの間でFTA(お互いに関税安くしましょうね、という二国間協定)が結ばれているからであって、大量生産だからとか粗悪品だからではありません。
 
特に評価が高いのは赤ワインのカベルネ・ソーヴィニヨンで、「チリカベ」という略称で親しまれています。
 

ポイント
チリのワイン作りにはスゴイ歴史がある。

 
 

日本

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実は、日本でも長野県や山梨県などでワインを作っています。まだ生産量がさほど多くないため、良いものを入手するにはちょっと手間をかけないといけませんが、こだわりのある酒屋さんなどではしっかり扱っていますよ。
 
日本の気候・土壌に合ったブドウ品種も作られており、少しずつ質が上がってきています。
 
ミネラルウォーターのようにさらっと飲めるワインが多く、「渋みや酸味が強すぎるとキツイ」という人に特にオススメです。今年2月の豪雪でブドウ畑がやられてしまったところもあるようなので、これからが心配ですね……。
 

ポイント
日本はさらっと飲めるワインが多く「渋みや酸味が強すぎるとキツイ」という人に特にオススメ。

 
 

好みのタイプごとに分けるとこんな感じ

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軽い口当たりが好き
日本、イタリア、チリ、アメリカ

 

どっしりしたワインが好き
フランス、ドイツ

 
 

まとめ

・ピンからキリまで幅広いのがフランスのワインの最大の特徴
・イタリアのワインはヨーロッパのワインでも「素直さ」が際立つ印象
・ドイツでは甘さ(糖分)を基準としているため、基本的に甘ければ甘いほど高級ワインということになっている
・スペインのワインには独特のスパイシーさや酸味がある
・アメリカのワインはズバリ「大衆向け」
・チリのワイン作りにはスゴイ歴史がある
・日本はさらっと飲めるワインが多く「渋みや酸味が強すぎるとキツイ」という人に特にオススメ

 
個性派を狙いたいならスペインがいいかな、と思います。異論は大歓迎です。
それではまた次回!

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