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ウイスキー通なら知っておきたい!バーボンとスコッチ7つの違い

バーボンとスコッチ。誰もが、耳にしたことがあるであろう言葉ですが、皆さんはこの2つのウイスキーの違いをご存知ですか? 実は、基本的なところからマニアックなところまで、バーボンとスコッチには7つの違いがあるのです。 今回は …

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バーボンスコッチ。誰もが、耳にしたことがあるであろう言葉ですが、皆さんはこの2つのウイスキーの違いをご存知ですか?
実は、基本的なところからマニアックなところまで、バーボンとスコッチには7つの違いがあるのです。
今回はそんなバーボンとウイスキーの違いをご紹介。知ればより一層お酒通になれること間違いなしですよ!

そもそも「ウイスキー」とは?


バーボンとスコッチは、2つともウイスキーです。では、そもそもウイスキーとはなんなのでしょうか?

ウイスキーとは、原料(穀物)を発酵させ、蒸留させた後に木樽で熟成させたものです。
代表的な原料は、大麦・小麦・ライ麦・トウモロコシなど。原料を変えることで、味わいに大きな変化が現れるのは言うまでもありません。

お酒のカテゴリーでは蒸留酒に属します。焼酎・泡盛・ブランデーなども蒸留酒カテゴリーです。対して日本酒・ワイン等は醸造酒カテゴリーに入ります。

原料を発酵させて造ったものが醸造酒。その醸造酒を蒸留させたものが蒸留酒です。

1:産地


それでは早速、バーボンとスコッチの7つの違いをご説明します。まず1つ目産地の違いです。

ウイスキーには、産地の違いで5つの代表的なカテゴリーが存在します。それらは、世界5大ウイスキーと呼ばれ、それぞれ、「スコッチ・ウイスキー(スコットランド)」「アメリカン・ウイスキー(アメリカ)」「ジャパニーズ・ウイスキー(日本)」「カナディアン・ウイスキー(カナダ)」「アイリッシュ・ウイスキー(アイルランド)」が並びます。

バーボンはもちろんアメリカン・ウイスキーに含まれ、スコッチスコッチ・ウイスキーに含まれます。

2:表記


長い歴史を持つスコッチ・ウイスキーアイリッシュ・ウイスキー。スコッチ・ウイスキーの表記は「Whisky」に対し、アイリッシュ・ウイスキーの表記は「Whiskey」です。
歴史的背景として、アイリッシュ・ウイスキーの流れを汲んでいるアメリカン・ウイスキーは「Whiskey」表記。なので、バーボンも基本的に「Whiskey」表記です。

ちなみに、ジャパニーズ・ウイスキーはスコッチ・ウイスキーの流れを汲んでいるので「Whisky」です。

3:原料


バーボンには、原料の51%以上がトウモロコシでなければならないという規定があります。ちなみに、80%以上使用するとコーン・ウイスキーと呼ばれるものに名称が変化。
対してスコッチは、シングルモルト、ブレンデッドともに、基本的に原料は大麦モルト)です。

4:造り方


バーボンは、80%以下の温度帯で、基本的には連続式蒸留機で蒸留します。
それに対し、スコッチのモルトウイスキーは、94.8%以下の温度帯で、単式蒸留機で2回か3回蒸留します。

スコッチの王道といえばシングルモルト・ウイスキーなので、造り方の違いもバーボンとスコッチの違いに挙げて良さそうです。

5:樽


バーボンは基本的に、新品のホワイトオーク樽の内側を、バーナーで焦がしたものを使用。新樽で熟成させることにより、樽のエキスを短期間で吸収できます。

対してスコッチは、バーボンをはじめとし、シェリー酒やワイン・ビール等の使用済の樽を使用。新樽より、樽のエキスを吸収する時間がかかりますが、その分、かつてその樽で眠っていたお酒の味わいも一緒に吸収できるので、味わいが複雑な芳醇なタイプのウイスキーに仕上がります。


6:熟成期間


バーボンは、樽での貯蔵が必要なものの、期間については定められていません。一般的には、4年~6年熟成させたものがスタンダードなバーボンです。
対してスコッチは、3年以上木樽の中で熟成させなければいけないと定められています。一般的には、10年~12年熟成させたものがスタンダードなスコッチです。

ちなみに、2年以上熟成をさせたバーボンは、ストレートバーボンと呼ばれます、

7:味


最後は言わずもがな味の違いです。原料~樽の熟成期間まで、様々な違いがあるバーボンとスコッチは味わいに大きな違いがあります。

バーボンは、プリンやバニラのような甘み、そして木を焦がしたような辛味を同時に感じられるのが特徴。新樽を使用したため、樽の影響を受けやすく、はっきりした味わいになりやすいです。

対してスコッチは、控えめな甘みと辛味、ゆっくりと熟成されたことによる上品さが特徴。使用済みの樽を使用したため、以前入っていたお酒の影響も受けた、複合的で穏やかな味わいになりやすいです。

まとめると、バーボンは、はっきりとした強烈な味わい。スコッチは、穏やかで複雑な味わいです。

オススメの1本

バーボンとスコッチ。それぞれオススメを1本ずつ紹介します。

ワイルドターキー 8年/バーボン

バーボンの代表格。控えめに広がる、プリンやバニラのような甘みと、木を焦がしたような香味が豊かに広がります。
強烈なインパクトがありながら、8年熟成により、少し角が取れた、まるみがある繊細な味わいは、心地よい余韻を感じさせてくれます。

バーボン初心者~熟練者にまでオススメです。

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ザ マッカラン 12年/スコッチ

スコッチといえばシングルモルトですが、そのシングルモルトの王道と呼ばれているのが「ザ・マッカラン」です。
ザ マッカラン 12」は、そんなマッカランの中でスタンダードな一本。華やかな香り、フルーツを想像させる濃厚な甘みと微かなスパイスが特徴です。

高級感にを感じさせる風味は、シングルモルトのロールスロイスと讃えられているほど。こちらもスコッチ初心者~熟練者にまでオススメです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。細かく分けましたが、バーボンとスコッチの7つの違いをご紹介してきました。
基本的にはスコッチの方が飲みやすいので、ウイスキー初心者はスコッチから飲むのが私のオススメ。

一方、強烈で西部劇などでもお馴染みの、男らしいウイスキーであるバーボンは、飲みやすいお酒に飽きてきた方にオススメです。

バーボン、スコッチ以外にも、他の世界5大ウイスキーをはじめとして、美味しいウイスキーはたくさんあります。それぞれの特徴を知ることで、あなたの好きなタイプのウイスキーを見つける近道になることでしょう。

この記事が少しでも、あなたのウイスキーライフのお役に立てれば幸いです。

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《ワキヤ》

ワキヤ

日本酒を愛する元バンドマン。趣味は昼から飲むはしご酒。よく千住で一人酒してます。

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