TOP / お酒を選ぶ / ビール・発泡酒 / クラフトビール好きがハマる!人気のIPAの歴史・飲み方を徹底解説

近年、国内ではクラフトビールの知名度が上がり、一般消費者の間でも浸透してきました。様々な種類のクラフトビールが流通する中でも、特に話題にあがることが多いIPAというスタイルのクラフトビールをご存知でしょうか?

今ではIPAを提供するお店や小売店も増え、クラフトビールに馴染みがない方でも名前くらいは聞いたことがある方も多くなっていると思います。

今回はこのIPAについて、知れば飲んでみたくなるような豆知識や意外と知られていないクラフトビールの適温や注ぎ方などをご紹介します。

IPAとは

IPA

IPAとは「インディア・ペールエール(India Pale Ale)」の略語です。日本ではアイ・ピー・エーと発音します。

インディアと名前に入っていますが原産国はインドではなく、アメリカやイギリスを中心に製造されています。

IPAの名前や歴史には諸説ありますが、インドがイギリスの植民地だった頃にインドに滞在している自国民のために送ルビーるに、防腐剤の代わりに原料の1つであるホップを大量に投入したため苦味が強いビールができあがったという説が濃厚です。

現在は普通の生ビールなどに比べて高いアルコール度数を持ち、ホップの苦味が強いのが特徴ですが、イギリスのIPAには少し甘めのテイストを持つIPAも数多く存在しています。

現在、日本人の多くがイメージするIPAは、アメリカで生産されているスタイルに近いスタイルが多いです。

大手ビールとの違い

国内の大手ビール会社が生産するビールの種類はほとんどがラガーという喉越しが特徴のビールです。

これは、ビールをキンキンに冷やす日本のビールの飲み方に非常に合ったビールの種類で、味わいや香りを重視して比較的ゆっくり楽しむことができるIPAなど他の種類のビールにはない特徴の1つです。

もちろん様々な銘柄が存在するビールなので例外はありますが、大きく分けて、喉越しを楽しみたい人はラガー、苦味や香りを楽しみたい人はIPAなどのエールタイプを選ぶ傾向にあります。

ビールの種類については【2020年版】通も納得!クラフトビールのおすすめ通販サイト22選 で詳しくご紹介しています。

IPAのテイストの特徴

IPAの特徴は、苦味と高めのアルコール度数によるパンチの効いた味わいです。このパンチがある苦味の立役者は、ビール作りに欠かせないホップ。

苦味や華やかな香り、ホップの品種によってはフルーティな香りをビールにもたらすなくてはならない存在です。IPAの大きな特徴としては、このホップの量が非常に多いこと。

銘柄によって異なりますが、通常のホップ使用量より多くのホップが使われています。通常の40倍ものホップを使った銘柄もあるため、ホップ好きのビール愛好家にとっては、この上なくはまってしまうビールなのです。

しかし、ホップは成分上酸化反応によって品質が低下しやすいため、開封後早めに飲むのが必須となります。

IPAの種類

IPA

IPAにはホップの使用量やテイストの違いで、さらに細かく名前が分かれます。

どのようなIPAが好きなのか知っておくことで、初めて見かけるIPAでもテイストの想像が可能なので、お店などで自分好みの1本を見つける助けになると思いますよ!

West Coast IPA

アメリカの西海岸方面で製造されるIPAです。

元々は1つのビール醸造所が生産した「GREEN FLASH WEST COAST IPA」が有名になり、周辺のビール生産者が真似して広がったと言われています。

ホップの力強い香りとテイストが魅力のIPAです。

East Coast IPA

West Coast IPAと比較して呼ばれているのがEast Coast IPA。

Vermont IPA(バーモントIPA)やNew England IPA(ニューイングランドIPA)など様々な名称があり、ソフトな口当たりでWest Coast IPAより苦味が少なめなのが特徴です。

British IPA

読んで字のごとく、イギリスで生産されるIPAです。アメリカのIPAとの大きな違いはアルコール度数が比較的低めで飲みやすいこと。

ホップも他のIPAに比べて少ないことが多く、大麦麦芽のテイストが前に出てくるタイプのIPAです。

DOUBLE IPA

IIPAとも呼ばれる種類のIPA。

通常のIPAに比べてホップの使用量が多く、多い種類で40倍ものホップを使用しているタイプのDOUBLE IPAも存在しています。ホップだけでなく大麦麦芽やアルコール度数も高めなので、よりパンチも効いた濃いテイストのIPAに仕上がっています。

BLACK IPA

スタウトやポーターなど、黒ビールのようなIPAです。

ホップが効いた黒ビールというニュアンスで、黒ビール好きにはたまらないIPAです。

WHITE IPA

ベルギーなどを中心に生産される、ホワイトビールとIPAのちょうど中間のようなテイストです。

非常にフルーティーで飲みやすいため、IPAのテイストを確かめてみたい方にもおすすめなIPAです

BELGIAN IPA

ベルギービール酵母を使用したIPAで、少しスパイスやフルーツなどのテイストが混じったIPAです。アルコール度数が高いIPAだけでなく、イギリスの飲みやすいタイプのIPAも生産されています。

ベルギービールが好きな方はハマること間違いなし!

SESSION IPA

通常のIPAよりアルコール度数が低いIPAです。

アルコールが苦手な方にもおすすめですが、その分IPAのパンチ力も比較的弱くなっています。IPA初心者にもおすすめです。

IPAの楽しみ方

IPA

IPAは、そのホップの使用量やテイストを最大限引き出す飲み方が存在します。普通のビールと同様に飲んでしまうと、IPAの香りや味の濃さを感じにくくなってしまいます。

IPAに限らず、お酒は自分の1番好きな飲み方が正しい飲み方ですが、ぜひ一度は挑戦してほしいIPAをさらに楽しむ飲み方をご紹介します。

グラスにこだわる

SPIEGELAU シュピゲラウ ビールクラシックス IPAインディア・ペール・エール ビアグラス (540cc) 2脚箱入 51201

通常のビアジョッキはビールの喉越しや温度の上がりにくさ、グラスの冷やしやすさを考えて作られています。IPAはじっくりと香りも楽しむビールなので、香りが立ちやすいグラスを選ぶのがおすすめです。

IPAようにデザインされたグラスも存在するので、ぜひ機会があればグラスの違いにも注目して味わってみてください。

温度にこだわる

キンキンに冷やしてしまうとIPAの持つ華やかなホップの香りが開きにくくなってしまいます。おおよそ10〜12℃ほどの温度が1番IPAの香りのポテンシャルを引き出せる温度です。

クラフトビールの専門店などでは、種類ごとに温度も管理しているお店もあるため種類ごとの温度の違いを確かめながらIPAを飲むことが、楽しみの1つだったりします。

注ぎ方にこだわる

ビールの楽しみ方の1つに、注ぎ方による味わいの違いが挙げられます。

古くから日本では「きれいな泡」があるビールが良しとされてきました。ビール7:泡3の比率が黄金比とされており、「神泡」といった言葉も登場しましたよね。

もちろん、キレイな泡ありのビールも美味しいのですが、クラフトビールが登場して以降「泡なし」のビールも人気を博しています。

これは、クラフトビールが市民権を得たことで、様々なスタイルのビールが楽しめるようになったことも1つのきっかけでした。

人によって美味しいと感じる注ぎ方が変わってきますが、もし試したことがない方は1度「泡なし」のかたちでビールをゆっくりグラスに注いでみてください。

泡ありの時とはまた違う美味しさを発見できると思いますよ!

まとめ

IPA

IPAは豊富な種類と今までにないパンチを武器に日本のビール愛好家に大きな衝撃を与えました。
今でも様々な種類のIPAが製造されており、味の好みはさらに細分化されています。
ぜひ、自身のお気に入りの種類を見つけてIPAを隅々まで楽しんでくださいね。