TOP / お酒を選ぶ / ワイン / ゲヴュルツトラミネールワインの人気おすすめランキング10選【専門家厳選】

ゲヴュルツトラミネールは、うっとりするような香りの白ワインを生み出すぶどうです。日本では、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランほどには有名でないため、飲んだことがないという方もいらっしゃるかもしれません。しかしゲヴュルツトラミネールは、他の品種にはない魅力を持つすばらしいぶどうです。ぜひ多くの方に、その魅力を感じていただけたらと思います。

そこで今回の記事では、ゲヴュルツトラミネールの美味しさを存分に味わえるワインを10本ご紹介します。品種の特徴や主な産地も解説しますので、あわせて参考にしてください。

ゲヴュルツトラミネールってどんなぶどう?

ワイン(ぶどう)

ゲヴュルツトラミネールの特徴と味わい

ゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)の「ゲヴュルツ」とは、ドイツ語で「スパイス」を意味する言葉です。その名の通り、ゲヴュルツトラミネールから造られるワインは華やかで力強い香りを持っています。ライチなどのトロピカルフルーツや薔薇の花、白胡椒やコリアンダーのようなニュアンスを持つそのアロマから、ゲヴュルツトラミネールのワインは「飲む香水」と呼ばれることもあるほどなのです。

ゲヴュルツトラミネールは、非常に万能なぶどうとしても知られています。というのも、辛口のワインも甘口のワインも造ることができ、そのどちらもすばらしい味わいを持っているため。

また、比較的早熟で糖度が上がりやすいため、ワインのアルコール度数が高くなりやすいことも特徴のひとつです。また、ゲヴュルツトラミネールは白ぶどうの一種ですが、果皮がピンク色をしているため、ワインの色が濃くなりやすいことでも知られています。

ゲヴュルツトラミネールの主な産地

ゲヴュルツトラミネールの産地として最も有名なのは、フランスのアルザス地方です。ドイツとの国境近くにあるアルザス地方は、ワイン産地の北限に位置しています。しかし、ぶどう畑の西側にそびえるヴォージュ山脈が大西洋からの風や雨から守ってくれるため、アルザス地方では降雨量が少なく、日照量もじゅうぶんに確保されているのです。

アルザス地方のほかには、ドイツのファルス地方やバーデン地方、イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ地方、オーストリアなどでもゲヴュルツトラミネールが栽培されています。基本的に、ゲヴュルツトラミネールは冷涼な土地で栽培される品種です。日本でも、比較的寒冷な北海道で、ゲヴュルツトラミネールを使ったワインが造られています。

アロマ香るゲヴュルツトラミネールワイン おすすめランキングTop10

それでは、ゲヴュルツトラミネールの魅力を存分に味わえるワインをご紹介します。今回は、入手しやすい価格のものをセレクトしてみました。

第10位:コノスル・レゼルバ・エスペシャル・ゲヴュルツトラミネール/ヴィーニャ・コノスル


チリの冷涼産地カサブランカ・ヴァレーにて、チリのワイン産業を牽引するワイナリーのコノスルが造る、辛口のゲヴュルツトラミネールです。

たいへんお手頃な価格ながら、手摘みで収穫したぶどうを用いて丁寧に造られています。ライチやマスカットの香りに薔薇の花のニュアンスが加わり、エキゾティックでエレガントな華やかさを味わうことができます。余韻に残るミネラルも魅力的です。

第9位:カサ・ベナサル・ブランコ/パゴ・カサ・ブラン

続いては、スペインの東部バレンシアで造られた、100%有機栽培の辛口ワインです。ゲヴュルツトラミネールが50%、あとの50%はモスカテルというぶどうが使われています。カサ・ブランのゲヴュルツトラミネールは、現在のオーナー、カルロス・ラソ・ガルビ氏の祖父がドイツから持ち込み、代々受け継がれているものです。

オレンジやグレープフルーツなどのフレッシュなニュアンスにベルガモットの華やかさ、桃やアーモンドなどのふくよかさが重なって、厚みのある香りと味わいが生まれます。

第8位:ゲヴェルツトラミネール・ヴァンダンジュ・タルディヴ/トリンバック

次は、遅摘みのゲヴュルツトラミネールから造られる、フランス・アルザス産の甘口ワイン。優れたヴィンテージに、優れた畑から収穫したぶどうのみを使って造られる贅沢なキュヴェです。造り手は、フランスのミシュラン3つ星レストランの全てでそのワインが採用されているアルザス唯一の生産者、トリンバックです。

ライチや薔薇の花、コリアンダーなどの華やかでスパイシーな香りと濃密な甘さ、心地よい酸とミネラルが織りなす、重厚で複雑なハーモニーをお楽しみください。

第7位:ドゥモワゼル・ゲヴュルツトラミネール/ドメーヌ・リエッシュ

こちらのアルザス産ワインは、ゲヴュルツトラミネールを果皮ごと醸造した、オレンジ色の辛口ワイン。果皮の成分が味わいにも現れるため、一般的な白ワインにはない、ほろ苦い美味しさを味わうことができます。また、ゲヴュルツトラミネールらしい要素に紅茶のようなニュアンスが加わっており、より複雑な味わいが生み出されています。

素敵なエチケット(ラベル)デザインは、造り手のリエッシュ家の裏に住んでいる女性アーティストがデザインしたもなのだそう。

第6位:鶴沼収穫ゲヴュルツトラミネール/北海道ワイン

続いてご紹介するのは、日本・北海道で造られているやや甘口のゲヴュルツトラミネール。鶴沼にある、北海道ワインの自社畑で採れたぶどうを使用しています。2019年のG20大阪サミットでは、このワインが提供されたことも話題となりました。

アルザス産のゲヴュルツトラミネールに比べて、よりクリーンでフレッシュな味わいが魅力です。ライチやマスカット、白桃の果実感に、ラベンダーや薔薇のようなニュアンスが加わります。甘やかな中にも爽やかな酸が感じられる、気品あふれるワインです。

第5位:ゲヴュルツトラミネール/ドメーヌ・マルセル・ダイス

こちらのゲヴュルツトラミネールは、アルザス産の辛口ワイン。造り手のマルセル・ダイスは、フランスの最も権威あるワイン評価書籍『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス(現:クラスマン)』で最高評価の3つ星を獲得するなど、数々の評価を得ている、アルザスのトップ生産者のひとりです。

ライチ、オレンジの花、そしてバニラなどの香りが重なった、複雑で華やかなアロマが魅力的。濃厚な果実味とフレッシュな酸、そしてとろけるような上品な甘味を持つワインです。

第4位:ゲヴュルツトラミネール・ビルステゥックレ/ジェラール・シュレール


続いてもアルザス産の辛口ワインです。造り手のジェラール・シュレールは、アルザスにおける有機農法のパイオニアで、なんと40年以上にわたってビオロジックを実践しています。

熟したライチ、白胡椒、優しい花のアロマ。豊かな甘味に、ヨーグルトのようなコクと酸味、ハーブやミネラルの旨味が加わります。ゲヴュルツトラミネールを飲み慣れた方にもおすすめできる、濃密な1本です。

第3位:ヌスバウマー・ゲヴュルツトラミネール/トラミン

こちらは、イタリアのアルト・アディジェで造られた、やや甘口のワイン。トラミンのフラッグシップ的なキュヴェで、イタリアにおけるゲヴュルツトラミネールの最高峰です。

白い薔薇やライラック、ライチやマスカット、そしてオレンジピールやはちみつなど、多彩な香りが次々と現れます。ふくよかな果実感を酸とミネラルが引き締めることで生まれる絶妙なバランス、そしてきわめて長い余韻を、じっくりと楽しんでみてください。

第2位:ツェレンベルグ・ゲヴュルツトラミネール/マルク・テンペ

第2位は、アルザスを代表する生産者のひとり、マルク・テンペによる辛口ゲヴュルツトラミネールです。ワイナリーの本拠地であるツェレンベルグ村で育った、平均樹齢50年のゲヴュルツトラミネールから造られています。

洋梨やアプリコット、スイカズラやユリのような、甘やかで爽やか、そしてピュアな香り。口に含むと、果実のコンポートや蜜のような甘味が広がり、なめらかな酸とともに伸びていきます。豊かで高貴な味わいを、ぜひ一度味わってみてください。

第1位 ゲヴュルツトラミネール/ドメーヌ・クリスチャン・ビネール

第1位に選出したのは、クリスチャン・ビネールの辛口ゲヴュルツトラミネールです。ビネールは、フランスの自然派ワインを牽引する生産者のひとつ。パリで厳選されたナチュラルワインを提供しているワインバー「ル・ヴェール・ヴォレ」において、ワインリストの中心に据えられていることからも、その確かな実力が窺えます

とろりとした甘やかな果実の芳香と味わいの中に、深みのあるミネラル感、クリアに伸びていく酸が感じられます。まるで、ライチや白桃のコンポートを味わっているかのような贅沢な1本。食後にゆっくりと時間をかけて楽しんでみてはいかがでしょう。

【オーガニック ビオ】アルザス ゲヴェルツトラミネール[2013]750ml/ クリスチャン・ビネール

ゲヴュルツトラミネールの馥郁とした香りを楽しもう

白ワインのぶどう今回の記事では、ゲヴュルツトラミネールの美味しさがたっぷりと楽しめるおすすめのワインを10本ご紹介しました。

ゲヴュルツトラミネールは、他の品種にはない、エキゾティックで高貴なアロマを持っています。甘口から辛口までさまざまなワインが造られていますので、この記事を参考にしつつ、ご自分の好みの1本をぜひ見つけてください。