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2019.3.10
ワイン

【ソムリエコラム】シャンパンをもっと楽しむために知っておきたい!「レコルタン・マニピュラン(RM)」を解説

記念日やお祝いの席、クリスマスなど、特別なときに飲みたいシャンパーニュ(シャンパン)

今回は、知っておくとシャンパーニュがもっと楽しくなる用語のひとつ、「レコルタン・マニピュラン(RM)」について解説します。

レコルタン・マニピュランとは

シャンパーニュの生産業態の一つ

フランスのシャンパーニュ地方で、ブドウ品種や製法など、あらゆる基準をクリアしたものだけが名乗れる特別なスパークリングワイン、シャンパーニュ。

そんなシャンパーニュの生産者の中でも、ブドウ栽培から醸造、出荷までの工程を自社で一貫して行っている生産者のことを、レコルタン・マニピュラン(RM)と呼びます。

シャンパーニュのラベルに「RM」や「Recoltant」などと記載されている場合は、そのシャンパーニュがレコルタン・マニピュランの生産者によって造られたことを表しています。

ネゴシアン・マニピュランとの違いとは

これに対し、ブドウ農家からブドウを買い上げてシャンパーニュを造る生産者のことを、ネゴシアン・マニピュラン(NM)と呼びます。

ネゴシアン・マニピュラン(NM)は『ドン・ペリニョン』や『モエ・エ・シャンドン』など、ブランド力が特徴。日本でも知名度が高いシャンパーニュは、ほとんどがネゴシアン・マニピュランの生産者によって造られています。

レコルタン・マニピュラン(RM)のシャンパーニュの特徴とは

個性的な味わい

ブドウ農家からブドウを買い付けて造るネゴシアン・マニピュランのシャンパーニュは、複数の農家のブドウをブレンドし、基本的に万人受けする味わいに仕上げられています。

一方、レコルタン・マニピュランのシャンパーニュは、特定の畑から収穫されたブドウのみを使用し、それぞれ独自の製法で造られているため、個性的な味わいのものが多いのが特徴です。

希少価値が高い

一般的にネゴシアン・マニピュランは大手企業であるため、安定的にシャンパーニュを生産し、供給することが可能です。

一方のレコルタン・マニピュランは、小規模生産者であることがほとんど。そのため、生産できる本数も限られています

また、その年のブドウの出来栄えにも生産本数が左右されるため、大手のように安定した供給量を保つことができません。
そのため、レコルタン・マニピュランのシャンパーニュは、より希少価値が高いと言えるでしょう。

コスパ抜群のRMのシャンパーニュをご紹介

希少価値の高いレコルタン・マニピュランのシャンパーニュは、ネゴシアン・マニピュランのものに比べて価格が高いものが多いのですが、中にはリーズナブルな価格で購入できるものもあるのです!

レコルタン・マニピュランのシャンパーニュを気軽に試してみたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

クリスチャン・エティエンヌ

 

驚くほどコスパのよいRMのシャンパーニュがこちら。伝統的な製法にこだわってシャンパーニュ造りを行っている造り手です。

グレープフルーツなどの爽やかな香りに、ブリオッシュを想わせるような香りが特徴的。上品な味わいの中にもしっかりとした骨格を感じる、バランスの良い味わいです。

ポール・バラ

 

高品質な割に、価格は比較的お手頃なポール・バラ。良質なピノ・ノワール種のブドウが育つブージィ村で、1800年代からシャンパーニュ造りを行う歴史と伝統のある造り手です。

ピノ・ノワール種を主体として造られているこちらのシャンパーニュは、華やかな香りと力強い味わい、長く続く爽やかな余韻が特徴的。

まとめ

同じシャンパーニュでも、様々な個性を持つレコルタン・マニピュランのシャンパーニュ。

シャンパーニュがお好きな方や、シャンパーニュをもっと楽しみたいという方は、ぜひ様々なレコルタン・マニピュランのシャンパーニュを試し、その違いを味わってみてくださいね!

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この記事を書いた人 Writer

石関華子

石関華子

埼玉県出身、高知県在住の一児の母。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。日本ソムリエ協会香川・徳島・高知支部所属。日本橋三越のワイン担当を経て、現在は高知県の井上ワイナリーの広報アドバイザーや、ワインの講師などを務めています。少しでも多くの方と、ワインの楽しさを分かち合えれば嬉しいです!

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