ホーム > コラム > 知識・雑学 > 【ソムリエコラム】一度でいいから飲んでみたい!超高級かつ希少な「カルトワイン」とは?
2019.2.5
ワイン

【ソムリエコラム】一度でいいから飲んでみたい!超高級かつ希少な「カルトワイン」とは?

皆さんは「カルトワイン」と呼ばれるワインを知っていますでしょうか?
なんだか「オカルト」みたいで、幽霊とか怖い話を連想してしまうかもしれませんね。

ですが、ワイン愛好家達の垂涎の的となっているのが、このカルトワインなのです。

カルトワインとは

少量生産の高品質・高価格なワイン

「カルトワイン」とは、一般的にカリフォルニアのナパ・ヴァレーを中心に生産されている、希少かつ高価で高品質なワインのことを言います。
少量しか生産されないため需要が供給を上回り、入手も困難になり、価格も高騰するというわけですね。

それでもその品質の高さから、カルトワインの熱狂的なファンは後をたちません。

ちなみに「カルトワイン」という言葉は、当時ワインブームが加熱していたアメリカのカリフォルニアで1990年代に誕生したと言われています。

ワインの批評家から高得点を獲得したワインも

一般的なカルトワインは、上述の通り少量生産・高価・高品質なワインのことですが、それだけではありません。

世界的なワイン評論家のロバート・パーカー氏などから満点や高得点などの高い評価を得たことがきっかけで需要が高まり、驚くほどの高値がつけられたワインもカルトワインに数えられることがあります。

数々のカルトワインを生み出すナパ・ヴァレーとは

では、カルトワインの中心的な産地であるナパ・ヴァレーとは一体どのような場所なのでしょうか?

多くの高級ワインを生み出すカリフォルニアの重要産地

日照に恵まれ、ブドウの生育に理想的な環境のカリフォルニア。その中でも最も有名な産地が、ナパ川流域に広がるナパ・ヴァレーです。

1990年代以降はブドウの収量を極限まで落とし、果実の凝縮感を最大限に高めた濃厚な赤ワインが造られるようになりました。このようなワインが、のちに「カルトワイン」と呼ばれるようなワインです。

「パリスの審判」で一躍有名に

ナパ・ヴァレーを一躍有名にしたのが、「パリスの審判」と呼ばれる出来事。

1970年代のフランスでは、カリフォルニアワインの地位は不当に低いものでした。
そのような中、名だたるフランス高級ワインと、当時は無名だったカリフォルニアのワインのブラインド・テイスティング対決がパリで開かれます。

そ子で非常に高い評価を受け、見事圧勝したのがカリフォルニアのワインでした。

この出来事はのちに「パリスの審判」と呼ばれるようになり、カリフォルニアのワインを一躍有名にしたのです。

代表的なカルトワイン

ハーラン・エステート

1984年に設立されたハーラン・エステート。

ヨーロッパの伝統的なワイン造りを学ぶ一方、科学的なリサーチも並行し、醸造設備と熟成セラーには最新技術が導入されています。

まさに伝統と革新の融合から生まれるワインは、圧倒的な凝縮感と味わい深さ、そして見事に調和のとれた味わいです。

2016年にはその年の世界で最も優れたワインとして、ワイン・オブ・ザ・イヤーの第一位に選出されています。

スクリーミング・イーグル

世界のワインコレクターたちが欲して止まないスクリーミング・イーグル。

間生産本数はわずか6000本程度と大変希少価値の高いワインで、世界でもほんのひと握りの人しか入手するこができません。

果実の純粋な旨味が凝縮された、雄大さを感じさせる味わい。世界のワインコレクターが切望する激レアワインです。

まとめ

ここで紹介した意外にも、カルトワインと呼ばれるワインはまだまだたくさん存在します。

どれもかなり高額なので、購入するのはなかなかハードルが高いかもしれませんが、長い人生の間、一度は味わってみたいものですね。

気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

お酒の情報サイト「NOMOOO(ノモー)」は「今日の飲みたいを見つける」をコンセプトに、お酒に関する情報を更新しています。

この記事をシェアしてね

この記事を書いた人 Writer

石関華子

石関華子

埼玉県出身、高知県在住の一児の母。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。日本ソムリエ協会香川・徳島・高知支部所属。日本橋三越のワイン担当を経て、現在は高知県の井上ワイナリーの広報アドバイザーや、ワインの講師などを務めています。少しでも多くの方と、ワインの楽しさを分かち合えれば嬉しいです!

関連キーワード

この記事を読んだ方にオススメ Recommendation