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2018.10.23
ワイン

【ソムリエコラム】お酒の新習慣!?フランス発の「アペロ」って知っている??

皆さんは、「アペロ」という言葉をご存知でしょうか?

アベロはフランスから入ってきた、お酒と食に関する文化のこと。フランス人の間では、合言葉のようになっていることもあるんだとか!

今回は気になるワード「アペロ」について紹介して行きます!

アペロって何?

アペロとは、フランス語で食前酒を意味する「アペリティフ」を省略した言葉です。
そのため、フランスでは「アペロしよう」とったら、それは「食事の前に軽く一杯飲みに行こう」という意味。

以前、フランスから日本に遊びに来た友人が、日本の居酒屋でたくさんのサラリーマンがお酒を飲みながら食事をしている光景を見て、

「どうして彼らは家族と一緒に食事しないんだい?奥さんや子ども達はどうしてるの?」と驚いているので、

「奥さんと子どもは家で別に食事してるのよ。飲み会は仕事の一部だったりもするし、日本ではよくあることなんだよ。」と説明しました。

しかし、フランスでは商談は必ず昼に行い、夜は家族との食事するのが当たり前なのだとか。
そのため、同僚などとは軽く食前酒だけを共にする「アペロ」という習慣が自然に根付いたのかもしれませんね。

日本でもアペロがじわじわと浸透中!?

実は、日本でもアペロがじわじわと浸透しつつあり、アペロ専用メニューのようなものを用意しているお店もちらほら現れているようです。

飲み会続きでは家族との時間が十分にとれません。かといって、会社の人達との飲み会を断り続けていたら、あの人は付き合いが悪いと思われてしまいますよね。

日本でもアペロの習慣がもっと浸透したら、このようなジレンマも解消されるのではないでしょうか…?

アペロの楽しみ方とは?

アペロは日本ではあまり馴染みがない文化ですが、これから注目されること間違いなしの文化でしょう。

では、アペロをよりスマートに楽しむポイントを紹介します。

おつまみにはどんなものを選ぶ?

アペロをするとき、何も食べないと酔いが回りやすいので、できたら何かおつまみを食べることをおすすめします。

おつまみとしてオススメしたいのは、やはり軽いもの。ナッツやチーズ、もしくは生ハムやカルパッチョ、サラダなど、その後の食事にあまり影響のないものを選ぶと良いでしょう。

あくまでも食事とは別と考えよう

アペロはあくまで食前酒。相手も特に何も予定がなければ、次の食事や飲みに誘ってみるのも良いかもしれませんが、それぞれ事情も異なるので、あまり強引に誘うのはNGです。

さらっと食前酒をたしなみ、「じゃあ、また明日」と言って颯爽と帰って行ったら、とてもスマートですね。

アペロで飲まれるお酒

アペロはあくまでも次の食事がメインとしていることを頭に置いて楽しむことが大切でした。

では、お酒はどのようなものを選べば良いのでしょうか?

スパークリングワイン

シャンパーニュをはじめとしたスパークリングワインは、食前酒の王道中の王道です。心地よい泡で、食欲が増進する効果もあります。

日本でも、披露宴などの席ではまずシャンパーニュで乾杯しますよね。また、レストランなどでも一杯目にスパークリングワインを注文するという方も少なくありません。

キール

フランスで食前酒として親しまれているキール。白ワインにカシスリキュールを少量加えて混ぜたカクテルです。

また、シャンパーニュもしくはスパークリングワインにカシスリキュールを少量加えて混ぜたキール・ロワイヤルも人気です。
いずれも甘酸っぱい風味が特徴です。

その他のカクテル等

その他にも、スパークリングワインに桃のジューとグレナディンシロップを少々加えてかき混ぜた「ベリーニ」や、シャンパーニュもしくはスパークリングワインとオレンジジュースを等量ずつ混ぜた「ミモザ」などといったカクテルも、アペロで親しまれています。

また、暑い夏にはソーダと白ワインを混ぜた「スプリッツァー」というオーストリア発祥のカクテルも、爽快で飲みやすく、人気なのだとか。

いずれにしても、炭酸や軽めで飲みやすいお酒が人気のようですね。

アペロを楽しんでみてはいかが?

フランスでは広く根付いているアペロ。

アペロを楽しむためにおすすめの料理やお酒を紹介しましたが、あくまでもアペロの時間を楽しむことが大切です。

日本でもこのようなスタイルの飲み会がもっと浸透したら、家族との時間や自分のために使える時間が増え、ワークライフバランスも取りやすくなるかもしれないですね。

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この記事を書いた人 Writer

石関華子

石関華子

埼玉県出身、高知県在住。一児の母。
㈱三越(現:㈱三越伊勢丹)日本橋本店の洋酒担当を経て、2016年、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの資格を取得。
現在は高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけている。
2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。

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