いちばん身近な呑み仲間

ピザは飲み物。本当です。「イル・ペンティート」(南新宿)のピザは飲めるのです

何をいっているのかわからないと思いますが、事実です! でした! 皆さんが抱いているピザのイメージ。どんなスタイルでしょうか? ふかふかで柔らかい台を使ったナポリピザ。薄くてクリスピーな生地を使ったローマピザを思い浮かべる …

飲みに行く 訪問
1703-R0000183
  • 1703-R0000183
  • ピザは飲み物。本当です。「イル・ペンティート」(南新宿)のピザは飲めるのです
  • ピザは飲み物。本当です。「イル・ペンティート」(南新宿)のピザは飲めるのです
  • ピザは飲み物。本当です。「イル・ペンティート」(南新宿)のピザは飲めるのです
  • ピザは飲み物。本当です。「イル・ペンティート」(南新宿)のピザは飲めるのです
  • ピザは飲み物。本当です。「イル・ペンティート」(南新宿)のピザは飲めるのです
  • ピザは飲み物。本当です。「イル・ペンティート」(南新宿)のピザは飲めるのです
  • ピザは飲み物。本当です。「イル・ペンティート」(南新宿)のピザは飲めるのです


何をいっているのかわからないと思いますが、事実です! でした!

皆さんが抱いているピザのイメージ。どんなスタイルでしょうか? ふかふかで柔らかい台を使ったナポリピザ。薄くてクリスピーな生地を使ったローマピザを思い浮かべる方が多いのでは。僕もそうでした。ディープディッシュなシカゴピザもあるけど、いわゆる“ピザ”・“ピッツァ”といったら、イタリアのピザが脳裏に浮かびます。


でも「薄くてクリスピーな生地を使ったローマピザ」という認識がちょっとだけ間違っていたことを知りました。南新宿駅や代々木駅からアクセスできる「イル・ペンティート」のピザを食べて、思い知りました。

どこが間違っているかって? 生地が薄いのに、柔らかくてモチモチしているんです。だから一気に飲み込めちゃうんです!

ピザを喉ごしで楽しめるという新感覚。美食奇食を探して世界中を旅してきた友人いわく「ローマよりも美味しいかも。すなわち、世界で一番美味しいローマピザかも」。なんと!


開業から19周年を迎えた「イル・ペンティート」。ハイコストパフォーマンスなお店だけが選ばれるミシュランガイドのビブグルマンを受賞したこともあるピッツェリアです。


こちらのお店のキーポイントは、巨大な石窯! オーナーでありピッツエッタイオ(ビザ職人)の生田さんいわく、ローマで5代続く窯作りの名手Pancotti社のものだそうです。1年半ものあいだ日本で窯を作ってくれないかと頼み込み、職人さんを日本に呼んでローマのピッツェリアにあるものと同じ石窯を手に入れたんですって。

薪を使うこの石窯は、ピザを1分で焼き上げるほどの火力を誇ります。


アーチを描いた天井にはイタリアの新聞が貼られており、光に照らされる新聞のしわが渋みのある魅力的な陰影を生んでいますね。ビジュアルの数々も眺めているだけで楽しい!

壁や柱にも、年代もののイタリアンなポスターが貼られています。イタリアに行ったことはないのですが、現地の、地元に根付いたピッツェリアってこういう雰囲気なのかなと思うとドキドキしますね。


まずは前菜から頂きましょう。大粒でジューシーなオリーブがワインと合うんです!


要予約なオリーブ・アスコラーナも、またワインが進む1品。オリーブの中にプロシュートを入れて揚げてあるんですね。噛んだときの塩気と円やかな肉の味がたまりません。


ワインボトルは5000円前後のものが中心です。ビール(ハイネケン)も注文できますが、個人的にはボトル推し。郷に入っては郷に従えというじゃないですか。ワインとの相性がいいお皿ばかりなのですから、やはりワインで流し込みたくなります。


この日にお願いしたのはロッカ・グイッチャルダ キアンティ・クラッシコ・リゼルヴァ。


そしてフェウド・マッカリ サイア。いずれもイタリアのワインで、ガンベロロッソ(イタリアワインの評価本)のトレ・ビッキエーリ(最高賞)を獲得したワイン。がぶがぶと気軽に飲めちゃって幸せすぎます。


ナポリ直送、新鮮で瑞々しいモッツァレッラ&トマトをオリーブオイルでコーティング。この踊りたくなるウマさが! また!



4人以上なら、是非とも頼んでいただきたいのがモルタデッラ、ミラノサラミ、パルメザンチーズにミックスリーフを合わせた一品。バルサミコ&オリーブオイルのバッテリーがいくつもの食材の調和をとってくれます。


では本番、トマト、モッツァレッラ、オニオンのチボッレからドンときました。すぐに切り分けてすぐに食べます。火山を飲み込むかのような勢いで飲み込みます。うん、あっつあつやだ! そして美味い! 淡路島のタマネギの甘さが引き立っていますね!


同店名物のペンティートは、トマト、モッツァレッラ、マスカルポーネ、グリーンペッパー、生ハムを使った1枚。マスカルポーネがまるでソフトクリームのようにさらりと、そしてふわりと溶けているんです。オイルとチーズのバランスも最高!


トマト、モッツァレッラ、サラミと各種香辛料が使われたインデモニアータも辛美味! チーズの旨味のなかからキリリとしたスパイシーさが切り立っていくかのようです。

ところで冒頭で、「イル・ペンティート」のピザは「生地が薄いのに、柔らかくてモチモチしている」と記しました。とはいっても薄手のローマピザでしょ? カリっとしてるんじゃないの? と思われる方もいるでしょう。

さあごらんください。この柔らかさを!


まるでブリトーのように丸めて食べられるんです! カットしたピザをそのまま口に入れて飲み込むのもいいけど、噛みしめて旨味を余すことなく味わいたいならこのスタイルがいいかも。具もこぼさないですみますし。


ピザは1枚1560円~。サイズは大きめですが生地の割合が低いから、さらりと食べられます。前菜を含めても1人1枚、いや1.5枚はいけるでしょう。でも甘く見てはいけません。一通り頼むとXLサイズの男子でもおなかいっぱいになりますよ!

店名イル・ペンティート
住所東京都渋谷区代々木3-1-3 AXIS 1F
アクセス小田急線南新宿駅から徒歩4分、JR山手線代々木駅から徒歩6分
電話番号03-3320-5699
営業時間19:00~23:00(L.O 22:00)
定休日日曜、月曜
食べログhttps://tabelog.com/tokyo/A1318/A131810/13000684/
《ムーシャリョータ》

ムーシャリョータ

生まれは埼玉ですが、新発田の米と酒で健やかに育ちました。最近は小赤提灯からの小スナックコンボがお気に入り。

+ 続きを読む

特集

page top