TOP / お酒を選ぶ / 日本酒 / 【最新版】宮崎県のおすすめ日本酒&おすすめペアリング

焼酎のイメージが強い九州地方。特に宮崎県は有名銘柄の焼酎が多数あるため、その傾向が強いですよね。

しかし、宮崎でも日本酒が造られていることを知っていましたか?ここでは、宮崎の日本酒をピックアップして筆者おすすめの銘柄や酒造をご紹介。宮崎の日本酒について知りたい方は、ぜひ読んでみてくださいね!

宮崎県の日本酒の特徴

宮崎

宮崎県の日本酒は、千徳酒造が県内で唯一専属製造をしていることが特徴です。

そもそも宮崎県の酒文化は焼酎が中心です。日本酒とは対照的に、多くの酒蔵が競うように焼酎を世に送り出しています。

日本酒文化が大きく育たなかった原因は、宮崎県の自然環境にあります。

名産地である雪国新潟をはじめ、基本的に日本酒造りは寒い地域の方が適しています。宮崎県は南国として知られている通り、昔から日本酒を造るには厳しい環境だったのです。

また、宮崎県では米が育ちにくいということも大きく影響しているでしょう。これは県内の大部分が、稲作に適さないシラス台地の土壌になっていることが原因です。

米だけでなく麦や芋に黒糖など、様々な原料を用いて造ることができる焼酎と違い"米と水の酒"といっても過言ではない日本酒。現代のようにスムーズな流通が整っていない時代において、県内で米を賄い辛いということは、日本酒造りにとって致命的な弱点であったはずです。

これからの宮崎日本酒

さて、そんな日本酒造りに不利なことが多い宮崎県ですが、近年ではテクノロジーの進化も受け、いくつかのポイントについては大きく改善されていたりもします。

流通は昔とは比べ物にならないほど便利になっているので、県外からの米の調達も今なら容易です。また、試行錯誤の末、宮崎県オリジナルの酒造好適米を誕生させることにも成功しています。

その酒米の名は"はなかぐら"。平成二十五年(2013年)より作られている新しい酒造好適米です。

はなかぐらは、南海113号と山田錦の交配種であり、小清水(こしみず)栽培という独特の栽培法を取り入れることで"栽培のしやすさ"を実現しています。この栽培方法により、米の甘味が強く出ることが特徴です。

また、はなかぐらだけでなく高千穂産の山田錦もオススメ。

山田錦は兵庫県の農事試験場で開発された"酒米の王様"とも呼ばれている酒造好適米です。南東北地方から九州地方まで幅広いエリアで栽培されており、土壌によって味が大きく変わることが特徴の一つになります。

他の地域の山田錦を使用した日本酒と飲み比べれば、宮崎県ならではの味わいを知ることもできるでしょう。

このままテクノロジーの進化が続いていけば、近い将来、宮崎県で日本酒を中心に展開する酒蔵も増えていくかもしれません。しかし、そうなったとしても、その中心には千徳酒造が存在して、宮崎県の日本酒業界を引っ張って行くのだろうと思います。

宮崎県という日本酒造りには厳しい地域で、日本酒の酒蔵を維持し続けている千徳酒造の苦労や努力、こだわりが詰まった名酒を堪能してみるのはいかがでしょうか?

宮崎県の日本酒ランキングtop5

宮崎県日本酒ランキング5位:千徳 金雫

千徳酒造 千徳 金雫 カップ 180ml アルコール分15度 [宮崎県]

出典:千徳酒造 千徳 金雫 カップ 180ml アルコール分15度 [宮崎県]

「千徳 金雫」は、千徳酒造のレギュラー商品の一つです。

旨味がありながらもスッキリとしたニュアンスもある味わいが特徴。飲むほどに深みを味わえるような日本酒です。

四段仕込み・糖類無添加で仕上げた一本。幅広い温度帯に対応した酒質を実現しており、冷酒〜燗、またオン・ザ・ロックでも美味しく楽しめます。

宮崎県日本酒ランキング4位:千徳 銀雫

千徳酒造 千徳 銀雫 甘口 720ml アルコール分14度 [宮崎県]

出典:千徳酒造 千徳 銀雫 甘口 720ml アルコール分14度 [宮崎県]
「千徳 銀雫」は、「金雫」と同じく千徳酒造のレギュラー商品の一つです。

こちらも旨口タイプの味わいが特徴。金に対して銀、ということから察せられる通り、価格が「金雫」よりリーズナブルで手に取りやすい一本です。

飲み方は冷酒や冷やがオススメ。また、同商品ならではの旨味をより深く味わいたい時には、ぬる燗にしても美味しく楽しめます。

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千徳
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宮崎県日本酒ランキング3位:千徳純米酒

千徳酒造 千徳 純米酒 1800ml アルコール分15度 [宮崎県]

出典:千徳酒造 千徳 純米酒 1800ml アルコール分15度 [宮崎県]
「千徳純米酒」は、宮崎県産米を精米歩合60%まで磨き上げた純米酒です。

純米ならではの豊かな米の旨味が特徴。飲みごたえがあり、日本酒をしっかりと楽しみたい時には最適です。

上記のような特徴を持ちながらもスッキリとしたニュアンスも兼ね備えている一本。香りも穏やかで香味の調和が取れているので、冷酒や冷や、ぬる燗に熱燗、そしてオン・ザ・ロックと様々な飲み方で美味しく楽しめます。

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宮崎県日本酒ランキング2位:純米大吟醸 恋のしずく

千徳酒造 純米大吟醸 恋のしずく 300ml アルコール分12度 [宮崎県]

出典:千徳酒造 純米大吟醸 恋のしずく 300ml アルコール分12度 [宮崎県]
「純米大吟醸 恋のしずく」は、和歌山県産米を精米歩合50%まで磨き上げ、アルコールは12度に仕上げた純米大吟醸酒です。

スッキリとした口当たりと、豊かな米の旨味を両立した味わいが特徴。低アルコール日本酒としての親しみやすさがありながらも、日本酒らしい米の味をしっかりと楽しめる一本です。

飲み方は、やはり冷酒で味わうのがオススメ。よく冷やして飲めば、同商品が持つ爽やかさを最大限に引き出して楽しむことができます。

その名に相応しい、女性的な柔らかさと優しさを感じられる「純米大吟醸 恋のしずく」。容量が300mlと手に取りやすいので、是非とも気軽に味わってみてください。

宮崎県日本酒ランキング1位:高千穂神楽 献上酒 舞

千徳酒造 高千穂神楽献上酒 舞 1800ml アルコール分15度 [宮崎県]

出典:千徳酒造 高千穂神楽献上酒 舞 1800ml アルコール分15度 [宮崎県]
「高千穂神楽 献上酒 舞」は、奉納のために特別に造られた純米酒です。

一年の五穀豊穣に感謝し、来る年の豊作を願い、舞と共に酒が奉納される宮崎県高千穂の神楽。そんな伝統を感じられる同商品は、高千穂産はなかぐらを使用して造られています。

芳醇な香りと、スッキリとした飲み口が特徴。それでいて純米酒ならではの米の旨味も感じられる、バランスの良い一本です。

日本酒らしくお猪口に注ぎ、風情を感じながら味わうのがオススメですが、実はワイングラスで味わうのにも最適。同商品ならではの香りがより豊かに広がるので、美味しく楽しむことができます。

宮崎県の酒蔵

宮崎県酒蔵:雲海酒造

雲海酒造は、昭和四十二年(1967年)に設立した宮崎市に本社を置く酒蔵です。

清酒・本格焼酎・ワイン・リキュール・地ビール・発泡酒・ブランデーの製造販売をしているのが特徴。基本的には焼酎を展開している酒蔵ですが、「純米酒 菊初御代」「本醸造 初御代」といった日本酒を楽しむこともできます。

宮崎県酒蔵:千徳酒造

千徳酒造は、明治三十六年(1903年)に創業した延岡市の酒蔵です。

二十種類以上の日本酒を造り上げていることが特徴。宮崎県オリジナルの酒米の共同開発を行うなど、地元の水と米にこだわった酒造りをしています。

代表銘柄は「千徳」です。

宮崎県のご当地料理と日本酒のペアリング

宮崎地鶏

チキン南蛮

宮崎県民のソウルフードと言えばチキン南蛮。気温の高い地域らしく甘めの味を好む県民性とベストマッチしている料理の一つです。

甘酢の染み込んだチキンとコクのあるタルタルソースが特徴。鶏肉の甘みと旨味が引き立てられた、深い味わいを楽しめます。

そんなチキン南蛮にオススメなのは純米酒。精米歩合が高いとスッキリとした酒質になる傾向があるため、純米吟醸や純米大吟醸ではなく、精米歩合60%程度の純米酒がベストです。

純米ならではの米の甘みと旨味が、チキン南蛮の味わいと相性抜群。スッキリとした酒質だと負けかねない、チキン南蛮の濃い味にもしっかりと対応してくれるでしょう。

宮崎牛

ブランド牛として全国的にも知名度が高い宮崎牛。その最大の特徴は肉質と霜降りの良さにあります。

締りが良く滑らかな舌触りの赤身、きめ細かな霜降りならではのジューシーで柔らかな脂肪。一口頬張れば、コクがありながらもさっぱりと溶け出す、上質な味わいを堪能することができます。

そんな宮崎牛にオススメなのは純米大吟醸酒。やはり高級品に対しては高級品が相応しいです。

米の甘みがありながらもスッキリとした酒質にまとめられている銘柄が多く、その味わいは宮崎牛が持つ繊細な味わいと相性抜群。さっぱりと口の中をリセットしてくれる心地良いキレがあるタイプや、それとは逆に宮崎牛のコクや繊細さと"とことん絡まる"シルキーなタイプの純米大吟醸酒が特に良いでしょう。

海鮮(伊勢海老)

真っ直ぐ続く長い海岸線。漁場の宝庫でもある宮崎県は、豊かな黒潮が運ぶ様々な海の幸に恵まれています。

海鮮の中でも特に注目したいのは伊勢海老。漁期があり毎年九月一日から解禁される伊勢海老は、季節限定の特別な味わいです。

そんな伊勢海老などの海鮮にオススメなのは大吟醸酒。旨味とキレ、そして上品さを兼ね備えている大吟醸酒は、海鮮の素材を活かしたシンプルな味わいと相性抜群です。

また、大吟醸ならではの華やかな香りもペアリングの重要なポイント。料理と日本酒、双方の香りが強すぎると互いの主張が喧嘩してしまうことがありますが、海鮮のような香り穏やかな料理は、大吟醸のような香りが強いタイプと合わせるのに最適です。

椎茸

宮崎県は椎茸の生産量全国二位。"どんこ"と呼ばれる椎茸は、県の特産品として親しまれています。

肉厚な食感とジューシーな旨味が特徴。そんな椎茸にオススメなのは本醸造酒です。

本醸造ならではの日本酒らしい味わい、醸造アルコールが引き立てる香りとキレは、素朴でありながらもしっかりと旨い椎茸と相性抜群。椎茸という素材の持つ良さと本醸造酒の良さが、互いの足りない部分を補い、相乗効果を発揮するので美味しいです。

焼酎だけじゃない!宮崎の日本酒に注目

日本酒

名産品も多く、美味しいものが多いことでも知られている宮崎県。

焼酎だけではなく、日本酒も今後さらなる発展を見せてくれるのではないでしょうか。今回の記事を参考に、お気に入りの1本を見つけてみてくださいね。