東京でも指折りの飲み屋街「赤羽」。軒を連ねる居酒屋さんを越え、住宅街を歩いていると、そのお店は突然視界に飛び込んできます。
お化け屋敷居酒屋「赤羽霊園」。
この土地に出店して、今年(2019年)で28年が経過している老舗なんだそう。
お店の周りには笹などの緑に囲まれており、周りにはスクリームやおばけの人形が。
ふ、普通に怖い...。
入店するのを思わず躊躇してしまいそうなほど、おどろおどろしい雰囲気。勇気を振り絞って扉を開くと…
扉の向こうには、もう1つの扉が…。
「店内の仕掛けに君は耐えられるか?」の文字がやたら恐怖感を増大させます。
28年間もこの土地に根付く、恐怖のお店の魅力とはいかに!?
恐怖の店内
薄暗さMAXの店内には、テーブル席が20席・カウンター席が4席ほどあります。
壁一面には、こわ~い人形やガイコツやスクリームなどが四方八方ズラリ!
筆者としては、何気なく飾られている壁画に一番恐怖を感じました。。。
いるだけでゾクゾク…ソワソワ…してしまう、何とも体験したことのない雰囲気の店内です笑。
歌い放題&飲み放題!
そんな同店では、飲みながらカラオケを楽しむことも可能!
なんと、2時間飲み放題&歌い放題で男性は2,500円、女性2,000円(共に税込み)と良心的な値段。
飲み放題ドリンクのメニューはハイボールやサワー類など、別売りで生ビールも置いてあります。筆者はハイボールを注文!
すると…ハイボールと一緒に出てきたのはおつまみの「柿ピー」。ロウソクと線香も付いてきて、複雑な気分に…笑。
お化け屋敷居酒屋さんとして、かなり徹底しています。
恐怖のメニューもある
そんな恐怖のサービスの1つとして人気なのが、+500円のフードメニュー。
針女、髪の毛、目玉親父…など妖怪ネタから下ネタメニューまでラインナップ!
今回は、ぬりかべ、妖怪どろろ、釜茹で地獄、やっちまったな!、韓国チヂミを注文しました。
こちらは「ぬりかべ」。
うん、本当にぬりかべ!ハイクオリティ!!
豆腐にネギの手足。しょうゆをつけていただきます♫
こちらは「妖怪どろろ」。
これは、チーズ。普通に美味しいチーズでした!(笑)
「釜茹で地獄」は、いかにもな器で提供。
中身は…????
お・で・ん
でした♪
こちらは「やっちまったな!」
ここで説明することは特にありませんが......(笑)中はハムとウインナー。
こちらは唯一(?)シンプルなネーミングの「韓国チヂミ」。外はカリッと中はふわふわで、本当に美味しい!
ネーミングからは想像できないものから、まんまなものまで、提供されるまでその正体は不明。
グループでいくつか注文をして、「どんなのがくるのかな~???」なんて言いながら、盛り上がることもできそうですね。ぜひ、機会があれば全メニュー制覇してみてくださいね。
お客さんと意気投合!恐怖の仕掛けも
筆者が取材に訪れたのは、オープン時の平日19時。ほどなくして常連のお客さんがスグに入店されていました。
お客さん同士の席も近く、お酒も入り歌っているので、筆者も常連のお客さんと意気投合!
乾杯して
歌う!!!
飲み物が無くなればマスターが「おかわりでいい?」と何も言ってないのにドリンクを持ってきてくれる。
なんだろ…スンゴイ楽しい!めちゃめちゃイイ気分だ!!!
お店入店前には恐怖を感じていたのが嘘のよう。1人でお店を訪れたのに、お客さんのおかげでアットホームな気分に。
ちなみに、歌っていると店内はライトアップされたり
天井が落ちてきたり、ガイコツが動きだしたりする「ギャァァァ!!」と思わず叫んでしまう仕掛けもあります。
実はこれらの仕掛けも、全てマスターが裏で操作しているそうなんです。
仕掛けが飛び出す瞬間は全てランダム。いつ、何が起こるかわからない恐怖もたっぷり味わえます。
恐怖を感じなかったこと…
筆者が気持ちよく歌い飲みしていると、次々にお客さんが入店し、この通り、あっという間に満席になってしまいました。
一時、マスターが裏でドリンクを作っていると、次のお客さんが注文する。というお店としては回ってない…という状況になった瞬間がありました。
でも、そんな時は常連のお客さんがウエイターへ周り、お客さんからオーダーを取るという連携プレーも。
最後に、筆者がこのお店で唯一恐怖を感じなかったことをお伝えします。
それは、このお店のマスターの「ホスピタリティ精神」。
営業妨害になってしまうかもですが…。おそらく、徹底して作り込んだ店内外はマスターのお客さんを驚かせる、楽しんでもらうというホスピタリティ精神の現れだと思います。それに、マスターは非常に気さくで明るい性格。
そんな精神や性格のマスターが常連さんを作り、「おばけ屋敷居酒屋」がこの土地に深く根強い人気を作った本質ではないかと筆者は感じました。
最初は「怖ぁぁぁ」と思っていたのですが、お店を退店する時には「まだ帰りたくないなぁ」という寂しささえ感じたほどです。
一度訪れたらハマる恐怖のお化け屋敷居酒屋「赤羽霊園」ぜひ、行ってみてくださいね☆
店舗詳細
店舗名 | 赤羽霊園 |
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住所 | 東京都北区赤羽1-35-8 |
電話番号 | 03-3902-5060 |
営業時間 | 19時~翌3時 |
定休日 | 日曜 |
食べログ | https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13076930/ |