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2019.2.20
ウイスキー

ウイスキー好きはグラスにこだわれ!ウイスキーグラスの種類・違いを徹底解説

皆さんは、ウィスキー専用のグラスをお持ちでしょうか?ビールやワインに使うグラスと同じ、という方も多いかもしれません。

しかし、ウィスキーのポテンシャルを最大限に引き出すのは、グラスにかかっていると言っても過言ではないのです!

グラスがウィスキーの味わいを決める!

味覚には甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つの種類があります。これを舌全体で感じ取るわけですが、舌部分によってより強く感じることができる、ということが最近分かってきました。

つまり、口にウィスキーを流し込んだ時にウィスキーが最初に当たる舌の部分流れ込んでくる速度によって、味わいが変わってくるということです。

そしてその味わいの変化をもたらすしているのがグラスの形状や薄さなのです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

グラスの膨らみと口のすぼまりが香りを引き出す

グラスの膨らみが大きく、グラスの口の形が閉じているほど香りを滞留させられます。つまり香りをグラスから外へ逃がさないので、グラスに顔を近づけた時にしっかりと香りを吸い込むことができます。

ただグラスの膨らみが大きければ大きいほど良い、という訳ではないのでご注意を。ふくらみが大きすぎると空気と触れ合う面積が大きいので、酸化が爆発的に進みます。さらにアルコールが揮発して味わいが水っぽくなってしまうことも。
なのでウィスキーグラスとして他のグラスを代用する際、赤ワイングラスのような極端にふくらみが大きすぎるものは使わないようにしましょう。

膨らみはのど越しにも影響がある

ちなみに香りだけでなく、グラスの膨らみの大きさはのど越しと口当たりにも影響があります。膨らみが大きいとグラスを大きく傾けるので、舌の真ん中を素早く流れます。つまりのど越しが良くなり、余韻があまり残りません。

膨らみが少ないタイプは、傾きが少ないので舌先のやや奥にあたり、ゆっくりと口の中にウィスキーが広がります。こちらのタイプはゆっくり飲みたい方におすすめです。

リムの薄さでウィスキーの味わいが変わる

グラスのふち(リム)が薄いほど、唇に触れる感覚が少なくなるので口当たりが良くなります。
それだけでなく、グラスの中での温度変化や時間経過による味わいの変化、ロックグラスなら氷と溶け合っていく変化などを敏感に感じ取ることができます。
まさにウィスキーの味わいをしっかり理解できるかどうかはグラスの薄さにかかっている、と言っても過言ではないのです!

リムが反っているタイプはウイスキーが舌の中央あたりに流れるのでソフトな感覚で味わえます。こちらはウィスキーをじっくり楽しみたいときにおすすめ
逆にストレートタイプだと舌先からダイレクトに流れ込み注いだ瞬間から香りが開くのが特徴です。

比較的リーズナブルなグラスの方がリムは厚いものが多く、高価なものほど薄くなる傾向にあります。

ちなみに厚みがあるグラスを選ぶときはお湯割りに使うのがおすすめなので、耐熱性があるグラスを選ぶと良いでしょう。

飲み方によってグラスの種類を変えよう

ウィスキーの醍醐味の一つといえば、ストレートやロック、ソーダ割などの様々な飲み方。その飲み方ごとに適したグラスの種類があるのです。

ストレートは「ショットグラス」か「テイスティンググラス」

ストレートでウィスキー本来のフレーバーをしっかりと味わうのなら、ショットグラスかテイスティンググラスを使いましょう。シングルモルト、ブレンドのどれを飲むにも最適です。

ショットグラス

海外ドラマのパーティシーンなどでよく見かけるこちらのショットグラス。ウィスキーだけでなくテキーラやウォッカをショット(一気飲み!)で楽しむときに使います。

ショットグラスはお酒本来の味を感じやすくなるのが特徴です。しかし厚みのあるものが多く、香りがストレートな立ち上がりなのでアルコールの香りがダイレクトに伝わりやすくことも。
味が強いものよりも、香りが楽しめるウイスキーがおすすめです。

テイスティンググラス

別名「チューリップグラス」とも呼ばれるテイスティンググラスは、ショットグラスとは対照的に膨らみがあるので香りが滞留し、香りも合わせてお酒の味わいをじっくりと堪能できます。

シングルモルトなど、ウィスキーの特徴をしっかりと味わいたいときはこちらのグラスで味わってみてください。

水割りとハイボールには「タンブラー」

「タンブラー」と言われるグラスはシリンダー型でくびれが無く、まさにグラスといったらこれ!といった形をしています。

形状的に炭酸が抜けにくいのでハイボールに最適。

さらに直立型で香りが立ちやすいという特徴もあり、水割りにもおすすめ。ストレートで飲むときのチェーサー用のグラスとしても使われます。

オンザロックには「ロックグラス」

氷で飲むのなら、少しずつ溶けていく氷との味の変化が分かるロックグラスが◎。

陶器や木製など様々ありますが、ウィスキーの色味がしっかり確認できるグラス製が主流です。リムが広くて背が低く、どっしりした雰囲気が特徴。

初めてのウィスキーグラスにおすすめなのはロックグラス

ロックグラスはやはりウィスキーグラスとして最も主流なので、種類が多くいろいろな価格帯や形の中から選ぶことができます。冒頭でご紹介したポイントを押さえつつ、求めやすい価格帯と扱いやすさのバランスがとれたグラスが見つけられるはず!

サイズと重さ

グラス選びのポイントは自分の手のサイズと持った時になじむかどうか。実際にお店に足を運んで、色々な商品を手に取ってしっくりくる物を選んでくださいね。

氷を入れるので重すぎるのも扱いにくいですが、軽すぎると割れやすくなるので、ある程度の重さがあるものがおすすめです。

デザインも様々なので、カットやフォルムの違いなど、見た目重視で選んでもok!

素材

価格とのバランスを取るなら素材にも注目しましょう色合いを堪能するため透明のもの、できれば透明度の高いクリスタルガラスが理想的ではあります。

ただ重くなってしまうのと価格が高くなってしまうので、リーズナブルで扱いやすい強化ガラスのものもおすすめです。最近は技術も向上しており透明度が高いものもあるので、こちらも検討してみると良いかもしれません。

まとめ

グラスの形状や薄さなど、ウィスキーを美味しく味わうためにそれぞれ理論的な意味があるのがお分かりいただけましたか?

現在はいろんなメーカーから様々なタイプのグラスが発売されています。

あなたの好きな飲み方にぴったりな、ウィスキーグラスを見つけてみてくださいね。

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この記事を書いた人 Writer

haruka

haruka

食べるのも呑むのも大好き。旅行にいくと新しい食の発見に興奮し、その食欲は更にスパークする傾向がある。「毎晩自宅で手酌酒」が合言葉。好きが高じて【港区に復活した酒蔵】にて販売スタッフのお手伝いもしています。

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