TOP / お酒を選ぶ / ワイン / 【2020年版】人気のポルトガルワインおすすめランキングTOP10〜ソムリエ監修〜

ポルトガルはユーラシア大陸の最西端にある小さな国です。面積でいうと日本の4分の1くらいで、人口も東京より少ないくらい。しかし世界的に有名なサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウドの出身国としても知られている他、古くから日本との交易があるなど、意外にも日本人にとって馴染みの深い国なのです。

今回はポルトガルワインを10本に厳選してソムリエがご紹介します。ポルトガルで有名なポートワインもランキングに乗せているので、是非参考にしてみてくださいね。このランキングを見ていただければ、前菜から主菜、食後のデザートに合わせるワインまで、全てポルトガルワインでご用意することができます!

ポルトガルワインの歴史

ポルトガルワイン

ポルトガルを漢字で書くと「葡萄牙」。ぶどうという字が国名に入るくらい、昔からぶどうのイメージが強かったのでしょう。実は日本との関係も古くからあり、あの戦国大名の織田信長も、ポルトガルから輸入されていた葡萄酒を好んで飲んでいたとも言われているほどなのです。

余談ですが、織田信長は「一番はじめにワインを飲んだ日本人」としても知られています。そのワインは、当時宣教師として派遣されていたフランシスコ・ザビエルが贈り物として持ってきたポルトガル産ワインだったのだそう。

ポルトガル国内でのワイン造りは、紀元前5世紀頃から始まったと言われており、ヨーロッパの中でも古くからの歴史があります。スペインと同じく、イスラム教徒に支配された8世紀からはワイン生産が停滞しますが、その後スペインから独立した12世紀以降はポルトガル国内で作る土着品種を増やしていき、ポートワインやマデイラワインを世界に輸出することで世界的認知度が高まってきました。

ポルトガルワインの主な生産地

ポルトガルは南北に560km、東西に160kmとワイン産地が広がっており、北部の丘陵地帯と南部の平地では天候条件や降雨量に大きな違いがあります。

土壌は主に北部と内陸は花崗岩、片岩、粘板岩が多く、南部と海岸では主に石灰質、粘土質の土壌が中心です。また、同一地域に違った土壌が共存する産地もあることからも、ポルトガルワインの多様性の多さが伺えますね。

これからの季節にぴったり「ヴィーニョ・ベルデ」!

赤・白、共に評価の高いワインを造っている北部のドウロ や、ダン川流域で造られるタンニンが強いフルボディの赤ワインで有名なダン、近年高品質なワインを造っていて認知度が高まっているアレンテージョなど、生産地も南北にかけて幅広く別れています。その中でも、最も注目すべきワインの1つが「緑のワイン」を意味する「ヴィーニョ・ヴェルデ 」でしょう。

ポルトガルのミーニョ川南からドウロ川下流周辺で生産されるワインで、完熟前のぶどうで造るので、やや弱発泡性があり、酸味がやや強めです。

味わいは非常に爽やかでさっぱりしており、アルコール度数も9%前後と低め。とても飲みやすく、魚介系の料理との相性が抜群なことから、通称「シーフードワイン(海のワイン)」とも呼ばれています。

ポルトガルワインの特徴

ポルトガルワイン

250種を超える土着品種!

古くからポルトガルに根付いてきた固有品種は、イタリアやスペインよりも多く、土着品種が250種類以上あると言われています。これは、世界で一番の国産品種です。国際ぶどう品種に頼らず、ポルトガル独自のぶどうから生まれるオリジナリティこそが、最大の魅力のといえます。

黒ぶどう品種だけでも、ティンタ・ロリス、トウリガ・フランカ、カステラォン、フェルナォンピレス、トウリガ・ナショナル・・・とたくさんありますが、日本に流通していない品種も多くあるので、今後も目が離せません。

このような固有品種の品質で、際立った個性のあるワインが多く生み出されているのです。

ポルトガルと言えば「ポートワイン」!

おそらく皆さんはポルトガルワインと聞くとまずはじめに「ポートワイン」を思い浮かべるかと思います。ポートワインはスペインのシェリー酒、マデイラワインと共に「世界三大酒精強化ワイン」と言われていて日本でも愛好家が多いです。

ドウロ地域で栽培されたぶどうから造られ、アルコール度数は20度前後。一般的に爽やかな酸味のあるホワイトポートは食前酒として、芳醇な甘みを感じるルビーポートは食後酒として飲まれています。

シーンによって飲み分けられる上に、料理の隠し味にも使われるなど、その用途は実に幅広いのが特徴。ポルトガルワインの魅力を感じたいのであれば、必ず挑戦してみてほしいワインです!

ソムリエ厳選!人気のおすすめポルトガルワインTOP10

10位  ガゼラ

【魚介系料理に合うデイリー】ガゼラ [ 白ワイン 辛口 ポルトガル 750ml ]

まずは、手頃な値段で気軽に楽しめるフレッシュなヴィーニョ ヴェルデをご紹介。

先述したように、ヴィーニョヴェルデはポルトガル語で“緑のワイン"を意味する、さっぱりした軽快な飲み口が特徴です。柑橘系のフレッシュな香りとシュワッとした微炭酸で、飲み口はすっきりしています。アルコール度数も9%と低めなので、暑い夏の晴れたお昼に外で飲むには最適!

和洋問わずに、幅広い魚介料理と合わせられます。イカやタコのカルパッチョ、エスカベッシェ、刺身や焼き魚、てんぷら等とも相性は抜群です。

使っているぶどう品種もローレイロやペデルナン、トラジュドゥーラーなど、ポルトガルでしか栽培されていない固有品種をブレンドしています。

9位 ドナ・ヘレナ・レゼルヴァ ヴィーニョ・ティント

ベリー系の甘いアロマがふわっと香るのが特徴の1本。抜栓してから時間が経つとともに、チョコレートやコーヒーのニュアンスを感じることができます。

ポルトガルの固有品種である、カステランを100%使用している、日本でもなかなかお目にかかれないワインです。

飲み口はミディアムボディで、ブラックベリーの濃い果実味と、少し土っぽいニュアンスが感じられます。本場のポルトガル土着品種を楽しむならこの一本です。

8位 キンタ・ドス・ロケス ダン

果実味の豊かな辛口白ワイン「キンタ・ドス・ロケス ダン」。レモンやライムのような爽やかなシトラス系の香りと、切れ味の良い酸味が特徴です。

魚介料理をはじめとしてシーフードサラダといった前菜にもよく合います。使用されているぶどう品種は、エンクルザードやマルヴァジア・フィナ、ビカール、セルシアルなど、ポルトガル独自の土着品種。これらのブレンドは、ポルトガルワインでしか楽しめない唯一無二の魅力です!

7位 エスポラン プライベートセレクション レッド

エスポラン プライベートセレクション レッド [ 2013 赤ワイン フルボディ ポルトガル 750ml ]

ポルトガルの中でも、急発展するワイン産地・アレンテージョ。その中で特に注目されているのがこの「エスポラン」です。

2000年以降はアレンテージョで造られるワインの象徴的な存在になり、現在では世界60カ国に輸出されています。

重厚な味わいで、果実味や酸味、タンニンのバランスが素晴らしいです。ビーフシチューやスペアリブ、または豚の角煮といったジューシーで味の濃いお肉料理との相性は抜群です。

6位 エスポラン キンタ・ドス・ムルサス レゼルバ

エスポラン キンタ・ドス・ムルサス レゼルバ [ 赤ワイン フルボディ ポルトガル 750ml ]

7位に続いて、こちらもアレンテージョで注目を浴びているエスポランから選出。抜栓してからしばらく空気に触れさせていると、カシスやレッドチェリーを思わせる芳醇なフルーツのアロマが出てくるのが特徴。熟した果実味を感じることができ、余韻を長く楽しめる1本としてゆったりと楽しみたい時におすすめ。

トマトベースの煮込み料理やデミグラスのハンバーグ、ラザニアなどと合わせたい一本です。

5位 レゲンゴ デ メルガッソ アルヴァリーニョ

レゲンゴ デ メルガッソ アルヴァリーニョ [ 2018 ヴェルデ 辛口 ポルトガル 750ml ]

ポルトガルの最北端に位置するワイナリー「レゲンゴ デ メルガッソ」。高品質のヴィーニョベルデを生産する造り手として知られており、栽培しているのはアルヴァリーニョだけというこだわりを持っています。

香り高く酸味と甘みのバランスが取れた、自社畑のアルヴァリーニョを100%使用。魚介料理をはじめとする幅広いお食事とペアリングできますが、おつまみがなくても単体で楽しめるふくよかさがあります

また、長期熟成にも向いていて、10年ほど寝かせてから熟成感を楽しむのもおすすめです。

4位 グラハム・シックス・グレープス

【熟したピーチやチェリーの香り】グラハム・シックス・グレープス [ 赤ワイン 中辛口 ポルトガル 750ml ]

1820年創業の伝統的なグラハム社が出すワイン。「ラガレス」と呼ばれる花崗岩製の発酵タンクが特徴で、ここで数々のヴィンテージ・ポートを生産しています。

ポルトガル土着品種のトゥリガナシオナルとやティンタロリス(テンプラニーリョの別名)を使ったポートワインで、綺麗なワインレッドの色調が特徴。完熟した桃やレッドチェリーの香りが楽しめます。

しなやかなタンニンがあり、複雑な味わいで余韻は長め。濃厚なワインを飲みたいときにおすすめです。

3位 サンデマン ルビー ポート

サンデマン ルビー ポート [ 赤ワイン ミディアムボディ ポルトガル 750ml ]

世界各国でシェアNO.1を誇るポートワインブランドの「サンデマン」がリリースするルビーポート。厳選された手摘みぶどうを原料に、平均3年熟成させており、若々しく力強い味わいのルビーポートです。

ベリー系の果実やチョコレートを思わせる凝縮感、芳醇さを併せ持つ香りが特徴。ロックで飲む方も多いですが、ここはストレートで、デザートとともにちびちびと楽しむのが至高です!

2位 エスピーニョゾス レゼルバ

ポルトガルの土着ぶどう品種である、アヴェッソとシャルドネをブレンドした辛口のヴィーニョベルデ。ステンレスタンク熟成やマロラクティック発酵をしていないため、フレッシュな果実味とはつらつとした酸味が際立っています。

エビや貝をふんだんに使ったパエリアやパスタ、お刺身やシュリンプカクテルとの相性も素晴らしく良いです。

アロマは青りんごやハーブのようなニュアンスも感じられ、食前酒としても楽しめます。

1位 テイラー トゥニー

第1位に選出させていただいたのは、ポルトガルの代表ポートワイン「テイラー」。実は私、テイラーの大ファンで、実際にポルトまで行ってワイナリー見学に行ったほどなのです。

1692年創業で、世界的認知も高い歴史のある有力メーカーが発売する「トゥイニー10年」は、平均10年熟成させた原酒をブレンド。熟した果物、優雅な樽のニュアンスを持ったエレガントでスムースな味わいを楽しめます。

チーズやチョコレートケーキとの相性がとてもよいですが、食後のデザート・ワインとしてゆっくり飲むのがオススメ。

温度が高めだと甘みが強すぎてしまうため、少し温度を冷やして楽しんでいただきたいです。

テイラー トゥニー 10年 20/750[111957](111957)

まとめ

ポルトガルワイン

いかがでしたか?ポルトガルでしか造られていない土着ぶどう品種など、まだ世界にもあまり知られていないぶどうがたくさんあります。

食後に楽しめるポートワインはもちろんのこと、魚介料理との相性が抜群なヴィーニョヴェルデは、これからの暑い季節にぴったり!

この記事を読んでポルトガルワインに興味を持った方は、ランキングを参考にしながらご自身お気に入りの1本を探してみてくださいね。