TOP / お酒を選ぶ / 日本酒 / 【酒好きなら知っておきたい豆知識】日本酒の「こす」と「濾過」の違いとは?

濾過の方法の違い

実は日本酒の濾過の方法は2つあります。

⚫︎炭素濾過(炭素濾過、活性炭濾過)

1つはお酒に粉末状の活性炭素を入れて濾過機を通す方法です。

活性炭は脱臭や水質浄化などの効果が知られていますが、実際に食品処理、化学薬品、医薬品、環境保全事業などにも使われています。

この活性炭素の粉末を使用することで、日本酒に含まれる余分な雑味や色味を吸着させ、すっきりとした味わいのきれいなお酒を作ることができます。

⚫︎素濾過

もう1つは活性炭素を使わずにお酒をそのまま濾過機を通す方法

 

この濾過機には珪藻土(けいそうど)やろ紙、カートリッジ式のフィルター、木綿など様々な種類があります。

素濾過の場合、炭素濾過よりもお酒の香りや味わいなどが残りやすいので、芳醇な香りと濃厚な味わいになりやすいでのす。

このように、濾過の方法によって香味が変化します。

無濾過の定義が変わってきた

 

近年、「無濾過」とラベルに書かれた日本酒をよく見かけますが、無濾過とは言葉の通り「濾過をしていない」お酒のことです。

しかし、「素濾過のお酒」のことを「無濾過」と表示しているお酒が多いようです。「無濾過」というものに明確な定義がないため、何が正解で何が間違い、というものはありません。

ちなみに、素濾過も行わない日本酒は「完全無濾過」としていることもあります。

また、銘柄によっては“完全無濾過 滓引き前生原酒”や“素濾過生原酒”と表記してあるなど、濾過と無濾過をしっかりと区別して差別化を計っている酒蔵もあります。

まとめ

今回は日本酒の「こす」と「濾過」の違い、また濾過の方法や無濾過についてもご紹介しました。

辞書では同じような意味でも日本酒の世界では意味が異なるということがお分かりいただけたでしょうか。

日本酒はややこしい部分が多く、難しいお酒だと思ってしまいますが、1つ1つ見ていけばそこまで難しいものではありません

少し知識があるだけで、日本酒をより美味しく感じられる他、自分好みの日本酒を選ぶ時の参考になったりもします。

ぜひ日本酒について楽しく勉強して今以上にお酒ライフを満喫してみてくださいね!

お酒の情報サイト「NOMOOO(ノモー)」は「今日の飲みたいを見つける」をコンセプトに、お酒に関する情報を更新しています。