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世界で注目を集める日本の地ウイスキー!「イチローズモルト」の魅力に迫る

”世界の5大産地”としても挙げられるほど、世界的評価の高い日本のウイスキー。昨今、ジャパニーズウィスキーは特に注目を集めており、有名銘柄の「山崎」や「白州」などは私たち日本人であっても購入できないほど。 大手メーカー以外 …

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”世界の5大産地”としても挙げられるほど、世界的評価の高い日本のウイスキー。昨今、ジャパニーズウィスキーは特に注目を集めており、有名銘柄の「山崎」や「白州」などは私たち日本人であっても購入できないほど。

大手メーカー以外にも、注目を集めているジャパニーズウイスキーは多数存在します。埼玉県秩父市で生産される「イチローズモルト」もその1つ。その柔らかで奥深い味わいから、ウイスキーファンを中心に絶大な支持を集めています。


しかし、イチローズモルトがここまでの人気を獲得するのには、大きな苦労もあったそうです。

今回は、イチローズモルトの歴史や魅力について迫っていきます。

イチローズモルトとは?

イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル 46% 700ml 1本出典:イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル 46% 700ml 1本

イチローズモルトの代表的な商品といえば「イチローズモルト モルト&グレーン」でしょう。口に含むことで、蜂蜜のような甘さと華やかなフルーティーさが広がるこの芳醇さは、多くのウイスキーファンを虜にしました。色味はつやのある黄色。見た目も美しい、視覚でも楽しめるウィスキーとなっています。

そんなイチローズモルトには、他のジャパニーズウィスキーとは異なる大きな2つの特徴があります。

◆日本で数少ない地ウィスキー

国産ウィスキーの多くは、サントリーやキリンのような大手企業で作られています。それに対して、イチローズモルトは埼玉県の中小企業である「ベンチャーウィスキー」という会社が生産しているブランド。日本では珍しい「地酒」ならぬ「地ウィスキー」として扱われています。

◆ミズナラ樽を初めとした国産・地元へのこだわり

「ベンチャーウィスキー」では、国産・地元志向のウィスキー作りがされています。

例えば、ウィスキーを発酵させる発酵槽や熟成樽。これらの材質として使われているのは、日本古来から生息している「ミズナラ」という木。特にミズナラの発酵槽を使っているのは、世界でもこのベンチャーウィスキーだけであり、大変珍しいものになっています。

この他にもウィスキーの原料となる大麦は秩父産の物を使用していたり、大麦を乾燥させる泥炭も埼玉県の物を使用するなど、国産や地元にこだわってウィスキーを作成しています。

イチローズモルトの生産地「秩父蒸溜所」


イチローズモルトを生産する秩父蒸溜所は、2007年に肥土伊知郎氏によって設立されました。しかしこの蒸留所の設立までには長い道のりがあります。

元々、肥土氏の家は、地元で1625年から続く老舗の酒蔵「東亜酒造」を経営していました。しかし、父親の代で経営が悪化。会社は、他の酒蔵メーカーに買収されることになってしまったのです。

買収の際、ウイスキー作りからの撤退と同時に、”残っていたウィスキー原酒の廃棄”という条件が課されていたのだそうです。残っていたウイスキーの原酒は、400樽相当にもあたるほど膨大な量だったと言われています。。

ウイスキーの廃棄に反対した肥土氏は、ウィスキーが入った樽を一時的に他の酒蔵へ預けるために関係各所を奔走。その結果、福島県の「笹の川酒造」にウイスキーを預けることに成功したのです。

そして数年後、預けたウイスキーを元に製造・販売を行う会社「ベンチャーウィスキー」を設立。改めて蒸溜所を設立しました。2007年には、秩父市に新蒸溜所「秩父蒸溜所」を設立したのです。

海外でも人気のイチローズモルト


イチローズモルトの特徴は、そのフルーティーさと”お香のような”香り。特にミズナラの発酵槽や熟成樽を使ったことによる香りは、ウィスキー好きの間で国内外を問わず大きな人気を得ており、2018年にはイギリスで開催されていたウィスキーのコンペディション「ワールド・ウィスキー・アワード」で賞を受賞しています。

中でも、かつて羽生蒸留所で熟成されていたウィスキーを瓶詰したカードシリーズというラインは、数十万円というプレミア価格で取引されています。

イチローズモルトのラインナップ

「イチローズモルト モルト&グレーン」

他のラインに比べて、比較的リーズナブルで、買い求めやすい価格の1本。9蒸留所のモルト原酒と、2蒸留所のグレーンウイスキーをブレンドした同商品は、爽やかな香りが特徴。

口に入れた瞬間、レモンピールやオレンジピールといった柑橘系の香りを感じることができるでしょう。

「イチローズモルト ワインウッドリザーブ」

イチローズモルトの一つで、熟成途中に赤ワインの熟成樽に移し替える「ワインウッドリザーブ」

そのひと手間で、モルト100%のウイスキーの華やかさと豊潤さに、フレンチオーク樽による個性を加える複雑な味わいに仕上がっています。

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「イチローズモルト エース・オブ・クラブス」

出典:イチローズモルト エース・オブ・クラブス (59度/700ml) 【 Ichiro's Malt / Ace of Clubs 】

そしてこちらがカードシリーズのイチローズモルト。大変高価になっており、プレミアが付いていることが良く分かります。

もしバーなどで発見できれば超ラッキー!ぜひとも、試してみて下さい!

まとめ

ウィスキーとして高い評価を持つイチローズモルト。値段は少し張りますが、それは手間暇がかかっている証拠です。

インターネットでの購入も可能なので、ウイスキー好きであればいちどは飲んでみるべきでしょう!

また、これまであまりウイスキーに触れてこなかった方も、「イチローズモルト」を味わうことでウイスキーに対する概念が変わるかも知れませんよ!

《Hosumin》

Hosumin

普段はIT業界で働いてます。お酒イベント大好き!お酒についても日々勉強を怠らず、もうすぐ利き酒師などの資格を取得します。

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