TOP / お酒を選ぶ / ワイン / ワインを選ぶ際の基準!?ワインの採点「パーカー・ポイント」を詳しく解説

気になる指標の中身とは?

上記でも紹介したように、パーカーポイントは100点満点で採点。
各銘柄を熟成時、瓶詰め後、瓶熟成後でフェーズを替え評価します。

度重なる試飲によって採点するため、熟成の進み具合によっては最初のスコアと変わってくる可能性もあるようです。

点数構成

パーカーポイントは、味わい20点、香り15点、熟成度などを見る全体的な質が10点、色などの外観が5点、そして基礎点50点の100点満点で構成されています。(この基礎点というのは、通過点のようなもの)

ロバート・パーカー氏は全世界すべてのワインを評価するわけではありません。パーカー氏ひとりでテイスティングを行なっているので、物理的にも身体が持ちませんよね、そこでザ・ワインアドヴォケイト誌でテイスティングに資すると判断されたものだけを採点するのです。

つまり、評価に値すると判断された時点で基礎点50点が与えられるというわけ。

スコアの見方

スコアリングは次のようになっています。

100点~96点 Extraordinary 【格別】
深遠で複雑な個性があり、その品種で作られる古典的なワインに期待される、あらゆる属性を見せている。これほどのワインであれば、特別な努力を払っても探し・購い・飲む価値があると思う。

95点~90点 Outstanding 【傑出】
格別の複雑さと個性がある、すばらしいワインだと思う。

89点~80点 Above Average to Excellent 【かろうじて並以上から優良】
程度はさまざまながらフィネスや味わい、個性を見せており、気になるような傷はない。

79点~70点 Average 【並】
見るべきものはほとんど無いが、作りは健全。早い話が短刀直入で無味乾燥なワイン。

69点~60点 Below Average 【並以下】
気になる欠陥があり、酸やタンニンが過剰だったり、味わいが欠如していたり、ひょっとすると不潔な香りや味わいがあるかもしれない。

パーカー・ポイントのメリット・デメリット

 パーカーポイントは駆け出しのワイン初心者や、ワインに詳しくない消費者にとってわかりやすい評価基準であることから、その影響力は絶大!ワイン業界では最も影響力をもつ指標の一つとされています。

そんなパーカーポイントのメリット・デメリットはなんでしょうか?

メリット

パーカーポイントの良い点と言えば、初心者にわかりやすいガイドライン的なものとなる点です。スコアが高い=ワインとしての味わいが深いので、どういう味がワインでいう所の芳醇で深みのある味なのかを確認することができます。

最近では格付けよりも、パーカーポイントによるワインの人気具合はもちろん、販売価格までもが左右するほどになっています。
しかしこれはメリットの反面、デメリットの要素にもなります。

デメリット

あまたあるワイン評論の中で、特別強い影響力を持ち始めたパーカー・ポイントを、マーケティング上で有利に働かせようとする動きがないわけではありません。

そのためワインの味わいがパーカー氏の好みによってしまい、画一化されることが心配点として挙げられるのです。

とはいえ、長年培った確かなテイスティングの数値化は、ワインの格付けにとって革新的かつ斬新なもの。歴史や由緒にあぐらをかき、努力をしないワイナリーやシャトーにはよい薬になったことは違いありません。

パーカーポイントの中には高いスコアを保持しながらも、それほど高くないワインもたくさんあります。
それがまた、スコアの信ぴょう性と消費者への貢献が高く感じられるポイントなのかも知れません。

日本酒にまでパーカー・ポイント摘要!

実は日本酒にもパーカー・ポイントが導入されていることをご存知でしょうか?

2016年9月に始まったこの制度、果たして日本酒になじむものなのかちょっと疑問はありますよね。

というのも、ワインと違って日本酒はヴィンテージ(年)による出来の違いが少ないため、毎年出来具合が変わります。そのためPPで毎年採点されるかどうかもはっきりしていないのです。

ちなみにテイスティングはロバート・パーカー氏ではなく、ザ・ワインアドヴォケイト誌の評論家の中でも特に日本酒に造詣が深いとされるマーティン・ハオ氏によるものだそうです。

さらに、 発表されたのは厳選された800銘柄のうち90点以上をつけた78銘柄となっています。

パーカー・ポイントとのつきあい方

ワインの価格をも左右するパーカー・ポイントは、ワイン業界では無視することができない重要な指標になりつつあります。

パーカー・ポイントで高得点をつけたワインの質が良いのは言うまでもないでしょう。しかし、いくら正確なテイスティングによる重要な指標だからといって、すべての人にとってそれがあてはまるかと言われるとそれは違います。

なぜならそれはパーカー氏の一人の味覚だから。つまるところ、人それぞれ味覚は大きく異なり、何をおいしいかと思うかは十人十色なのです。

パーカー・ポイント、この数値を絶対的な基準にはしないで、ワイン選びに迷った時の参考にする程度が良いかもしれませんね。