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2019.1.20
日本酒

ワンランク上の日本酒通になれる!日本酒に関する検定や資格試験についてまとめてみた

国内はもちろん、世界からも注目されている"日本酒"。

もっと日本酒について詳しくなりたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか?

今回は趣味のレベルで詳しくなりたい人から、職業で活かしたいという人に向けて日本酒に関する検定や資格を紹介します。

日本酒検定

出典:SSIホームページ

日本酒の魅力を広く消費者に知ってもらい、より楽しんでもらうことを目的とした検定。20歳以上であれば、職業、学歴、性別を問わず、誰でも受験可能で、合格者には「認定カード」が郵送されます。

難易度

3級〜1級まであり、2級は3級合格者、準1級は2級合格者、1級は準1級合格者のみが受験可能。例外として、唎酒認定者は2級から、日本酒学講師または酒匠認定者は準1級から受験可能です。

それぞれ3級が"日本酒の基礎知識、周辺知識、特徴、魅力を理解し第三者に伝えられる"レベル。
2級が"日本酒の特徴、魅力を理解したうえで、新たな楽しみ方を考案できる"レベル。
1級・準1級が"日本酒のあらゆることに精通し、後世へ適切に継承発展を行える"レベルとされています。

テイスティング試験はありませんが、日本酒の歴史や文化、造り方、モラル・マナーや雑学といった幅広い分野が50問のマークシートによる択一選択方式で出題されます。

認定基準

同検定は全問題の正解率で合否が決まります。それぞれ3級が70%以上、2級が75%以上、準1級が80%以上、1級が85%以上です。

受験料

それぞれ3級が3,650円(税別)、2級が4,200円、準1級が4,700円、1級が5,250円です。

日本酒ナビゲーター
焼酎ナビゲーター

出典:SSIホームページ

日本酒・焼酎をより楽しむための消費者が対象の資格

認定されると、認定カード型認定証(写真)が付与されます。

さらに唎酒師などのNPO法人FBO認定・公認資格取得の際の優待やNPO法人FBO及び提携加盟団体が主催しているイベント、セミナーなどを特別価格で利用可能に。

難易度

日本酒ナビゲーター・焼酎ナビゲーター認定セミナーを受講することで認定されます。

セミナーでは専門用語や原料、製造方法、歴史・文化や日本酒・焼酎が持つ香味の特徴を踏まえた楽しみ方について学びます

費用

講師・講習会によって異なるようです。

新潟清酒達人検定

出典:新潟県酒造組合公式サイト

新潟清酒の知識を深めてその良さを再発見、認識することにより、新潟清酒への興味、愛着をさらに育んでもらうための検定

合格するためには、新潟清酒の魅力や品質の秘密、酒蔵やそれぞれの銘柄の味わいなどを深く理解する必要があります。

難易度

3級に相当する「銅の達人」、2級に相当する「銀の達人」、1級に相当する「金の達人」があり、銅と銀はマークシート方式のテストですが、金は小論文の提出と実技試験(新潟清酒の唎酒)が実施されます。

銅は、製造方法や分類、品質管理や美味しい飲み方などの日本酒の基礎知識や新潟清酒の歴史や米、水、技などの様々なジャンルから出題されます。

銀は、銅に比べてより高度な新潟清酒についての問題が様々なジャンルから出題

金の小論文のテーマは、「あなたは海外からの観光客に対して「新潟清酒」の魅力をどのように正確に伝えますか?」など。
実技試験は、一度飲んだ新潟清酒が分からないように並び替えられ後、これをマッチングする
といったもの。

認定基準

20歳以上であれば、学歴、性別、国籍等の制限なく受けられる試験ですが、「銀の達人」は「銅の達人」認定者、「金の達人」は「銀の達人」認定者のみが受けられます。

それぞれ100点中、「銅の達人」が70点以上、「銀の達人」が80点以上で合格。「金の達人」は評価配分60点の小論文と、40点の実技試験(新潟清酒の唎酒)の総合評価で合否が決定します。

受験料

「銅の達人」「銀の達人」が3,240円、「金の達人」が5,400円。

唎酒師

出典:SSIホームページ

1991年に制定された、日本酒の販売・提供資格。飲食サービス業や酒類流通販売業など、業界関係者を中心に3万名以上が認定されています。
受験資格は成人であれば誰でも受験可能。

"消費者視点"をキーワードに、唎酒師の育成カリキュラムや認定試験を作成。そのため、消費者を満足させるために必須な酒類全般をはじめとする、飲食に関する基礎知識やサービスについても唎酒師においては問われる分野です。

難易度

唎酒師になるためには、飲料全般・食品基礎知識力、日本酒のテイスティング力、日本酒のサービス力、そして総合的な日本酒のセールスプロモーション提案力が必要です。

飲料全般・食品基礎知識力とは"日本酒及び飲料全般や食品に関する幅広い知識"、"酒税法や経営理論に関する知識"が問われる力です。基礎知識の総合力が問われます。

日本酒のテイスティング力とは"日本酒の香りと味わいを判断できる能力"や"日本酒の香味を分かりやすく説明できる能力"、"劣化した日本酒を識別できる能力"が問われる力。
日本酒のテイスティングを通じて、正しい香味評価ができる必要があります。

日本酒のサービス力とは"消費者をもてなす心"や"トレーニングする習慣"、"ニーズを洞察する能力"が問われる力。唎酒師のベースとなる心構えである、おもてなしの精神を身につける必要があります。

総合的な日本酒のセールスプロモーション提案力とは"季節に合った料理や酒器の提案力"や"消費者の好みに合う日本酒の提案力"が問われる力。前述した知識や能力を駆使した、総合的なプロモーションをできる必要があります。

認定基準

複数あるプログラムのうち、いずれかを修めることで認定されます。

大きく分けると3つあり、「通信プログラム(受験はなし)」は自宅で課題に取り組み、解答用紙を郵送するスタイル。
「2日間集中プログラム」は2日間で受講・受験を行うスタイル。
「受験プログラム」は合格を目指して学習し、会場で受験するスタイルです。

費用

費用は複数用意されている、プログラムやコースに応じて変わります

「通信プログラム」で77,400円、2日間集中コースで138,100円、「受験プログラム(在宅コース/1日通学コース)」で57,800円、「受験プログラム(夜間通学コース)」で62,800円かかります。

また、合格後は認定料25,000円、入会金19,000円、初年度年会費15,900円(非会員のみ)が必要。

国際唎酒師

出典:SSI INTERNATIONAL ホームページ

日本酒に関する専門知識を身につけるだけでなく、各国ごとの嗜好や市場実態、文化、風習などに合わせた、日本酒の楽しみ方を伝えられるスペシャリストに与えられる資格

2018年9月末までに2,400名ほどが認定されています。
認定者には国際唎酒師の証として「認定証書」「認定章」が付与される他、有料にて「合格認定名刺」を取得することも可能。

難易度

認定試験は日本語以外の外国語それぞれが言語別で実施されます。

試験で問われるのは前述した唎酒師としての能力に加え、諸外国における日本酒の市場実態の把握や、日本とは異なる文化、風習などを踏まえた国際的視点からの資質です。

どの言語で活躍できる唎酒師なのかどうかは、表記によって区分されます。
英語で受験した場合は「国際唎酒師(Ver.ENGLISH)」、中国語の場合は「国際唎酒師(Ver.CHINESE)」とわかれます。

認定基準

SSIインターナショルが定める「受験プログラム」か「通信プログラム」のいずれかを修めることで、国際唎酒師の認定を受けることができます。

費用

「受験プログラム」では、受験料25,000円の他、認定登録費用として5,000円。「通信プログラム」では、一般の場合50,000円かかります。

酒匠

出典:SSIホームページ

日本酒・焼酎テイスティングの専門家に与えられる資格。合格者には、専用額(希望者のみ)入りの認定証・認定バッジが付与されます。

さらにレベルの高いテイスティング能力を身につけられる「本格的に日本酒・焼酎のテイスティングを学ぶ総合講座」に参加し、選考会で一定の基準を満たすと、SSI研究室*専属テイスター(酒匠の上位の位置付け)が委嘱されます。

*専属テイスターとは、「酒匠」認定者を対象とし、高度なテイスティング能力、酒類全般の知識、もてなしの心、さらには日本酒の提供・販売環境の向上に対する熱意や相応しい能力があるかを選考会で計り、認定された者。

難易度

試験では、唎酒師・焼酎唎酒師レベルの日本酒・焼酎の基礎知識が筆記試験で問われる(日本酒学講師及び唎酒師、焼酎唎酒師、両取得者免除)他、高いテイスティング能力が必要

それにあたり、実施されるカリキュラムでは30種を超える香材を使用した嗅覚のトレーニングや、比較テイスティングのトレーニングが行われます

認定基準

高いテイスティング能力が求められ、講習会では使用するテイスティングサンプルは200を超えます。これらを集中的にテイスティングし、高度なテイスティング能力を習得。さらに前述した基礎知識があることが認定基準です。

受講・受験資格を得られるのはFBO認定会員のみ
また、受験時までに所定の職務経歴書、所定のレポート(条件を満たせば提出免除)を提出した方のみとなります。

費用

受講受験料が78,000円、ブラッシュアップコースが36,000円、認定登録料が2,5000円(専用額入りの認定証を希望すると35,000円)です。

日本酒学講師

出典:日本酒学講師HP

日本酒・焼酎の知識だけでなく、講師のスキルを求められる資格

取得すると、前述したSSI認定の消費者対象資格「日本酒ナビゲーター」「焼酎ナビゲーター」の認定セミナーを開催することができるようになります。

難易度

講師に必要な「インストラクションスキル」や「コミュニケーションスキル」、「プランニングスキル」、そして「スペシャリティスキル」として日本酒・焼酎の専門的な知識が求められます。

インストラクションスキル」は講師としての心構えと役割を把握して活かす実践的なスキル。
コミュニケーションスキル」は講師として必要な立居振舞から好感度を高める笑顔、発声などのスキル
プランニングスキル」はセミナーを企画する際に必要なポイントやオペレーション、効果的なセミナー資料の作り方などのスキル。
「スペシャリティスキル」はセミナーを開催する際に実際に役立つ、ターゲット別のツボを抑えたプログラムが学べます。

認定基準

3日間に及ぶ講習会に参加し、前述したスキルを修める必要があります。

ちなみに、同資格の国際版、国際日本酒講師というものもあります。

費用

受講受験料が108,000円と、認定登録料が25,000円(認定証を額装仕上にすると35,000円)です。

まとめ

有名な日本酒の検定や資格を紹介しました。

こういった検定や資格は、実は非常に多いんです。

気になった検定があったら、ぜひ受験してみてはいかがでしょうか?

お酒の情報サイト「NOMOOO(ノモー)」は「今日の飲みたいを見つける」をコンセプトに、お酒に関する情報を更新しています。

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この記事を書いた人 Writer

ワキヤ

ワキヤ

日本酒を愛する元バンドマン。趣味は昼から飲むはしご酒。よく千住で一人酒してます。

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