クラウドファンディングにYouTube!?日本酒業界に新たな風を
▲飲み比べイベントでの石井氏。日本酒ファンとの交流も積極的に行なっています
-「二才の醸し」ではクラウドファンディングで支援を募っていましたよね!今となっては日本酒業界でもスタンダードになってきましたが、当時としては最先端だったと思います。クラウドファンディングを使ったのは、やはり資金調達の面が大きかったんですか?
石井さん:資金調達の側面ももちろんありますが、PR力が非常に高いというのが一番の理由ですね。主なターゲットが20代だった「二才の醸し」で最も効率的なプロモーションを考えたときに、Webを使った拡散方法がいいだろうと考えたんですね。クラウドファンディングはSNSとの相性もいいですし、同世代に向けてPRしやすいですし、そこで支援が広がれば若者に日本酒が広まるなと考えたんです!
-若者に向けてのアプローチといえば…石井さんはYouTuberとしても活動しているんですよね!!
石井さん:「並行複発酵」というユニットでYouTuberデビューしました(笑)やっぱり若い者に向けて発信しやすいツールなので、新しいアプローチとして試しに初めてみた形ですね。
-反応のほどはいかがですか?(笑)
石井さん:今は圧倒的に業界内の視聴率がとても高いんですよね!今の所やってる蔵元がいないので、同じ業界として気にかけてくれている方が多いんだと思います(笑)
今後は日本酒を全く飲んだことのない、初心者に向けてもっとコンテンツを需実させていきたいですね!先の展開は色々考えているので、楽しみにしていていください!!
-今日はお時間いただき、ありがとうございました!最後に今後の「石井酒造」の展望をお聞かせください!
▲主力ブランド「豊明」をもっと広めていきたいと語る石井氏
石井さん:「日本酒ブーム」と言われるなど、メディアで話題にはなっているものの、実際のところはまだまだ厳しい状況です。クラウドファンディングやYouTubeなどこれまでのある種奇抜な活動は「石井酒造」という名前は浸透させるための施策でした。今後は主力商品である「豊明」というブランドをもっと定着させていくために、活動していきたいです。
また、海外展開ももちろん大切ですが、若い世代に向けてのアプローチもまだまだ足りていない業界だと思います。若者が日本酒に対してポジティブな印象を持ってもらえるように、引き続きYouTubeなどでも発信していきたいですね!
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