TOP / お酒を選ぶ / 日本酒 / 「酒造りではなく“文化造り”」新進気鋭の日本酒醸造家・WAKAZEの今井さんが語る日本酒の未来

創業期からの夢だった自家醸造を開始!三軒茶屋に醸造所併設のバーをOPEN

△落ち着いた雰囲気の店内。日本酒専門店とは思えない、バルのような風貌です

-「ORBIA」や「FONIA」などWAKAZEの個性的な取り組みは、日本酒ファンの中で広く認知されていましたよね!委託醸造が軌道に乗り始めたタイミングで自家醸造に舵をきったわけですが、そこには何か大きな意図があったんですか?

今井さん:日本酒を文化として広めていく上で、新しいプレーヤー(造り手)が生まれることは必須条件だと思っていたんです。その中で、自分たちが先頭に立って自家醸造を始めるのはある種必然的なことではないかなと感じています。やっとスタートラインに立てた感覚ですかね!

また、商品開発の面からしても大きなメリットがあります。委託醸造を頼む上で、蔵元さんに大きなリスクを背負わせることはできませんが、自分たちの醸造過程でリスクを背負うことはいくらでもできますので、今まで以上に新しいことに挑戦しやすくなりました。いわばラボ(研究所)のような形の施設ですね!

-初回醸造で作るWAKAZEの「どぶろく」はどんな部分にこだわっているんですか?

△初回醸造酒の「どぶろく」

今井さん:「WAKAZEの“これまで”と“これから”の想いを詰め込んだお酒にしよう」ということで、素材には大きなこだわりをもっています。お米は、今も本社を置き、WAKAZEを支えてくださっている山形の食用米を、そして仕込水には三軒茶屋近隣の井戸から汲んできたお水を使っています。

 

-「どぶろく」ってあまり馴染みのないお酒なんですが、どういった特徴があるんですか?

「どぶろく」は“搾り”を加えていないので、日本酒にはない“ドロッ”とした「テクスチャー(食感)」が最大の特徴です。そのため、お米の洗い方・蒸し方など1つ1つの要素を日本酒以上にシビアに吟味する必要があるんです。

日本酒が好きな人からは素朴で簡単なイメージがあるのとは思うのですが、技術者として意図を持って造る上では非常に難しいお酒なんですよ。

-WAKAZEならではの「どぶろく」の楽しみ方を教えてください!

△「どぶビー」はお店一押しのどぶろくカクテル

「Whim Sake & Tapas」ではどぶろくをホワイト系のビールで割った「どぶビー」という飲み方を提案しています!意外な組み合わせに感じるかもしれませんが、すごく美味しいんですよ!!

アルコール度数も強くなく、スイスイと飲めちゃいます。皆さんにたくさん飲んでいただきたいですね。

地域のお酒として“文化”を造っていきたい!

-お時間いただき、ありがとうございました!最後に、WAKAZEの将来の展望を教えてください!

将来的には、フランスでお酒を造りたいと考えています。そのためにも、まずは三軒茶屋での活動を1つ1つ成功させていきたいですね。

三軒茶屋での目標は、“地域のお酒になる”ということ。お酒を造るだけではなく、文化を造るという意識で取り組んでいく必要があると考えています。日本でできないものを、言葉も通じない異国の地で実現しようというのは不可能ですよね。まずは、しっかりと三軒茶屋でWAKAZEが欠かせない文化になるように取り組んでいこうと思います。

店舗概要

「Whim SAKE &TAPAS」

営業時間 18時〜23時
定休日 ​水曜
住所 ​東京都世田谷区太子堂1-15-12-1F
電話(予約専用) 03-6336-1361
Facebookページ https://www.facebook.com/WhimSakeandTapas/

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